年間500軒は食べ歩くというスイーツ芸人・スイーツなかのさんが都内のアンテナショップで探してきた、きらめくご当地の宝石!?のような絶品スイーツをご紹介。“スイーツなかのイチオシ”のご当地スイーツは一度は食べたいものばかり! 今回は「大福」をテーマに探し出してきた「表参道・新潟館ネスパス(表参道)」の逸品、孝泉堂製菓の「雪がっせん」をお届け。
(c)YOSHIMOTO KOGYO
雪玉をイメージした丸い大福!
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
今回は、新潟県「孝泉堂製菓」がつくる「雪がっせん」をご紹介します。新潟県南魚沼市に本店を構える孝泉堂製菓さんは、今年で創業57年を迎えた老舗和菓子屋さんです。新潟の銘菓といえば、笹団子が有名なのはご存知でしょうか? 僕も新潟出身の方からお土産で笹団子をもらったことがあります。孝泉堂製菓さんでも笹団子は人気ですが、ほかと少し違うのが生クリームを使った商品もつくっているということ。2008年に新商品として誕生した生クリーム笹団子は、洋風の要素が加わった新しい味わいで県外からも高い人気! 今回ご紹介する大福にも生クリームを使っており、従来の和菓子に新しいテイストを入れたつくりにも注目です。
パッケージに雪だるまのイラストが描かれた「雪がっせん」は、その名の通り雪玉をイメージしてつくられた大福です。直径約5cmほどの大きさで、ころんとかわいい丸いカタチ。食べてみると、まず餅生地の食感に感動! 国産のもち米を使ってつくられた生地は、ほどよい厚みもあってしっかりとしたお餅の弾力も感じられます。アンテナショップでは冷凍状態で販売されており、自然解凍するだけでふんわりモチモチッとした食感が味わえるのが嬉しいところ!
餅生地の中には、あんこと生クリーム。あんこは、皮むき餡とこし餡をブレンドした特製餡で、すっきりとした甘さに仕上がっています。クリームにも甘さがあるので、バランスも考えてつくられている印象です。中心に入ったクリームは、フレッシュな純生クリームを使用。たっぷり入っているので、もっとこってりとした甘さになるのかと思いきや、あんこと絡み合うとまろやかで上品な甘さに! 生地の食感とも相性がよく、続けて何個でも食べたくなるようなハピネスィーツな味わい! 食べ方もいろいろあって、全解凍で柔らかくしてから食べてもおいしいですが、おすすめは半解凍のひんやり感。クリームが少しアイスのようで、口どけもとってもいいです。食後のちょっとしたデザートにもぴったりの大福です。
ご当地スイーツDATA
- スイーツ名
- 孝泉堂製菓の「雪がっせん」
- 価格
- 1個140円
※表参道・新潟館ネスパスでは、生クリーム、抹茶クリームの2タイプを1個150円で販売
- 主な販売場所
- 【新潟県】県内の孝泉堂など
【東京都】表参道・新潟館ネスパス(表参道)
- お問い合わせ
- 025-772-2281(孝泉堂製菓)
- ホームページ
- 孝泉堂製菓HPはこちら
ご当地スイーツを紹介してくれたのは
スイーツ芸人・スイーツなかの
東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属。特注オーダーのパンケーキハットをトレードマークに、唯一無二の“スイーツ芸人”として活動。和菓子・洋菓子ともに老舗の名店からコンビニまで多ジャンルのスイーツを、今まで5000種類以上を食べ歩いた。日本スイーツ協会認定スイーツコンシェルジュ会員でもあり、その確かな知識でテレビ、ラジオ、雑誌など多数メディアに出演。スイーツのプロフェッショナルとして、ライター、商品監修、セミナー講師など幅広いシーンで活躍中
PHOTO/KYOKA MUNEMURA TEXT/SWEETS NAKANO