年間500軒は食べ歩くというスイーツ芸人・スイーツなかのさんが都内のアンテナショップで探してきた、きらめくご当地の宝石!?のような絶品スイーツをご紹介。”スイーツなかのイチオシ”のご当地スイーツは一度は食べたいものばかり! 今回は「アップルパイ」をテーマに探し出してきた「IBARAKI sense(銀座)」の逸品、藤田観光りんご園の「手作りアップルパイ」をお届け。
(c)YOSHIMOTO KOGYO
リンゴがごろっと入った断面が最高!
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
今回は、茨城県「藤田観光りんご園」が作る「手作りアップルパイ」をご紹介します。この連載を始めてからアンテナショップへ足を運ぶ機会が多くなったのですが、茨城県のアンテナショップ「IBARAKI sense(イバラキセンス)」へ行くといつも気になっていたのが、このアップルパイ。正直なところ、リンゴといえば、青森県や長野県の印象が強く、茨城県はそこまでイメージがなかったのです。なので、ショップカードに記載されていた“藤田観光りんご園”という名前を見て、リンゴ農園があるんだ!というのが最初の感想でした。しかも、そのアップルパイが本当においしそうなんですよ。ひと際目立つ大きなアップルパイから滲み出るオーラに、いつも目を輝かせ、食べる前からおいしいと感じていました(笑)。
さて、今回主役のアップルパイですが、とにかくカットしたときの圧倒的なリンゴ感に驚きます。ホールサイズだと、リンゴは約2.5個以上使っているそうですが、ハーフサイズでも迫力満点。アップルパイの断面グランプリ、優勝です(笑)。リンゴのカットも大きめで、食べたときの満足度もとにかく最高! 甘く煮ているのに、シャキシャキとした食感も残しているので、リンゴの持つおいしさを余すことなく活かしているのが、ナイスィーツ! 網目状のパイ生地にも手作りの温かさがあり、食欲をそそりますよね。王道でありながら、僕が大好きなアップルパイのルックスです。リンゴの下に敷くスポンジ生地もリンゴ果汁を染み込ませているようなしっとりとした食感で、これもまた相性抜群。リンゴの魅力をたっぷりと詰め込んだ、リピート確実のアップルパイです。
藤田観光りんご園さんは、大子町浅川地区の丘の上にあり、今から約60年前にりんご園を始めました。自分が無知であり恥ずかしながらも、歴史が長いことにも驚きました。大子町は盆地ならではの寒暖差が激しい気候で、おいしいリンゴを作るのに適している場所です。藤田観光りんご園さんでは、「紅玉」や「ふじ」などをはじめとした、50品種以上のリンゴを作っていて、秋になると期間限定でリンゴ狩りなども開催! インスタを見ると写真が投稿されていますが、完熟した真っ赤なリンゴを摘む様子がすっごく楽しそう。これも絶対に行きたい(笑)。アップルパイは、真っ赤な箱のデザインもかわいいので、友だちと集まるときや、女子会にもぴったりです!
ご当地スイーツDATA
- スイーツ名
- 藤田観光りんご園の「手作りアップルパイ」
- 価格
- 1ホール2700円、ハーフサイズ1350円、カットサイズ459円
※IBARAKI senseではハーフサイズとカットサイズ(454円)のタイプを販売。
- 主な販売場所
- 【茨城県】藤田観光りんご園
【東京都】IBARAKI sense(銀座)
- お問い合わせ
- TEL. 0295-72-5028(藤田観光りんご園)
- ホームページ
- 藤田観光りんご園HPはこちら
都内ならここで手に入れて!茨城県のアンテナショップ「IBARAKI sense」(銀座)
ご当地スイーツを紹介してくれたのは
スイーツ芸人・スイーツなかの
東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属。特注オーダーのパンケーキハットをトレードマークに、唯一無二の“スイーツ芸人”として活動。和菓子・洋菓子ともに老舗の名店からコンビニまで多ジャンルのスイーツを、今まで5000種類以上を食べ歩いた。日本スイーツ協会認定スイーツコンシェルジュ会員でもあり、その確かな知識でテレビ、ラジオ、雑誌など多数メディアに出演。スイーツのプロフェッショナルとして、ライター、商品監修、セミナー講師など幅広いシーンで活躍中
PHOTO/KAZUHITO MIURA TEXT/SWEETS NAKANO