年間500軒は食べ歩くというスイーツ芸人・スイーツなかのさんが都内のアンテナショップで探してきた、きらめくご当地の宝石!?のような絶品スイーツをご紹介。アンテナショップを巡って探して出してきた、スイーツなかのイチオシのご当地スイーツは一度は食べたい逸品ばかり! 今回のテーマ「バウムクーヘン」から、「三重テラス(日本橋)」の逸品、洋菓子・銘菓 シラセの「神宮スギ」をお届け。
(c)YOSHIMOTO KOGYO
モチーフは伊勢神宮のあの木から!
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
今回は、三重県「洋菓子・銘菓 シラセ」が作る「神宮スギ」をご紹介します。シラセさんは三重県伊勢市にあり、50年以上続く老舗の洋菓子店。これだけ長く続いているのは、地元のお客さんだけでなく、伊勢へ遊びに来た観光客など、たくさんの人たちから長く愛されている証ですよね。昔、僕も伊勢に住む親戚へ会いに行ったことがありましたが、この記事を書きながら、だんだんと行きたい気持ちが高まってきています(笑)。そんな伊勢へ行った時にも食べたいお菓子であり、お土産としても人気が高いのが、「神宮スギ」。名前を見てピンときた人もいると思いますが、伊勢神宮の境内にある「神宮杉」の年輪をイメージして作られたバウムクーヘンなのです。
バウムクーヘンは木をモチーフにしたお菓子なので、ご当地感をかけ合わせた素晴らスィーツなアイデアですよね。伊勢神宮の神宮杉、そして、縁起がよいお菓子でも知られるバウムクーヘンなので、食べるとなんだかパワーがもらえそう!と思ってしまうのは、僕だけでしょうか。生地を見ると、まさに年輪のような美しい層の重なりにうっとり。ずっと見ていられそうなきれいな焼き加減で、黄色と茶色のコントラストが、うつくスィーツ! 一層一層、丁寧に焼き上げていることが、見ているだけでもよく伝わってくる。口に入れた時は、ふわっとしたエアリーな食感が舌に伝わり、味わっていくと、しっとりとした口あたりに。生地からは卵の甘みをしっかりと感じ、幸せが口の中を駆け巡ります。素材の持ち味をしっかりと生かし、上品な甘さが詰まっています。
実は、僕が「神宮スギ」と初めて出会ったのは、今回の取材が初めてではなく、確か5〜6年ほど前。仕事でお世話になっている方へ、出産祝いを探している時に出会ったのです。伊勢に縁がある方というのもあり、喜んでもらえてうれしかったのをよく覚えています。当時はお取り寄せしたので、焼印を「祝」に変えて購入しました。他にも「結婚内祝」や「還暦祝」など、いろんなタイプがあるのもシーンに合わせて使いやすいなと思いました。三重テラスさんでは、ちょっとしたおやつで食べるのにぴったりのカットサイズもあります。ぜひ、自分にぴったりの「神宮スギ」を食べてみてくださいね。
ご当地スイーツDATA
- スイーツ名
- 洋菓子・銘菓 シラセの「神宮スギ」
- 価格
- 1個1080円
※三重テラスでは、神宮スギ(1080円)と神宮スギカット1/4(324円)を販売。
- 主な販売場所
- 【三重県】洋菓子・銘菓 シラセ
【東京都】三重テラス(日本橋)
- お問い合わせ
- TEL.0596-25-7590(洋菓子・銘菓 シラセ)
- ホームページ
- 洋菓子・銘菓 シラセHPはこちら
ご当地スイーツを紹介してくれたのは
スイーツ芸人・スイーツなかの
東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属。特注オーダーのパンケーキハットをトレードマークに、唯一無二の“スイーツ芸人”として活動。和菓子・洋菓子ともに老舗の名店からコンビニまで多ジャンルのスイーツを、今まで5000種類以上を食べ歩いた。日本スイーツ協会認定スイーツコンシェルジュ会員でもあり、その確かな知識でテレビ、ラジオ、雑誌など多数メディアに出演。スイーツのプロフェッショナルとして、ライター、商品監修、セミナー講師など幅広いシーンで活躍中
PHOTO/MANABU SANO TEXT/SWEETS NAKANO