予定のない休日の午後、あるいは仕事が早く終わった日。このまま家で過ごすのがもったいないように感じたら、この連載の出番です。どこへ行くか迷ったときにぴったりなスポットをお届けする、夕方からの町歩き案内です
脂が口中で軽やかに溶ける切りたての極薄生ハム
切り立てほやほやの無添加生ハムやサラミをテイクアウトできるサルーミ(食肉加工品)専門店。その日中に食べ切れる量をと50g~の少量の量り売りにも対応。うまみも塩味も異なる生ハム数種の食べ比べやなめらかな食感のモルタデッラなど好みの味が見つかります。
SALUMII LAND
サルミーランド
TEL.03-6875-8600
住所/中央区築地2-10-1
営業時間/12:00 ~ 20:00
定休日/水、火不定(祝の場合は営業、前後不定休)
イタリア人が懐かしさに目を輝かす
「イタリアにはその地域にしかない特徴的なお菓子があって、地元愛や郷土の歴史を食べているような気持ちになれるんです」と話す店主の塩月さん。お菓子のテーマは“イタリア人の日常”。洗練されているけれど気取らない、心躍るおやつが待っています。
野菜の魅力に開眼する、新しい隠れ家
コースは野菜に振り切った構成で、魚や肉料理にも野菜がたっぷり。店主が修業先の和歌山で出会った農園や、その滋味深さに感動した雲仙の在来種の野菜、北海道や千葉などの産地から驚くほどたくさんの種類の野菜が日々届きます。例えば魚料理に添えたズッキーニルンガは1m長さもあるシチリア野菜、その葉のみをソテーしているが、ちゃんとズッキーニの味がすることに感動しきり。前菜にのせたフレッシュなコリアンダーのピクルスはピチッとはじける爽やかな香りが斬新! 採れたての野菜のみずみずしさ、太陽や風土の匂いまで伝わってきそうな繊細でいて創造性に満ちた料理が味わえます。
mehishiba
メヒシバ
TEL.03-4400-4409
住所/中央区新富2-4-3京橋ダイヤモンドマンション1F
営業時間/19:00(料理一斉スタート)~24:00*要予約
定休日/火
PHOTO/MASAHIRO SHIMAZAKI TEXT/KAORI MINETSUKI
※メトロミニッツ2024年10月号「TOKYO EVENING HOPPING」を再編集して転載