モデルの武智志穂が、全国各地に伝わる郷土料理を地元の人に習いに行く、OZmagazine TRIPの連載企画。今回は長野県・大町市にある「美麻高原蔵」で、味噌作りに挑戦。おうちで作るときに嬉しいおさらいレシピ付き。
日本人なら一度は手作りしてみたい味噌。そこで日本を代表する味噌の生産地・信州へ。トップメーカーとしておなじみのマルコメが運営する体験施設「美麻高原蔵」で味噌作りに挑戦。
こちらでの味噌作りはすべて手作業。手で大豆をつぶし、塩や米糀と混ぜて・・・と、かなり根気がいるけれど、この根気が味噌の出来栄えを左右するそう。「まんべんなく混ざり合っていないと、発酵にムラが出ておいしい味噌ができません。もう十分と思っても、まだまだ根気よく。しっかり混ぜ合わせてくださいね」と、同社で長年味噌作りをしてきた冨永聡さん。仕込んだ味噌は冬は4~6カ月間熟成させると食べ頃に。「熟成後、冷蔵庫に入れると発酵が止まりますが、その後も常温で保存すると発酵が進み味や色が変わります。好みの熟成具合を見つけるのも楽しいです」。味噌作りの後は味噌の食べ比べも体験。味噌のことを改めて知る機会に。
味噌の作り方
■材料(約1.4kg分)
国産大豆(乾燥)/350g、米糀(乾燥)/300g、塩/140g、種味噌(無添加味噌)/350g
※材料をボウルで混ぜ合わせてもよいが、ビニール袋を利用すると手が汚れずに便利。仕込んだ味噌は容器に移すか、ビニール袋に入れたまま保存・熟成してもOK
■作り方
(1)水洗いしてひと晩、水に浸して水分を含ませた大豆を4~5時間茹でる(圧力鍋で蒸す場合は約1時間)
(2)粗熱をとった大豆をビニール袋に入れて、大豆の粒がペースト状になるまでつぶす
(3)大豆の入ったビニール袋に米糀と塩を加え、まんべんなく混ぜる
(4)種味噌を入れてよく混ぜる。容器に味噌を入れ、常温で寒い時期は4~6カ月、暑い時期は1~2カ月熟成させる。(熟成させる場所などにより、熟成期間は異なる)
美麻高原蔵
- 住所
- 長野県大町市美麻8787-3
- 味噌の手作り教室実施時間
- 10:00~、13:00~、15:00~
※3日前までに要予約。所要時間は約1時間
※味噌の食べ比べ教室(無料、約30分)を加えたプランもあり
- 料金
- 1名1000円
- アクセス
- JR北陸新幹線ほか長野駅より長野~大町・扇沢線扇沢行き特急バスで約50分、新行下車徒歩10分
- ホームページ
- 美麻高原蔵
PROFILE
武智志穂(たけち・しほ)
ファッション誌・TV・CM・ラジオなどモデル発のタレントとして10年以上のキャリアを持つ。現在は、ファッションだけでなく、美容・グルメ・インテリア・アウトドア・音楽・旅行などのライフスタイルをSNSで発信し、同世代の女性から高い支持を集めている。
- @shiho_takechi
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※OZmagazine TRIP(2019年12月7日発売)の情報を転用して掲載しています。掲載情報は、2019年12月7日時点のものです。その後、変更が生じる場合があります。また各店の営業時間や定休日などは時期によって変わる場合もありますのでご了承ください