夏になると恋しくなるのがかき氷。今年、大注目を集めているのが国内外のトップシェフが手がける“進化系かき氷”。三つ星レストランがプロデュースするチョコレート専門店や、ベルギーの名門ショコラティエ、海外でも認められた実力派パティシエと、名だたるシェフがプロデュースするかき氷は、抹茶などおなじみの食材が使われているのに、個性豊かでこれまでにない味わい。どのお店のかき氷も期間限定なので、お早めに!
三つ星シェフ・アラン・デュカス氏がプロデュース。抹茶とレモンのコラボレーションに感動
東京・日本橋の「ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房」は世界的三つ星シェフのアラン・デュカス氏が手がけるチョコレートブランド。併設サロンではとっておきのデザートをいただくことができる。この夏、東京工房限定の限定メニューとして「Kakigori 抹茶&ショコラ」(1700円)が登場。
抹茶のグラニテの下には、レモンのマーマレードや抹茶クリーム、ソルベ・ショコラ、カカオニブが。ほろ苦い抹茶と、さっぱりとしたレモンの酸味、カカオニブの食感など、それぞれのおいしさが口の中で混ざり合うのが楽しい。
パティシエの神様・中島眞介氏が生んだ究極の夏スイーツはこれ
赤坂のホテルニューオータニの中にある「KATO'S DINING & BAR」にもとっておきのかき氷が。2014年にホテルの開業50周年記念メニューとして、パティシエでもあるグランシェフ・中島眞介氏が考案した「サツキ江戸かき氷」(2160円 ※サービス料別)に使用するのは、日光の蔵元、松月氷室の天然氷。
沖縄県の波照間産、伊平屋島産の2種の黒糖でつくる特製の黒蜜に、隠し味の藻塩がマッチ。てっぺんに乗せた特製マカロンには、甘さ抑えめな豆乳ガナッシュがたっぷり。氷と一緒に食べても、お口直しにいただいても美味。
日本が誇るトップパティシエは果物のリキュールを使ったかき氷で勝負!
ホテル インターコンチネンタル 東京ベイのホテルラウンジ「ニューヨークラウンジ」ではこの夏、グラニテをアレンジしたかき氷が話題を呼んでいる。“洋菓子界の修行僧”とも呼ばれる世界トップレベルのパティシエ・德永純司氏が考案したのは4種類のかき氷。
中でもいち押しの「グレープフルーツライチ」(1800円 ※消費税・サービス料別)はグレープフルーツのリキュールのグラニテに、ライチのシャーベット、ヨーグルトのクリームを組み合わせたフルーティな一品。グレープフルーツのほろ苦さやライチの甘さなどそれぞれの素材のコラボレーションが絶妙!
おなじみのチョコレートブランドにも、店舗限定でかき氷が登場
ベルギー王室御用達ショコラティエの「ピエール マルコリーニ」はカカオ豆の仕入れから、焙煎や精錬に至るまで、すべてを自社で行うこだわりぶり。日本にも複数店舗があるけれど、NEWoMan(ニュウマン)新宿店にある店舗限定で「マルコリーニ シェイブ ショコラ パイナップル2018」(972円)を販売中。
口に入れるとふんわりとろける氷は、濃厚なカカオの香りに驚くはず。かき氷に添えられたパイナップルのシルエットのチョコレートもキュート。氷と甘酸っぱいパイナップルのソースと一緒にいただけば、夏らしい味わいを楽しめそう。
【特集】夏といえばかき氷!並んでも食べたい東京の名物かき氷2018
夏になると恋しくなるかき氷。あまたあるかき氷の中でも、行列ができるほど有名な店のかき氷には、どれも店主の愛情がたっぷり詰まっています。今回は、そんな店主とお客さんが愛する名物かき氷の魅力を編集部が総力取材。東京都内で気軽に行ける、行列に並んでも食べたい人気かき氷店ばかり。この夏はかき氷の魅力を再発見しに、お出かけしてみませんか? 気になる待ち時間や整理券配布情報もチェックして。
PHOTO/AYA MORIMOTO(ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房、ニューヨークラウンジ) TEXT/MINORI KASAI