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いま、思い出しても涙が出ます。
先日、帰り道で猫の交通事故に遭遇しました。

もうすぐ23時という頃でした。
車が私のすぐ横を通ったと思った瞬間にパキッという（ペットボト
ルを潰したような）音がしました。
驚いてそちらを見たら車はそのまま過ぎ去り、その場には黒い物体
がバタバタともがいていました。
「事故？カラス？？」と、状況が飲み込めないまま呆然と見守って
いたら、その物体が歩いているとも跳ねているとも思える動きで道
を渡りきり、そこで倒れました。
「猫だ！猫が轢かれたんだ！！」とやっと状況が飲み込めましたが
「どうしよう・・どうしよう・・」と立ちすくんでしましました。
「あ・・病院・・」と思ったので、地元だったこともあり病院を目
指して走りました。
（我が家でも猫を飼っているので病院の場所はよく知っているので
すが）動揺していたので病院を目指しながら「ここ？あ、違う。何
処？？・・この先？」涙がとまらず、かなりその時の自分は異様だ
ったと思います。
なんとか病院に着いても20：00までだったので無人でした。
無人だったことに更に動転してしまい泣きじゃくりながら婚約者に
電話をしたら『落ち着きなさい。まず、猫の様子を確認しなさ
い。』と言われたので、猫のところへ戻りました。
息絶えていました。血もたくさん出ていました。「死んじゃった」
と言って更に泣く私に『お巡りさんに電話しなさい。保健所でちゃ
んと火葬してくれるから』と言うので「出来ない・・わかんな
い・・どうしよう・・」と対応できずにそのままそこに座り込んで
しまいました。
しばらくそのまま「どうして飛び出したの？」と猫に訊いたり、泣
いたりしていましたが彼が駆けつけ猫を確認し、警察に電話を入
れ、事情説明し、引き取ってもらいました。
自分が何も出来なかったことが悔やまれてなりません。
でもあのコ（猫）が苦しむ時間が短かったのだけが救いでした。

車と動物の交通事故は世の中数え切れないほど起こっているんだと
思います。。
ドライバーを責める気はありません。。
飛び出してきた猫を避けて、別の事故を起こす可能性だってあるの
ですから。。
でも、轢いてしまったあと「仕方なかった」とそのまま去れる・・
という神経がどうしても判りません。
わたしは目の前で起こった事故だったのでパニックになりながらも
（何も出来なかったけど）何か出来ないかと考えたつもりです。で
もドライバーは事故の感触だってあったと思うのにそのまま去りま
した。
今回の事故では猫は助からなかったけど・・もしかしたら助かる命
だったかもしれないんです。病院に連れて行けば。。
そのまま放置したために死んでしまったという事故だってあったは
ずです。
なんだかとても悲しくなりました。
「たかが猫」でも命は命なんです。

長くなりましたが・・口にだして声で話しをするのは辛すぎるの
で、私の体験から思ったことを書かせていただきました。すみませ
ん