年間500軒は食べ歩くというスイーツ芸人・スイーツなかのさんが都内のアンテナショップで探してきた、きらめくご当地の宝石!?のような絶品スイーツをご紹介。アンテナショップを巡って探して出してきた、スイーツなかのイチオシのご当地スイーツは一度は食べたい逸品ばかり! 今回のテーマ「パン」から、「まるごと高知(銀座)」の逸品。ヤマテパンの「ぼうしパン」をお届け。
(c)YOSHIMOTO KOGYO
ぼうしパンくんを描いた有名漫画家とは?
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
今回は、高知県「ヤマテパン」が作るぼうしパンをご紹介します。ぼうしパンという、なんともキュートなネーミング。名前を聞いただけだと、いったいなんのこと?と思うかもしれないですが、実物を見ると誰もが納得。ぼうしパンと出会ったのは、高知県のアンテナショップ「まるごと高知」。ツマミとツバの部分がパンでできていて、まさに帽子! その名も「ぼうしパン」というキュートなネーミングで、中はどうなっているんだろうとワクワクする見た目もかわゆスィーツ! 一度見たら忘れられないデザインと名前が心に残りました。
そして、つい数カ月前の今年の夏。偶然にも高知へ行く機会がありました。高知県の四万十に住んでる友だちがいて、ひさびさに会いに行こうということになり、はるばる四万十へ。彼の車で四万十へ向かうその道中、道の駅で立ち寄ったときにぼうしパンを発見! 思わず、あっ!という驚きと喜びが同時にやってきました(笑)。もちろん彼もぼうしパンのことを知っていて、なにを今さらのような表情。改めて高知県民に愛されていることを実感したのでした。
さて、ぼうしパンですが、歴史はすでに50年以上あるそうです。ぼうしパンのふっくらとしたツマミ部分はコッペパン、端っこのツバ部分はカステラ生地でできています。中はふっくら、外はカリッと。食べるところによって食感も違っておもしろく、素朴な甘さもとってもいい。中になにも入っていないプレーンが定番ですが、あんこやジャムが入っているバージョンもあるそうです。あと、注目がぼうしパンのマーク! この“ぼうしパンくん”は、高知県出身のやなせたかしさんが描いてます。アンパンマンにはぼうしパンくんは登場していないそうですが、それもまたオリジナルのレア感があっていい! 僕もパンケーキの帽子をかぶる帽子仲間として、ぼうしパンにも親近感が湧くのでした。
ご当地スイーツDATA
- スイーツ名
- ヤマテパンの「ぼうしパン」
- 価格
- 1個130円
※まるごと高知では、1個208円で販売。不定期入荷。
- 主な販売場所
- 【高知県】ヤマテパン工場店など
【東京都】まるごと高知(銀座)
- お問い合わせ
- TEL.088-884-9966(ヤマテパン)
- ホームページ
- ヤマテパン(高知まるごとネット内)HPはこちら
ご当地スイーツを紹介してくれたのは
スイーツ芸人・スイーツなかの
東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属。特注オーダーのパンケーキハットをトレードマークに、唯一無二の“スイーツ芸人”として活動。和菓子・洋菓子ともに老舗の名店からコンビニまで多ジャンルのスイーツを、今まで5000種類以上を食べ歩いた。日本スイーツ協会認定スイーツコンシェルジュ会員でもあり、その確かな知識でテレビ、ラジオ、雑誌など多数メディアに出演。スイーツのプロフェッショナルとして、ライター、商品監修、セミナー講師など幅広いシーンで活躍中
PHOTO/AYUMI OOSAKI TEXT/SWEETS NAKANO