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私の地元（愛媛）では「さつま」とよぶ料理があります。
作り方も宮崎の冷や汁にとてもよく似ています。
愛媛でも主に南の方でしか食べないみたいで、鹿児島と
その名前は関係ないらしいです。

材料
魚（アジ、鯛、カレイ、鯖など。塩焼きにしておいしい
魚なら何でも。ただし切り身は×。お頭付き）
味噌（できれば甘めの麦味噌があるとベスト）
きゅうり
こんにゃく
ご飯（できれば麦を2割ほどまぜて炊くと「さつま」にあ
う）


作り方
魚は塩焼きに。すでに塩焼きになっている魚を買って
くると楽。４人分で、中～大のアジ１匹あれば十分。
身と骨をわけて、魚の骨と頭でだしをとる。
トッピング用に身を少々わけておく。

きゅうりは薄切りに。こんにゃくは細かく切って湯に
くぐらせて臭みをとる

すり鉢にほぐした魚の身と味噌（味噌汁の分量よりほんの
ちょっと濃いめになるくらいの分量が目安）をいれ、
なめらかになるまでする。
すり鉢の内側に貼り付けるように、うすくのばす。

コンロにすり鉢をかぶせ、表面の味噌がわずかに焦げ、
香りが立つ程度にあぶる（焦がしすぎないように注意！）

骨でとっただし汁を少しずつ加えながら伸ばし、冷ます。

こんにゃくときゅうりをくわえ、ご飯にかける。
トッピング用の魚の身をのせていただく。
好みで青じそなどをのせても。


冷や汁は魚と味噌をすりあわせるときにごまも加える
らしいですが、「さつま」は魚と味噌だけ。
また「さつま」は冷やしても、熱いままでもどちらでも
かまいません。冬は暖かくして食べます。

すり鉢が小さすぎてコンロであぶることができない、
というときはアルミホイルなどにのばして、オーブン
トースターであぶってもOK。

実家では結婚式など祝い事の折に入っている鯛のお頭付き
を、どうせレンジで暖めてもおいしくないので、さつまに
しておいしくいただいてました。
この「さつま」をつくるためだけに、一人暮らしのうちに
はすり鉢があるようなものです。そして夜な夜なすり鉢
をする私…。