年末年始のお参りに。東京大神宮に聞いた、初詣の知っておきたい豆知識

更新日:2022/10/31

初詣っていつまでにするのが正しいの?神社での参拝のマナーは?など、年末年始のお参りに知っておきたい豆知識をチェックして。

いつまでに行くのが正解?

初詣とは新たな年を迎え、その年初めて神社やお寺をお参りすること。1年の無事や平穏を祈願したり、成し遂げたいことをお願いしたり。だからこそ、年が明けたら真っ先に行かなくちゃというイメージがあるけれど、本当はいつまでに行けば大丈夫? 「実際は三が日に初詣をという方が多く、東京大神宮も三が日に人出が集中しますが、それ以降でも構いません。いつまでとは明確に定められてはいませんが、1月中、遅くとも節分までのお参りを、初詣と考えていいでしょう」とのこと。年始は海外旅行で、お正月はいろいろと用事があってと、お正月はお参りに行けなかった人も、ぜひ初詣へ。

初詣は何回もしていいの?

神社やお寺によって、ご利益はそれぞれ。あちらでは恋愛成就を、こちらでは仕事運アップを・・・と、いろいろお願いしたいのが女心。でも、短期間に何カ所もお参りするのは、神様に対して失礼? 「そんなことはありません。初詣で七福神めぐりをする方もいらっしゃいますから。例えば地元の氏神様は家族と、仕事始めに職場の人達と神社へという場合もあるでしょう。もちろん1回でもいいですが、回数にこだわらず何度お参りしていいのですよ」。お守りもアクセサリー感覚でたくさん付けたり、粗末にしたりしないで大切に扱えば、違う神社や、お寺のものをいくつか持っても大丈夫とのこと。

祈願はたくさんしていいの?

恋愛成就祈願のお参りに出かけたのに、神様の前に立つと、健康運も仕事運も・・・と、ついついいろいろなことを祈願したくなってしまうもの。「初詣は何回でもといいましたが、1カ所の神社やお寺であれもこれもとお願いをするのではなく、1つか2つにしぼってお参りを。また、ただ自分のためのお願い事をするだけでなく、日々の暮らしのお礼を神様に伝えるなど、まずは神様への感謝の気持ちを大切にしてください」。それに願い事を1つか2つにしぼることで、参拝にもしっかり集中できて「これだけは達成したい!」という思いが明確に。神様に向き合い、心を込めた参拝で願いを成就させて。

神社での拝礼マナー

手水の作法

参拝前には手水舎(てみずしゃ)でお清めをしよう。清め方にも作法があるから、きちんと知っておきたい。手を拭くためのハンカチやタオルを持参することも忘れずに。


1.ひしゃくで水をすくう
まずは、ひしゃくがいっぱいになるくらいの水をたっぷりとすくう。

2.左手を洗う
ひしゃくを右手で持って、左手にそっと水をかけて洗い流す。

3.右手を洗う
ひしゃくを左手に持ち替えて、右手にそっと水をかけて洗い流す。

4.口を清める
ひしゃくを右手に持ち替え、左手に水を溜めて口をすすぐ。このときひしゃくに直接口をつけたり、水を飲んだりしないように。口につけた左手を洗い流すことも忘れずに。

5.ひしゃくの柄を洗う
ひしゃくに左手を添えて立てるように傾け、残った水でひしゃくの柄を洗い流す。

6.ひしゃくを戻す
ひしゃくが置いてあった場所に、伏せて戻す。

拝礼の仕方

神社での拝礼の手順。基本の「二礼二拍手一礼」を覚えておこう。

1.二礼
お賽銭を奉納し、姿勢を正したら、まず2回、腰を90度に曲げて深く頭を下げる。

2.二拍手
両手を胸の高さで合わせて右手を少し下に引いた状態で両手を肩幅程度に開き、手を2回打つ。胸の高さで両手を合わせお祈りする。

3.一礼
祈願が終わったら、両手を下ろし、腰を90度に曲げて頭を深く下げて礼をする。

参拝の作法とは?

■服装について
神前では、肌の露出は極力少なめにするのがマナー。ショートパンツやミニスカートは控えて。

■境内に入るときにも挨拶を
まず鳥居の前で足を止め、「参拝に参りました。よろしくお願いします」と一礼してから境内に入ろう。

■お賽銭は投げるべからず
お賽銭を投げると、縁(円)も一緒に投げ捨てることになるのだそう! 賽銭箱の近くまで進んでからそっと入れて。

■神前でお参りを終えたら
神前に立ったら、住所・氏名を名乗る。お願い事をお伝えしてから、「お聞き届けのこと、ありがとうございました」と唱えて終わろう。

■お神礼やお守りを受けたら
お神礼は、神棚におまつりするのが望ましい。なければ、家具などの上に白い紙をひいて、おまつりすればOK。お守りは常に身に付けて神様のご加護をいただこう。

東京大神宮

伊勢神宮にまつられる、天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)と、豊受大神(とようけのおおかみ)をご祭神とし、“東京のお伊勢さま”として親しまれる神社。また、天地万物の結びの働きをつかさどるといわれる“造化の三神”をあわせまつり、日本で初めて神前結婚式を行った神社であることから、縁結びの神社としても有名。良縁を祈願する女性たちが多く訪れている。恋愛成就や、幸せな縁を結ぶお守りも充実。

電話番号
0332623566 0332623566
住所
東京都千代田区富士見2-4-1 Map
交通アクセス
JRほか飯田橋駅より徒歩5分
ご利益
縁結び、厄除開運、家内安全、商売繁昌
ホームページ
東京大神宮 公式HP

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年末年始のランチ&ディナー

年末年始の予定はもう決めた? 自分へのご褒美や新年のお祝いに、いつもより少し贅沢にレストランで食事を楽しんでみては。家族での食事や友人とのプチ忘年会・新年会、初売りや初詣などの際に行きたいお店が大集合。自宅でゆっくり過ごしたい人には、おせち料理やスイーツのテイクアウトも。元旦に予約できるお店やホテルのビュッフェ、初日の出を望むクルージングなど、この時期だけのプランもお見逃しなく!

※記事は2022年10月31日(月)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります