夏になると恋しくなるかき氷。昔ながらのフレーバーでもあり、今も根強い人気を誇るのが抹茶。抹茶ならではの香りやほろ苦さは多くの人をトリコにしている。そのまま味わったり、小豆や白玉と合わせたり、練乳をかけたり・・・と楽しみ方もいろいろ。今回は東京の名物かき氷のなかから、お茶の老舗が手がけるこだわりのかき氷や人気甘味処の“真っ白い”抹茶氷まで、心ゆくまで抹茶を味わいつくせる絶品かき氷を6つご紹介。
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シロップもトッピングも!何から何まで“お茶づくし”のかき氷
「茶寮都路里 大丸東京店」は、京都のお茶の老舗「祇園辻利」が手がけるカフェ。抹茶だけでもさまざまな種類を扱うこちらのお店で食べたいのは、今年リニューアルしてお茶屋感がアップした「都路里氷」(1463円)。抹茶みつをかけたふわふわの氷と、小豆、白玉という定番の組み合わせに、抹茶ゼリー、ほうじ茶ゼリー、抹茶アイス、玄米茶アイスがプラスされた、まさに“お茶づくし”のかき氷。別添えの抹茶みつで、最後まで抹茶の風味を感じられる逸品。
宇治の日本茶専門店「中村藤吉本店銀座店」が誇る、最高級の抹茶でつくるかき氷
銀座にある宇治茶の名店「中村藤吉本店銀座店」のかき氷は「宇治きん氷」(1375円 ※販売期間は5~9月上旬頃を予定)のみ。淡雪のようにふわっふわに削られた氷に合わせるシロップは、お茶の香りとうまみが堪能できる抹茶、ほうじ茶、抹茶&ほうじ茶、抹茶黒蜜の4種類を用意。ソフトクリームや白玉と大納言の小豆の粒餡の上品な味わいも格別で、一度食べたら忘れられない! 創業1854年を誇る京都・宇治に本店を構える日本茶専門店が、最高級の抹茶を使ってつくる自慢の1品をぜひ味わってみて。
真っ白なのに抹茶味!?人気甘味処で味わえる真っ白い抹茶氷
昭和43(1968)年の創業以来、地元の人に親しまれている甘味処「甘いっ子」。こちらで味わえるのは、一見すると真っ白い山のような「宇治ミルク白玉」(1050円)。スプーンを入れれば、中から抹茶をかけた部分が登場。こだわりは、注文ごとに点てた抹茶を、甘みを加えずそのまま使うこと。練乳の甘さと一緒に、ほろ苦い抹茶の香りが口いっぱいに広がり、ひと口目から思わず笑顔になるはず。
抹茶ミルク×抹茶チョコ×抹茶クリーム。その名も「抹茶無双」
東京・巣鴨の「雪菓(せっか)」は、富士山麓でつくられる天然氷を使ったかき氷専門店。練乳をまとった手がきのふわふわ氷は、何度も味わいたくなるクセになる1品。苦くない抹茶をコンセプトにつくったという「抹茶無双」(950円)は、抹茶ミルク×抹茶チョコ×抹茶クリームの3層で構成された贅沢なかき氷。まろやかだけれど、しっかり抹茶が香る。
抹茶ファンなら一度は食べてみたい!大人の抹茶味
東京・梅島にある「椛屋(もみじや)」は、氷をはじめ、一つひとつの素材をとことん吟味してつくった、とっておきのかき氷に出会えるお店。こちらも通年食べられるメニューのひとつ「抹茶」(950円)。シロップには日本一の抹茶の里・西尾の高級抹茶をたっぷりと使い、甘さをとことん抑えて大人の味わいに仕上げている。抹茶ならではの香りとほのかな苦みがあり、抹茶好きの大人にはたまらないおいしさ。
自慢の小豆&抹茶をたっぷり乗せた宇治金時のかき氷
東京・飯田橋の「まめ茶和ん」は、讃岐うどんとかき氷と和菓子のお店。店主は、もともと製菓学校で和菓子を学んでいたという森内博子さん。一度は味わってほしいのが、2日間かけて炊き上げる自慢の小豆(粒あん)をたっぷりと乗せた「宇治金時」(1010円)。ふわふわの氷に、上質な宇治抹茶を使ったほろ苦く濃厚な味わいの抹茶蜜、やさしい甘さに仕上げた小豆は相性バツグン。
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【特集】夏といえばかき氷!並んでも食べたい東京の名物かき氷2021
夏になると恋しくなるかき氷。あまたあるかき氷の中でも、行列ができるほど有名なお店のかき氷には、どれも店主の愛情がたっぷり。今回は、そんな店主とお客さんが愛する名物かき氷の魅力を編集部が総力取材。この夏はかき氷の魅力を再発見しに、お出かけしてみませんか? 気になる待ち時間や整理券配布情報もチェックして。
PHOTO/AYA MORIMOTO(甘いっ子、雪菓、椛屋)AYUMI OHSAKI(まめ茶和ん) TEXT/MINORI KASAI