編集部の「いい1日」リポート

アートなお出かけ~脅威の叫び編~

更新日:2018/12/14

この連載では、編集部員が見つけた「いい1日」のヒントをご紹介していきます。アート好きの編集スドウは、上野の東京都美術館で開催中の「ムンク展―共鳴する魂の叫び」に行ってきました。

世界的名画に会いに一念発起

休日はついついお昼頃までベッドでゴロゴロしてしまう、休日スロースターターである私。先日も、やっとこさベッドから抜け出し家事がひと段落するころには日が傾きかけていました。

このまま家で過ごすのはもったいない!と一念発起し向かったのが、今話題の「ムンク展―共鳴する魂の叫び」。

そう、現在、誰もが知っているあの名画「叫び」が上野に来日しているのです!

東京都美術館に到着したのは16時前。日曜の夕方は比較的空いていることが多いのですが、さすがにあの名画が来日しているということで、入場に10分待ちの大盛況ぶり。

とはいえ10分程度ならなんのその。

いざ、めくるめくムンクワールドへ出発です。

ムンク19歳のときの自画像。意思の強そうな男前っぷりに驚き! 初期作品には、ムンクの確かな画力を見ることができます。

ムンクのイメージを裏切る展覧会

ムンクといえば、精神病を患い、「叫び」のような不安をかき立てる画風が持ち味・・・というイメージを持つ人も少なくないはず。

ですが、ムンクの初期から晩年までの画業をたどるこの展覧会を見て感じたのは、「ムンクって意外とリア充?」でした。

まず、ムンクが初期に取り組んだ自画像を見ると、なんと、端正なイケメン!

そんな自分を憎からず思っていたのか、ムンクは多くの「自撮り写真」も残していました(主目的は、自画像を描くための資料だったようですが)。

今どきの若い女の子のごとく、カメラの前でさまざまなポーズを取るムンクを見ていると、なんだかちょっぴり親近感が湧いてきます。

さらに、実はムンクは恋多き男性。人妻への初恋にはじまり、ワケあり女性と次々恋愛関係になっていきます。

陰気なムンクを想像していたため、悲恋にもめげず女性を愛する情熱的な一面には驚きました。

その情熱的な一面は、ムンクの画業にも発揮されていて、「愛」や「嫉妬」をテーマにした作品も多く展示されていました。

ひとつに溶け合うように表現された「接吻」シリーズは、愛の喜びや親密さが伝わってくるとてもロマンチックな作品。

月夜に照らされた浜辺で愛を交わす《月明かり、浜辺の接吻》は、眺めていると穏やかな波の音が聞こえてくるようで、思わずうっとりしてしまいました。

キスをする男性と女性の顔が、まるでひとつに溶け合ったよう。「月明かり、浜辺の接吻」は、シチュエーションも素敵。
ついに世界的名画と対面! 人物の顔を観察すると、ところどころに緑色が混ざっていて、その顔色の悪さがよりいっそう不安な気持ちをかき立てます

自分だけの「鑑賞ポイント」を見つけてみる

展覧会鑑賞を楽しむポイントとして、私がいつも実践しているのが、自分だけの「鑑賞ポイント」を設定して絵を眺めるということ。

例えば、美女の絵画が多い展覧会では画家の好みの女性のタイプを推理してみたり、少し歪んで見える絵画はどの角度から見るとピッタリハマるか探ってみたり・・・。

(絵画は飾る場所が決められていることが多いので、高い場所に置かれていた絵は少し下から眺めると綺麗に見えたり、「見る場所」が大切なことが少なくありません)

今回私が注目したのは、「ムンクは緑色がお好き説」。

人物の輪郭線や陰影表現に緑色が使われていたりと、ムンク作品には緑色が多いように感じ、そのあとはずっと作品の中に緑を探して鑑賞していました。

名画「叫び」も黄緑色の顔をしていたり、橋の欄干にもほんの少し緑が入っていたりと、ただ普通に鑑賞するよりも気づくことが多く、探偵になった気分でワクワクしながら鑑賞することができました。

専門家からすれば当たり前だったり、的外れなことも、自分の中で妄想するには自由!

作品の前に立ち、ぼーっと鑑賞することも好きですが、「私なりの鑑賞ポイント」があると、アート鑑賞がさらに楽しくなると感じます。

ぜひ皆さんも展覧会を訪れた際は「鑑賞ポイント」を探してみてください。

(写真上)今回購入したムンク展グッズ。図録2400円とクリアファイル600円、ムーチョの叫び800円。ムーチョの叫びは写真の小袋が6つ入っているのでおみやげにもピッタリ。ショップバッグもおしゃれ~! (写真下)アトレ上野内のアンデルセンで購入したムンクの叫びデニッシュ281円。上野ということでパンダモチーフのパンも充実していました。

グッズも気合い入ってます!

今回のムンク展では、グッズコーナーも見逃せません!

図録やクリアファイルなどの定番商品をはじめ、ムンク展ではコラボ商品が充実。

ムンクと「叫び」のゆるいイラストが描かれたエコバッグやTシャツといったBEAMSコラボ商品、コラボカラムーチョ、ポケモンコラボ商品など、ここでしか買えないアイテムがたくさん!

ほかにも「叫び」のスノードームやビニール人形など、雑貨好きの心をくすぐるアイテムが揃い、お買い物心に火がついてしまいました。

悩みに悩んだ結果、カラムーチョ好きとして外せなかった「ムーチョの叫び」と図録、ファイルをお買い上げ。

どの商品も数量限定で、じわりじわりと完売商品も出ているそうなので、お目当てがある方はぜひお早めに!

最後に、こちらもムンク展とのコラボで盛り上がるアトレ上野内の「アンデルセン」にて「ムンクの叫びデニッシュ」をゲットし、大満足で電車に乗り込みました。

日曜日の15時からでも、思い切って出かけてみればこんなに楽しい時間が待っていました。

これからの季節、寒さも厳しくなりついつい外へ出かけるのが億劫になってしまいがちですが、ぜひ皆さんも寒さに負けずお出かけを楽しんでみてほしいです。

今日もここまで読んでいただきありがとうございます。

それでは、いい1日を。

イベント名
ムンク展 ー共鳴する魂の叫び
開催場所
東京都美術館
開催日程
2018年10月27日~ 2019年1月20日
問い合わせ
03-5777-8600(ハローダイヤル)
ホームページ
ムンク展 ー共鳴する魂の叫び

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※記事は2018年12月14日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります