年間500軒は食べ歩くというスイーツ芸人・スイーツなかのさんが都内のアンテナショップで探してきた、きらめくご当地の宝石!?のような絶品スイーツをご紹介。“スイーツなかのイチオシ”のご当地スイーツは一度は食べたいものばかり! 今回は「シュークリーム」をテーマに探し出してきた「とっとり・おかやま新橋館(新橋)」の逸品、大山乳業の「白バラ牛乳シュークリーム」をお届け。
(c)YOSHIMOTO KOGYO
レトロかわいいパッケージとミルキーで優しい味わいが特徴
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
今回は、鳥取県「大山乳業」がつくる「白バラ牛乳シュークリーム」をご紹介します。1946年に創業した大山乳業さんは、70年以上の歴史があり、代名詞である「白バラ牛乳」は長く愛されている商品です。鳥取県民には知らない人はいないと言われるほどの牛乳であり、ソウルフードならぬソウルドリンクとしても親しまれているそう。僕は東京出身で、数年前まで白バラ牛乳を飲んだことがなかったのですが、ほんのりとした甘みとすっきりとした味わいに、初めて飲んだ時は感動しました! 気になった「白バラ」の意味も調べてみると、白薔薇の花言葉に「正直」「純粋」という意味があり、純粋で純良な牛乳の生産を原点にしているという意味が込められているのだそう。温かく、素敵なストーリーにほっこり。
白バラ牛乳をベースにしたお菓子はたくさんあるのですが、このシュークリームには白バラ牛乳の魅力を多く注ぎ込んだような印象があります。袋から出して手に持ったときの柔らかなシュー生地の感触からは、なんだか安心感も伝わってくるよう。パッケージは白バラ牛乳と同じ赤と緑のレトロなイラストですが、その印象を裏切らないホッとする味わいのシュークリーム。食べてみると、ふわっとした生地の中になめらかなミルククリームがぎゅっと詰まっていることがわかります。口の中でぶわっとあふれるクリーム、最高!
このクリームには白バラ牛乳を約19%配合し、ミルクの風味を引き立たせるために練乳を増量したこだわりが隠されています。強く感じるミルキーな甘みにはなんとも言えないよさがあり、「こういうシュークリーム好きだ!」って声に出したい気持ち(笑)。口に広がるマイルドな口あたりと、どこか懐かしい甘さがとってもナイスィーツです。ソフトな生地との相性もよく、クリームの量もおやつなどで食べるのにもちょうどいいボリューム感が嬉しい。白バラ牛乳を飲んだ時のような優しさを兼ね備え、きっとファンにはたまらない味でしょう。お子さまはもちろん、幅広い世代で食べられるようなおいしさなので、休みの日に家族団欒、みんなで食べてほしいシュークリームです。
ご当地スイーツDATA
- スイーツ名
- 大山乳業の「白バラ牛乳シュークリーム」
- 価格
- 1個120円
※とっとり・おかやま新橋館では、「白バラ牛乳シュークリーム」クリーム、コーヒーの2タイプを1個150円で販売。
- 主な販売場所
- 【鳥取県】県内の大山乳業直売所、一般量販店(スーパー)、生協など
【東京都】とっとり・おかやま新橋館(新橋)
- お問い合わせ
- TEL.0858-52-2211(大山乳業代表)
- ホームページ
- 大山乳業HPはこちら
ご当地スイーツを紹介してくれたのは
スイーツ芸人・スイーツなかの
東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属。特注オーダーのパンケーキハットをトレードマークに、唯一無二の“スイーツ芸人”として活動。和菓子・洋菓子ともに老舗の名店からコンビニまで多ジャンルのスイーツを、今まで5000種類以上を食べ歩いた。日本スイーツ協会認定スイーツコンシェルジュ会員でもあり、その確かな知識でテレビ、ラジオ、雑誌など多数メディアに出演。スイーツのプロフェッショナルとして、ライター、商品監修、セミナー講師など幅広いシーンで活躍中
PHOTO/AYA MORIMOTO TEXT/SWEETS NAKANO