オズモール　女性・OLのための情報サイト

先日、山手線で遭遇した実話です。
平日の昼間だったため、車内は空いてました。
座席はほぼ埋まっていて、ドアの横にちらほらと人が
立っている程度の混み具合で、私は座っていました。
しばらくすると、私の正面に座っている60代半ばらしき女性の
呼吸が苦しそうになり、その後胸を押さえて座席からずり落ち、
床にしゃがみこんでしまいました。
「どうしよう?!心臓発作か何か?!」と思っていたら、その女性が
ドアをはさんで反対側に向かってこう言いました。
「すみません、私、ペースメーカーつけているので、
携帯やめてもらえませんか」
その時、周囲で携帯を出していたのはドアの反対側に座っていた
２人だけでした（メールかネットをしていて、通話ではない）。
私も含め、何人かあわてて携帯を取りだし、電源を切ったのです
が、
その女性の両隣はその様子がなかったので、元々持っていないか、
電源を切っていたと思われます。

とにかくびっくりすると同時に怖い出来事でした。
携帯を持った当初は電車に乗ったら必ず電源を切っていたのです
が、
メールするようになると通話しなければいいか、とか
ペースメーカーへの影響があるのは40cm以内らしから大丈夫とか
思って、マナーモードにしたまま電車に乗っていました。
メールもしていました。
でも違うんですね。その女性は端から２番目に座っていたし、
ドアを挟んでいたので、携帯電話から2m位は離れていました。
それでも影響がでるんです。本当に苦しそうだった。

その後ターミナル駅で大勢人が乗ってくると、周囲の人が
「ペースメーカーの人がいるから、携帯切って」と声をかけ、
しばらくするとその女性も具合が良くなったようで、普通に
座席に座り直し、周囲にお礼を言ったり、自分から乗り込んできた
「ペースメーカーなので、携帯切ってください」と声かけてまし
た。

すごい長文になってしまいましたが、これで皆さんが
携帯のマナーについてもう一度考えてもらえたら、と思います。