夏になると恋しくなるかき氷。今回は番外編として、トップパティシエが手がける進化系かき氷をご紹介。今年の春、フランスから日本に初上陸したチョコレートブランド「ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房」で味わえるのは、世界のトップシェフ、アラン・デュカス氏がプロデュースした抹茶&ショコラのかき氷。ほろ苦い抹茶と自慢のショコラがさっぱりとしたレモンの酸味とおいしく混ざり合う、新感覚のかき氷を召し上がれ。
老舗が軒を連ねる職人の街にオープンした、アラン・デュカスのチョコレート専門店
2018年3月に東京・日本橋にオープンした「ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房」は、フランスやモナコなどに三つ星レストランを展開する世界のトップシェフ、アラン・デュカス氏が手がけるチョコレートブランド。東京工房を取り仕切るエグゼクティブシェフ・ショコラティエのジュリアン・キンツラー氏は、デュカス氏の右腕ともいうべき存在。
1階のショップにはボンボン・ショコラやタブレットなど、本国のレシピをそのまま再現し、併設の工房で1つひとつ手作りされたチョコレートが並んでいる。ガラス張りの工房でチョコレートやデザートが作られる様子は、2階「ル・サロン」から見ることができる。その繊細な作業を眺めながら、できたてのチョコレートを使ったオリジナルデザートがいだだけるル・サロンは、世界でも日本にしかないのだそう。
この夏、東京工房限定の限定メニューとして登場したのが「Kakigori 抹茶&ショコラ」(1700円)。オーダーごとに手で砕いているという抹茶のグラニテの下には、レモンのマーマレードや抹茶クリーム、ソルベ・ショコラ、カカオニブが。ほろ苦い抹茶と、さっぱりとしたレモンの酸味、カカオニブのカリカリとした食感、濃厚なソルベやクリームなど、それぞれのおいしさが口の中で混ざり合うのが楽しく、こんなかき氷は初めて!と感動するはず。
ほかにもある!お店の人気メニューや雰囲気をチェック
なめらかな口溶けの後に残るカカオの余韻を楽しんで
こちらは大人気の「ムース・オ・ショコラ」(1600円)。乳製品を使用せず、卵白でふわふわの食感に仕上げたムースの上に、薄く削ったチョコレートをたっぷりと。カカオ本来の香りやおいしさを引き出すため、こちらでは乳脂肪分や砂糖を極力使わずにチョコレートやデザートをつくっているそう。そのため、甘さよりもほろ苦さが際立つ大人の味わい。
夏らしさいっぱいのムースにさっぱりとしたグラニテを添えて
「ココ&ショコラ グラッセ・オ・シトロンヴェール」(1900円)も東京工房でしか食べられない夏限定のデザート。ココナッツのアイスクリームにココナッツミルクを泡立てたなめらかな“エマルジョンココ”、ショコラクリームなどが層になっていて、仕上げに削ったライムが爽やかな香りをプラス。ライムのグラニテと一緒に食べてもおいしい。
とっておきのチョコレートを使ったデザートが楽しめるのは日本だけ
工房を眺めながらチョコレートを楽しめる「ル・サロン」があるのは日本だけ。店内はもちろん、表通りからも工房の様子が見え、通りがかる人も足を止めて見入ってしまうそう。デュカス氏の願いは、いつかここでチョコレートを食べた子ども達が、ショコラティエの道を目指すこと。10代の頃からいつかチョコレートのお店をつくりたいと思い描いていたデュカス氏の夢が詰まった工房へ、足を運んでみて。
かき氷DATA
- 開催日程
- 9月中旬まで(予定)
- メニュー
- 「Kakigori 抹茶&ショコラ」(1700円)
- 氷の特徴
- 抹茶のグラニテを手で削り出す
- シロップの特徴
- 抹茶の濃厚な味わい、香りを活かした自家製ソース
- トッピング
- なし
- 入店・待ち時間について
- ・週末は混み合います
DATA
- スポット名
- ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房
- 電話番号
- 0335163511 0335163511
- 住所
- 東京都中央区日本橋本町1-1-1
- 営業時間
- 11:00~20:00(19:30LO)
- 定休日
- 不定休
- 交通アクセス
- 東京メトロ「三越前駅」B6出口より徒歩2分
- 予約
- 不可
- その他のメニュー
- ミルフィーユ・トゥ・ショコ、スフレほか
- ホームページ
- 「ル・ショコラ・アラン・デュカス」公式HP
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PHOTO/AYA MORIMOTO TEXT/MINORI KASAI