モデルの武智志穂が、全国各地に伝わる郷土料理を地元の人に習いに行く、OZmagazine TRIPの連載企画。今回は長野県・長野市の「小川の庄 おやき村 大門店」で、おやき作りに挑戦。おうちで作るときに嬉しいおさらいレシピ付き。
野沢菜やあんこなどを小麦粉で作った薄皮で包んで焼く、長野県の郷土料理・おやき。信州を旅していると、いろいろな所で目にするから、食べたことがある人も多いかもしれない。
そんなおやきを囲炉裏端で作って、食べられるのが、長野市の善光寺近くにある「おやき村 大門店」。
作り方を教えてくれるのは、地元のお母さんたち。生地を手で伸ばしたり、皮からこぼれそうな具を丁寧に包んだり。いつもの料理と違う体験にワクワクしながら、慎重に作っていくと、ころんと丸いおやきが完成。焼く工程は、プロにおまかせ。“焼き担当”の地元のお父さんが、囲炉裏でじっくりと焼きあげてくれる。
「昔はね、家族で囲炉裏を囲んでおやきを焼いて、夕食として味わっていたんです。今では囲炉裏自体が貴重だから、そういう文化もここで感じてもらえたら」と、お父さん。味わいも雰囲気も昔の風情を感じて、できたてをほおばりたい。
おやき(小豆)の作り方
■材料(2人前)
小麦粉/150g、水/90ml、小豆のあんこ/260g、打ち粉(小麦粉または片栗粉)/適量
※あんこはスーパーなどで購入可
■作り方
(1)ボウルに小麦粉と水を入れて混ぜ合わせ、耳たぶの柔らかさになるまで手でこね、ラップをして3時間ほど寝かせる
(2)手に打ち粉を付け、生地を4等分にして丸めたら、外側を指でつまんで回しながら円状に伸ばしていく
(3)手のひらをお椀のようにくぼませ、その上に伸ばした生地を置き、真ん中に1個分のあんこ65gを乗せる
(4)生地の端をつまんで伸ばしながら口を閉じ、手のひらでやさしく転がしながら形を整える
(5)ホットプレート(またはフッ素加工のフライパン)でこんがりと色が付くまで両面を焼き、蒸し器で10分(中火)ほど蒸す
※「おやき村 大門店」では囲炉裏の炭火で焼き、中まで火を通しますが、ここではお店の調理法とは異なる、家庭向けにアレンジしたレシピをご紹介しています
小川の庄 おやき村 大門店
- 電話番号
- 026-232-5786
- 住所
- 長野県長野市大門町53 ぱてぃお大門内
- 営業時間
- 9:00~17:00(縄文おやき作り体験10:30~14:30)
- 定休日
- 水
- 料金
- 縄文おやき作り体験540円(小豆、野沢菜各1個)※要予約
- アクセス
- 長野駅より市街地循環バスぐるりん号で約5分、善光寺入口下車すぐ
PROFILE
武智志穂(たけち・しほ)
ファッション誌・TV・CM・ラジオなどモデル発のタレントとして10年以上のキャリアを持つ。現在は、ファッションだけでなく、美容・グルメ・インテリア・アウトドア・音楽・旅行などのライフスタイルをSNSで発信し、同世代の女性から高い支持を集めている。
- @shiho_takechi
この記事が掲載されているのは・・・OZmagazine TRIP「秋の京都特集」
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OZmagazine TRIP「秋の京都特集」
発売日/2018年9月7日(金)
価格/680円
販売場所/全国の書店、コンビニエンスストア、駅売店などで発売
PHOTO/NAOMICHI SEO MODEL/SHIHO TAKECHI WRITING/MIE NAKAMURA
※OZmagazine TRIP(2018年9月7日発売)の情報を転用して掲載しています。掲載情報は、2018年8月20日時点のものです。その後、変更が生じる場合があります。また各店の営業時間や定休日などは時期によって変わる場合もありますのでご了承ください