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家族の苦しみや不満や疲れが全員に伝播して、この家はどうしようもなくなっているように思う。

祖母の魘される声、または昼間の嫌味、濃くなる居間の煙草の臭い、母のため息、怒鳴り声。

少なからずわたしたち子供にも理不尽なとばっちりが来ている。勘弁してほしい。

私自身の問題で言えば、そんなわけでだいぶ切羽詰まってるわけだが、課題もあり、学校行事も部活もあり、そんな中で痩身を目指さなくてはいけない。

もともとなんで太っているかというと、お菓子や体に悪そうなものを自分の身を顧みずに口に突っ込むことで、家庭に対するやるせない思いや、勉強に対する多大なストレスをごまかしてきたからだ。

女子はだいたいそうだと思うが、ダイエット中は病む。
ただでさえ病んでいるのにだ。
ここに生理なんて重なった日には、本当に死ぬんじゃなかろうか？

毎日生きていることが我慢だ。
夜になると首吊りの紐を結んでしまう。
お菓子をやめれば、課題が手につかない。
しかし、痩せないとこれからも一目ばかり気になって、一年中曇天みたいな気分がつきまとうだろう。

どうしようもない。
死にたいとばかり思ってる。