お花と緑に癒される、鎌倉のお寺&神社5選|あじさい寺や秋の花が美しいお寺も

更新日:2022/06/10

鎌倉エリアには、一度は訪れたいお寺&神社がたくさん。なかでも、お花と緑が豊かなスポットに注目して、5箇所をピックアップ。境内や山門に約2500株のアジサイが植えられたあじさい寺や、静かな住宅街にある秋の花が美しいお寺ほか、気になる癒されスポットずらり。長い歴史と自然が作り出す穏やかな空間に、心も体も癒されて。

明月院(メイゲツイン)

画像提供/原田寛
山門は6月中旬より両側がアジサイの花で満開に

一度は歩きたい、アジサイが埋めつくす山門

前身となるお寺が12世紀に創建された明月院は「あじさい寺」という名でも知られている寺院。境内や山門には約2500株のアジサイが植えられ、シーズンには爽やかに咲き誇る。

秋には紅葉が色づく本堂後庭園。その庭園は丸い「悟りの窓」ごしに見通せる

また、ハナショウブや紅葉の時期だけ公開される、鎌倉の谷戸の地形を活かした奥庭園は午前中は陽光が降り注ぐ 心落ち着く場所。その庭園の景色を丸い窓からのぞくことができる「悟りの窓」など、ハッとする風景を連続で目にすることができる。

上/水辺に映る緑もまた美しい 下/境内ではかわいいうさぎも飼育中

また、明月院を訪れるときに知っておきたいのが、このお寺が「うさぎ寺」でもあるということ。かわいく元気なうさぎたちに出会える「うさぎ共和国」はもちろんのこと、境内の至る所にうさぎの像がたくさん。花だけでなく、うさぎにも心を和ませてもらえる。

【DATA】明月院

住所/神奈川県鎌倉市山ノ内189
営業時間/9:00~16:00 6月8:30~17:00(最終受付16:30)
定休日/なし
拝観料/500円 ※本堂後庭園500円(時期限定)
アクセス/北鎌倉駅より徒歩10分

光則寺(コウソクジ)

光則寺(コウソクジ)

豊かな自然と歴史が作り出した穏やかな空間

日蓮の弟子、日朗が鎌倉時代に開いた寺。花寺として知られており、4月上旬に花を咲かせる樹齢約200年のカイドウ は鎌倉市の指定天然記念物。夏には200種類500株に及ぶヤマアジサイのほか、ハスやハナショウブなどが境内を彩る。秋は紅葉で色づき、冬は梅が咲き、いつ訪れても自然と花を楽しむことができる。

【DATA】光則寺

住所/神奈川県鎌倉市長谷3-9-7
営業時間/8:00~17:00
定休日/なし
アクセス/長谷駅より徒歩5分

浄光明寺(ジョウコウミョウジ)

浄光明寺(ジョウコウミョウジ)

静かな住宅街にある、秋の花が美しいお寺

室町幕府を開く前の足利尊氏が蟄居していたことでも知られている寺院。秋にはハギやヒガンバナが咲き、境内の木々と鮮やかな花が見事なコントラストを見せている。本尊の阿弥陀三尊像は国の重要文化財に指定されており、拝観日であれば参拝することもできる。数は少なめなもののアジサイの花も美しい。

【DATA】浄光明寺

住所/神奈川県鎌倉市扇ガ谷2-12-1
営業時間/10:00~12:00 13:00~16:00
定休日/月~ 水曜、金曜、雨天と8月、年末年始
拝観料/200円(阿弥陀三尊像)
アクセス/鎌倉駅より徒歩13分

極楽寺(ゴクラクジ)

画像提供/原田寛

地名や駅名にもなった、鎌倉時代からの古刹

鎌倉で唯一の真言律宗の寺院。社会的弱者の救済を行ったことで知られる忍性が開山し、新田義貞が鎌倉に攻め込むまでは、周囲に広大な敷地を持っていた大寺院だった。山門前は、夏はアジサイやフヨウが咲き誇る。境内にはサルスベリの大木があり、こちらも鮮やかな花を夏につける。

【DATA】極楽寺

住所/神奈川県鎌倉市極楽寺3-6-7
営業時間/9:00~16:30 ※宝物館は10:00~16:00
定休日/なし ※宝物館は4/25~5/25、10/25~11/25の火・木・土・日曜のみ開館(雨天休館)
拝観料/拝観料なし※ 宝物館300円
アクセス/極楽寺駅より徒歩2分

御霊神社(ゴリョウジンジャ)

御霊神社(ゴリョウジンジャ)
画像提供/原田寛

参道を江ノ電が横切る、名誉宮司のいる神社

源頼朝が鎌倉入りする前からあった古い神社。毎年9月18日の例祭では不思議な面を付けた人々が練り歩く「面掛行列」と呼ばれる行事が行われる。境内は夏はアジサイ、秋はイチョウの色づきが美しい。境内は撮影禁止となっている。授与所にいる猫の名誉宮司ウッシー(11歳) は、午前中は元気なことが多い。

【DATA】御霊神社

住所/神奈川県鎌倉市坂ノ下4-9
営業時間/9:00~17:00 ※授与所は9:00~16:00
定休日/なし
アクセス/長谷駅より徒歩5分

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※オズマガジン2022年7月号「鎌倉の楽しみ方」の記事を一部転載 
※掲載店舗などの情報は、取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HPにてご確認ください

オズマガジン2022年7月号は「鎌倉の楽しみ方」特集

 オズマガジン2022年7月号は「鎌倉の楽しみ方」特集

毎年さまざまなエリアをご案内していますが、今年はそもそもの魅力である豊かな自然、古都としての歴史、ほっと落ち着く古民家、おおらかな海・・・そしてそれらが引きよせるのどかなムードをじっくりとご紹介。町の観光開発は進みましたが、本来のよさもまだまだ健在。(どころか進化中!)今の気分に合う鎌倉さんぽをお届けします。

WRITING/MOYO URASHIMA

※記事は2022年6月10日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります