この連載では、編集部員が見つけた「いい1日」のヒントをご紹介していきます。
今日は文具&雑貨好き編集部員クマダが、鎌倉へ行くとつい立ち寄ってしまう、文具・雑貨店についてお伝えします。
木工作家「工房アルプ」さんの作品「木人(こびと)」を店内で発見。それぞれの表情にキュン
鎌倉に来たら、立ち寄る文具店「コトリ」
こんにちは。このところ、毎週末文具や雑貨系イベントを訪れているクマダです。(この時期はイベントが多いですね)
文具や雑貨系のイベントには、各所のお店やメーカーが一同に集まるので、その会場へ行くだけで一気にたくさんのスポットを巡った気分になります。
兵庫・丹後にある紙の会社の商品など、東京にいると見つけづらいアイテムに出会えたり、発見もたくさん。そして逆に、イベントで大好きなお店のブースを見つけたら、すごく嬉しい気分にもなります。
昨年末、日本最大級の文具の祭典「文具女子博」で出会えて嬉しかったのは、鎌倉の文具店「コトリ」でした。
鎌倉へ行くたびに立ち寄ってしまう「コトリ」は、鎌倉駅から材木座方面へ行く途中にある文具店。このお店には、オズマガジン編集部が製作した「鎌倉・湘南 よりみちノート」も置いていただいています。
>よりみちノートについてはこちら
先日、7月12日発売の「湘南特集」の取材で、よりみちノートについてお話を伺いに「コトリ」へ行ってきました。(来月発売の湘南特集、ぜひご注目ください!)
店主の"好き"が詰まった空間
どことなく懐かしさが漂う駄菓子屋さんのような「コトリ」は、お客さんが次から次へとやってくる人気店。
店主の中村さんはアナログなものが大好きだそうで、店内にある商品のセレクトにその熱量が伝わります。
文具メーカーのペンなどの新商品から、海外のアンティークの紙モノ、木で作られた置物まで、ジャンルレスに細々としたかわいいものが並んだお店の中。
京都の「subikiawa食器店」やますこえりさんのメモパッドなど、私が大好きなアイテムたちもたくさんあり、行くたびにテンションがあがります。
特にわくわくするのが、手紙アイテムの集まる棚。
万年筆などのペンはもちろん、作家もののレターセットや鎌倉のおみやげにもなりそうな大仏柄のポストカード、「コトリ」オリジナルのフレーム切手にハガキ・・・。
棚を端から眺めていると、手紙好きな中村さんの"好き"が伝播して、いつも誰かに手紙を書きたくなってきます。
遊び心満載のアイテムに、楽しい買い物時間
訪れた日は手紙の棚に新作のオリジナルフレーム切手があったので、ついシートで購入してしまいました。(小人たちの柄がすてき)
余談ですが、"フレーム切手"は、オリジナル切手を簡単に作ることができる日本郵便のサービス。自分で描いた絵や写真をWEB上から送ると、実際に使える切手となって手元に届きます。お手紙好きの方は、ぜひ作ってみてください。
そんなフレーム切手をはじめ、「コトリ」にはたくさんオリジナル商品があるのですが(レトロな包装紙や、薬袋を模した紙袋など魅力的な商品がいっぱい!)、私のお気に入りは切手とアメ。
金太郎アメのような鳥柄のアメは、見ているだけでほっこり。なんといっても、文具店なのにアメを作ってしまうという遊び心が素敵!
レジにはガチャガチャも置いてあり、1回300円でマッチやキーホルダーなどの景品が当たります。またその景品のかわいさったら・・・。
店主の中村さんも、すごく気さくで話しやすいお人柄。しゃべっていると、本当に店内の各アイテムや、取り扱っている作家さんの作品が好きなのだなあと伝わってきます。
並んでいるアイテムや、ガチャガチャのような仕掛けに感じる遊び心、中村さんのお人柄。「コトリ」での買い物が楽しいのは、そういった要素が合わさるからこそ。
鎌倉へ行くたびにここへわざわざ訪れたくなるのは、そんな楽しさが約束されているからなのだと思います。
北鎌倉に用事があるときも、御成通りを歩いた日も。たとえ反対方向だったとしても、わざわざ立ち寄りに行ってしまう「コトリ」。そこには、ちょっと足を延ばしたことを後悔させない楽しさが待っているから。
楽しくなれたり癒されたり、気分がすっきりしたり。いろんな町に、そんなお店をひとつずつでも増やしたいなあと思う今日この頃です。
町に紫陽花があふれるハイシーズンが過ぎ、本格的な海開きまで、少しだけ鎌倉が落ち着くこの時期。みなさんもぜひ「コトリ」へ足を運んでみてくださいね。
私は今週末も、鎌倉へ行こうと思います。
それでは、よい週末を。
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