年間500軒は食べ歩くというスイーツ芸人・スイーツなかのさんが都内のアンテナショップで探してきた、きらめくご当地の宝石!?のような絶品スイーツをご紹介。アンテナショップを巡って探して出してきた、スイーツなかのイチオシのご当地スイーツは一度は食べたい逸品ばかり! 今回のテーマ「饅頭」から、「新宿みやざき館KONNE(新宿)」の逸品、菓子工房そらいろの「大人のチーズまんじゅう」をお届け。
(c)YOSHIMOTO KOGYO
お酒好きな人は絶対食べてほしい!
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
今回は、宮崎県「菓子工房そらいろ」が作る大人のチーズまんじゅうをご紹介します。宮崎県の郷土菓子といえば、チーズ饅頭。今では当たり前のように、その図式が浮かびますが、いったいいつからチーズ饅頭が作られたのか、ご存知でしょうか? 実は、まだそこまで歴史は長くなく、今から30年以上前、1980年ごろに誕生したと言われています。ぼくが今年で33歳なので、チーズ饅頭とほぼ同世代な感じ。あんこの代わりにチーズを包むという斬新な発想が、話題に話題を呼んで今に至るそうです。
時代は流れ、当時の新感覚お饅頭はさらに進化しました。それが「大人のチーズまんじゅう」です。この「大人の」とはどういうこと?と思う方も多いでしょう。菓子工房そらいろさんが手がける大人のチーズまんじゅうは、ブルーとレッドの2種類がありますが、今回はブルーにスポットを当ててみます。ぼくが初めて手に取ったのは、「新宿みやざき館KONNE」の冷凍コーナーで発見した時。深い青色のパッケージの高級感に惹かれ購入。これチーズ饅頭なのかな、と最初は疑ったほどスタイリッシュ。ほかのチーズ饅頭との大きな違いは、クリームチーズと掛け合わせる素材にあります。なんと、まさかの「ゴルゴンゾーラチーズ」。ブルーチーズの代表的存在であり、お饅頭として相性いいのか気になるところです。
実際に食べてみると、これが想像を超えるおいしさでビビりました。というか、うますぎる。ほどよい甘みもありつつ、チーズのうまみや塩っ気がバランスよく合わさって、スイーツでありながら料理を食べているような印象。チーズを包む生地にはブラックペッパーや岩塩を混ぜて焼き上げているので、スパイスとしての香ばしさも、チーズとの相性が素晴らスィーツ! 厚みのある生地に、しっとりとしたチーズ。これはお酒好きな人には、たまらないおつまみになること間違いナシ! お酒が苦手な僕ですが、このためにちょっと飲みたくなりましたもの。ちなみに、もうひとつのレッドは、宮崎県産ブランドトマト「ごくとま」をクリームチーズに練り込んでいます。いやー、これもまた最高なの。ブルーよりレッドの方がより料理感強めですが、ぜひ2種類とも食べてもらいたい!
ご当地スイーツDATA
- スイーツ名
- 菓子工房そらいろの「大人のチーズまんじゅう」
- 価格
- 1個270円、2個入り(ブルー・レッド各1個)600円、4個入り(ブルー・レッド各2個)1200円、6個入り(ブルー・レッド各3個)1800円/2個入り以上はすべて化粧箱入り。
※新宿みやざき館KONNEでは1個単位で販売。そのほか、6個入り用の箱を1個82円で販売。
- 主な販売場所
- 【宮崎県】宮崎空港など
【東京都】新宿みやざき館KONNE(新宿)
- お問い合わせ
- TEL.080-9243-9606(菓子工房そらいろ)
- ホームページ
- 菓子工房そらいろ
ご当地スイーツを紹介してくれたのは
スイーツ芸人・スイーツなかの
東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属。特注オーダーのパンケーキハットをトレードマークに、唯一無二の“スイーツ芸人”として活動。和菓子・洋菓子ともに老舗の名店からコンビニまで多ジャンルのスイーツを、今まで5000種類以上を食べ歩いた。日本スイーツ協会認定スイーツコンシェルジュ会員でもあり、その確かな知識でテレビ、ラジオ、雑誌など多数メディアに出演。スイーツのプロフェッショナルとして、ライター、商品監修、セミナー講師など幅広いシーンで活躍中
PHOTO/NORIKO YONEYAMA TEXT/SWEETS NAKANO