編集部の「いい1日」リポート

夏の日帰りお出かけin秩父

更新日:2018/07/27

この連載では、編集部員が見つけた「いい1日」のヒントをご紹介していきます。特集のためのリサーチから、個人的な趣味の散歩、その他もろもろ、よりみちで出会ったことや感じたことをつづります。今日の担当は編集部員クリヤマ。晴れた暑い夏の日のお出かけについてつづりました。

こんにちは、オズマガジン編集部のクリヤマです。
夏本番な日々が続いていますが、みなさま体調はいかがでしょうか。私は夏バテにはならず元気に過ごしていますが、おかげですっかり日に焼けて、真っ黒です。

今日は夏のお出かけのヒントになればと、先日編集長の井上や会社の仲間と訪れた秩父のよりみちのことをお届けします。

このいい1日リポートではもっぱら、朝のよりみち担当の私ですが、たまには番外編。暑い夏こそ涼しげな河原や絶品かき氷でひんやりしたり、ご当地ビールとカレーでごきげんになったり、お出かけしてみませんか。

秩父を旅先に選んだのは、私たちオズマガジンと西武鉄道さんで秩父のよりみち情報をまとめた冊子を作ったのがきっかけ。現在西武鉄道の駅にて、無料配布中です。ぜひお手に取ってみてください

晴れた休日の朝、電車に乗ってどこまでも

私たちが秩父に出かけたのは、晴れた日曜の朝。住む場所もバラバラのメンバーだったので、集合はお昼くらいに現地とアバウトな約束でスタートしました。

いちばん乗りのわたしが11時すぎ、そこからみんなゆるゆると集合しました。予約がいらない気軽さが日帰り旅のいいところ。朝からフルスロットル派も、焦らずのんびり派も自由スタイルが楽ちんです。

私はまずは朝ごはんとおやつを片手に電車に。BOX席に座り外の風景を眺めつつ、だんだんと緑が増えていく窓からの景色に夏休みのお出かけ気分があがります。

こちらが「CARNET」のカレー。スパイスが利いていて夏でもぺろりといただけてしまう魔法の味

秩父についたらまずは腹ごしらえ

秩父は駅から徒歩で楽しめる範囲に、昔ながらの蔵造りの建物や古民家をリノベーションしたカフェやショップがたくさん。埼玉出身の私ですが、学生時代に訪れた頃とはだいぶ姿が変わっていました。

この日私たちが訪れたのはカレーがおいしいと評判で以前より気になっていた「CARNET」。イラストレーターのますこえりさんがお店のイラストを描いていて、おいしいと教えてくれたのが出会いでした。

念願叶っていただいたカレーはたしかにおいしく、あっという間にペロリ。辛くないけれどスパイスが利いていて、体が元気になっていく味がしました。

そして「CARNET」のさらに魅力的なところは、食後のコーヒーも本気でおいしいところ。カレーの食べ終わるのを見計らってハンドドリップで丁寧に淹れてくれるのです。

秩父の地ビールは白くまのラベルがかわいいこちら。種類もたくさんあって、季節限定のブルーベリーなどフルーツを使ったフルーティなものから、ガツンとしたIPAまで揃っています(写真は秩父表参道Lab.ではないですが、同じ秩父麦酒のもの)

カレー後はカフェでのんびり、と見せかけて・・・

おなかが満たされた後は、カフェへ・・・と見せかけて、この日はビール好きメンバーが揃っていたので「秩父表参道Lab.」へ。秩父のクラフトビール「秩父麦酒」のドラフトをいただけるこちらで、種類違いのビールをみんなで勝手に評論会。

近年ご当地もののビールが増え、旅の楽しみになりつつあります。旅先で飲むのももちろんおいしいうえ、持って帰って余韻にひたるのも素敵! この日は白くまのラベルがかわいい秩父麦酒をばっちりお持ち帰りしました。

みんな涼をとりに川岸に集まっていました。カヤックやラフティングも楽しそうで、次はアクティブに遊びに来ようと心に決めました

駆け足ながら川もかき氷もしっかり満喫!

この時点ですでに15時くらいでしたが、どうしても川に行って夏らしいことをしたい私たちは電車に乗って長瀞へ。ローカル線の秩父鉄道で20分ほどで着く大自然。着くなり真っ先に河原へと向かいました。

足を浸したり、ベタですが石で水きりをして遊んだ後は、駅までの道すがらかき氷! 滞在時間は1時間弱とあっという間でしたが、夏を満喫できて楽しい時間でした。

乗車したのは夕方で、まだぎりぎり陽が出ていました。冷えたシャンパンで乾杯した後は、ごちそうのオンパレード※写真は7月頭のメニューで現在提供中の物とは異なります

旅のメインイベントは素敵なディナータイム

と、ここまででも充実の秩父旅ですが、私たちのメインイベントは実は帰り道にありました。現在発売中のオズマガジン湘南特集のインタビューページ「おしごとストーリー」で取材した、西武鉄道の「西武 旅するレストラン 52席の至福」のディナーコースをいただくことです!

西武秩父駅と西武新宿(または池袋)駅をつなぐこちらの列車。3時間弱の旅の間、気鋭のシェフがプロデュースした季節のコース料理を車内でいただけるのです。

乾杯シャンパンに続き、前菜、お魚、お肉と見目麗しいお料理達が登場。季節感あふれる鮮やかな色彩と香り、器のプレゼンテーションにうっとりしながらいただきました。

車内は隈研吾デザインで木の温もりあふれる空間。だんだんと暗くなり、ムーディーな雰囲気に

特別な日にぴったりの非日常なディナー

わたしたちの周囲のテーブルでは、結婚記念日をお祝いするご夫婦やお誕生日会と思われるグループ、みなさま笑顔で過ごされているのが印象的でした。

旅も中盤に差し掛かった頃、バイオリンの生演奏が始まったことにも驚き。旅するレストランの名にふさわしい、忘れられないごほうびの夜になりました。

この日は駆け足で食べられなかった「阿左美冷蔵」のかき氷。次は必ずや・・・! 西武鉄道の駅にはこの大きなかき氷が目印のポスターが掲出されているので、ぜひご覧ください

暑くてもやっぱりよりみちが好き!

暑い1日でしたが、「あと100m先にスムージーが!」とか、「あの角を曲がればキンキンに冷えたビール・・・!」なんて、よりみちの楽しみが私たちの体を突き動かしていたように思います。

もちろんこの異常ともいえるほどの酷暑ですので、水分補給や室内での休憩をしながら体調第一が前提ですが、暑いからこそ食べ物やビールのおいしさが沁みたり、日陰の心地よさや水辺の涼やかさに嬉しくなったりもするなあと、幸せな疲労感に包まれながら思いました。(1日の終わりが優雅すぎてうっとりしていたのもあるかもしれませんが、いいのです)。

8月に入ればいよいよ夏休み、という方も多いのでは? お出かけのご予定がある方も、お仕事をがんばる方も、それぞれの楽しみやごほうびを見つけて機嫌よく過ごしていきたいですね。

秩父にご興味を持っていただけた方はぜひ、私たちオズマガジンと西武鉄道さんとで作った秩父のよりみち情報がたっぷりの冊子もご覧ください。

それでは今日はこのあたりで。みなさまどうぞ明日も、いい1日をお過ごしください。

雑誌OZmagazineは、日々の小さなよりみち推奨中。今日を少し楽しくする、よりみちのきっかけを配信していきます。

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※記事は2018年7月27日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります