ローカルの日常を訪ねる「ステイケーション」。滞在中に出会える、その町ならではの朝の風景をフォトグラファー嶋崎征弘さんの一枚の写真と文でお届けします。今号は海越しに羽田空港を望む大田区の城南島海浜公園へ。目線を上げれば飛行機がある、この町ならではの朝の風景、ぜひみなさんもご体験ください
飽きずにずっと見ていられる飛行機を見に湾岸エリアへ
都内でも朝の早い時間は、気持ちよく運転ができる。3月末の数日間は、天現寺ICから首都高に入るのがおすすめ。明治通りの恵比寿、広尾間にできる満開の桜のアーチが朝は特に美しい。そこからぐるーっとレインボーブリッジを横目に南下。目的地は、 羽田空港対岸の城南島海浜公園。
飽きずにずっと見ていられるものが、誰しもあると思うけれど、飛行機は自分にとってそれに当たるかもしれない。それも近ければ近いほどなおのことよい。この公園のつばさ浜からは、離着陸する飛行機が間近で見られる。「少年か、君は」と言われそうだが、ゴーッという凄まじい音と、あまりにも近い巨大な飛行機を一度体感して欲しい。なかなか痛快でスカッとする。
今回訪れたスポット:東京都・大田区/城南島海浜公園
羽田空港に面した、東京湾岸にあるリゾート感あふれる公園。キャンプ場やBBQ場、スケボー広場、ドッグラン、砂浜が敷地内に点在し、都心にいながらにして本格的なアウトドアが楽しめる。
03-3799-6402( 城南島海浜公園管理事務所・9:00~16:30受付)
東京都大田区城南島4-2-2
水定休(一部除外日あり)
PHOTO&TEXT/MASAHIRO SHIMAZAKI
※メトロミニッツ2022年5月号「ローカルモーニング」より転載