年間500軒は食べ歩くというスイーツ芸人・スイーツなかのさんが都内のアンテナショップで探してきた、きらめくご当地の宝石!?のような絶品スイーツをご紹介。”スイーツなかのイチオシ”のご当地スイーツは一度は食べたいものばかり! 今回は「カップアイス」をテーマに探し出してきた「日本橋ふくしま館 MIDETTE(日本橋)」の逸品、酪王乳業の「酪王カフェオレアイスクリーム」をお届け。
(c)YOSHIMOTO KOGYO
レトロなパッケージもそのまま!
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
今回は、福島県「酪王乳業」がつくる「酪王カフェオレアイスクリーム」をご紹介します。1976年に誕生した酪王カフェオレは、福島県民のソウルドリンクとして、長く愛されています。今この記事を読んでる福島出身の方は、きっと「わぁ、懐かしい!」と声を上げてるのではないでしょうか。僕は東京生まれですが、それでもこのレトロなパッケージは見たことあるので、知名度はかなり高いと思います。県産のフレッシュな生乳を50%以上使った、ミルクを楽しむカフェオレは幅広い年代からも好まれるおいしさ。サブレやシュークリームなど、多くのメーカーとコラボしたお菓子も多く、福島土産として買ったことがある人もいるでしょう。
なかでもアイスクリームは人気が高く、2016年に発売された当初は入手困難だったという話も聞いたことがあります。この年は、酪王カフェオレ発売から40周年でもあり、記念商品として作られたそう。ふたを開けてみると、シンプルな見た目ですが、淡いコーヒー色のアイスに食欲をそそられます。酪王カフェオレ、酪王牛乳をそれぞれ10%ずつ使って作られており、ほっとするようなマイルドでやさしい甘みを味わえます。クリーミーなアイスとしての顔と、まろやかなカフェオレとしての顔。このふたつをバランスよく兼ね備えたつくりは、酪王カフェオレファンの気持ちも掴むナイスィーツな仕上がりでしょう。
乳脂肪分は14%以上と比較的高めなので、もっと重たさを感じると思いきや、ずしっとくるような味わいではなく、甘みの中で心地よいコクを堪能できるのが印象的。香料も一切使っておらず、素材の持ち味を活かした製法もリピートしたくなるところ。コーヒーの風味をそのまま届けたいという、酪王カフェオレを大切にする気持ちも伝わってきます。こだわりはパッケージにも描かれていて、よーく見るとオレンジ色の文字は酪王カフェオレの魅力が書いてあるという仕掛けも! いろんな楽しみ方ができるのも、長年愛されている証拠ですね。アイスそのままで味わってもいいし、酪王カフェオレを飲みながら食べるのもおすすめです。
ご当地スイーツDATA
- スイーツ名
- 酪王乳業の「酪王カフェオレアイスクリーム」
- 価格
- 1個(120ml)300円
※日本橋ふくしま館 MIDETTEでは、1個324円で販売。
- 主な販売場所
- 【福島県】県内の高速道SA・PA、道の駅 など
【東京都】日本橋ふくしま館 MIDETTE(日本橋)
- お問い合わせ
- TEL. 0120-369-010(酪王乳業)
- ホームページ
- 酪王乳業HPはこちら
ご当地スイーツを紹介してくれたのは
スイーツ芸人・スイーツなかの
東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属。特注オーダーのパンケーキハットをトレードマークに、唯一無二の“スイーツ芸人”として活動。和菓子・洋菓子ともに老舗の名店からコンビニまで多ジャンルのスイーツを、今まで5000種類以上を食べ歩いた。日本スイーツ協会認定スイーツコンシェルジュ会員でもあり、その確かな知識でテレビ、ラジオ、雑誌など多数メディアに出演。スイーツのプロフェッショナルとして、ライター、商品監修、セミナー講師など幅広いシーンで活躍中
PHOTO/KAZUHITO MIURA TEXT/SWEETS NAKANO