年間500軒は食べ歩くというスイーツ芸人・スイーツなかのさんが都内のアンテナショップで探してきた、きらめくご当地の宝石!?のような絶品スイーツをご紹介。アンテナショップを巡って探して出してきた、スイーツなかのイチオシのご当地スイーツは一度は食べたい逸品ばかり! 3月のテーマ「プリン」から、鹿児島県の逸品「銀河坑道プリン」お届け。
(c)YOSHIMOTO KOGYO
復活した「太良院あめ(たらいんあめ)」に注目!
よろスィーツ!スイーツなかのです。
今回ご紹介するのは、鹿児島県のプリンです。伊佐市にある薩摩太良院さんの「銀河坑道プリン」という、ロマンチックなネーミングのさつまいものプリン。ただ、このプリン、1個1000円超えのちょっとリッチなお値段。「いや、高っ!」と思って、この先読むのをやめないでね。何故この値段になるのか、その熱意をわかってもらいたいんです。このプリンができた背景には、ある夫婦の想いがあります。
プリンを手がけた奥さまの故郷が鹿児島県の伊佐市。この土地に何か貢献できないかと思ったところから、このプリンのメインとなる「太良院あめ」が誕生します。これは、さつまいもを麦芽で糖化させて作る、伊佐伝統のさつまいも水あめのことで、「太良院あめ」と名付け復活させました。なんと、100kgのさつまいもから18kgしか作れない、とーっても希少な水あめ。原料のさつまいもと大麦も自家生産で、育てるところから数えると半年以上! それを伊佐の協力農家さんとご夫婦が全て手作業でやっているから、とてつもない労力をかけていることがわかりますよね。それでも、この「太良院あめ」を通して、伊佐のことをたくさんの人に知ってもらいたいという、熱い気持ちが伝わってきます。
お味の方ですが、上質ななめらかさの中に、さつまいものほっくりとした甘さが自然と染み込むように口に伝わります。品のある余韻が心地よく、素晴らスィーツなくちあたり。プリンをよく見ると、三層構造なのがわかります。これは伊佐が誇る星の美しさがひろがる「空」と「大地」、日本最大の金鉱脈が眠る「地下」を表現しています。なんて、幻想的。こんなストーリーを話をしながらプレゼントしたい!と思わせるプリン。金粉が入った高級感も、自分へのご褒美に、ここぞとの手土産にぴったり。伊佐の恵みを是非感じてみてください!
ご当地スイーツDATA
- スイーツ名
- 薩摩太良院の「銀河坑道プリン」
- 価格
- 1個1150円(90g)
- 主な販売場所
- かごしま遊楽館
- 通販
- あり・薩摩太良院オンラインショップ
- お問い合わせ
- メールにて受付 info@satsumatarain.com
- ホームページ
- 薩摩太良院HPはこちら
都内ならここで手に入れて!鹿児島県のアンテナショップ
- スポット名
- かごしま遊楽館(有楽町)
- 電話番号
- 0335808821 0335808821 (1F さつまいもの館:食品販売)
- 住所
- 東京都千代田区有楽町1-6-4千代田ビル 1-3F Map
- 営業時間
- 1Fさつまいもの館:食品販売10:00~20:00 土・日・祝は 19:00まで
- 定休日
- 無休(年末年始を除く)
- 交通アクセス
- 東京メトロ日比谷駅A4出口より徒歩すぐ、JR有楽町駅日比谷口より徒歩2分
- ホームページ
- ショップ詳細を見る
ご当地スイーツを紹介してくれたのは
スイーツ芸人・スイーツなかの
東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属。特注オーダーのパンケーキハットをトレードマークに、唯一無二の“スイーツ芸人”として活動。和菓子・洋菓子ともに老舗の名店からコンビニまで多ジャンルのスイーツを、今まで5000種類以上を食べ歩いた。日本スイーツ協会認定スイーツコンシェルジュ会員でもあり、その確かな知識でテレビ、ラジオ、雑誌など多数メディアに出演。スイーツのプロフェッショナルとして、ライター、商品監修、セミナー講師など幅広いシーンで活躍中
PHOTO/NORIKO YONEYAMA TEXT/SWEETS NAKANO