うまいもの探偵団が、東京の気になる街の気になる料理店へ突撃。一番売れているメニューを料理人にお聞きして、おいしいだけじゃない、愛されている理由を探ります。今回は、2023年8月に「MIYASHITA PARK」に開店したクラフトバーガー専門店『JB's TOKYO ミヤシタパーク店』へ。
【今月のお店】JB's TOKYO ミヤシタパーク店
一番売れているメニュー:JB's スペシャル
探偵団:赤白の庇(ひさし)と、壁に描かれたグラフィティアートが目を引きますね。そして気になる、「100%」「HOME」「MADE」の看板!
西岡店長:代々木本店とは異なるストリート感あふれる店内は、“スケートパークの屋台”をテーマにしています。そして、この看板こそ、うちが掲げるコンセプトなんです。バンズやパティはもちろんのこと、ピクルスやソース類に至るまで、すべて店内で手作りしているんですよ。
探偵団:バンズやピクルスも! ここまで自家製にこだわっているお店は世界でもかなり珍しいのでは・・・?
西岡店長:日本では多分唯一と言ってもいいくらいなんじゃないかな?
探偵団:唯一無二のハンバーガー! どれもおいしいそうですが、いちばん人気のメニューは?
西岡店長:いちばん人気はやっぱり「JB'sスペシャル」ですね。
探偵団:粗挽き肉のパティがどどんと2枚! まず見た目のインパクトがすごいですね。たまらないです!
西岡店長:ビーフ100%のスマッシュパティとチーズを2枚ずつ、それに、その日仕入れた新鮮野菜と自家製ピクルスを、自家製食パンで挟んでいます。うちは無化調にもこだわっているので、食パンは北海道産小麦粉と北海道バターを使っていて、ソースは卵を使わない豆乳マヨネーズと、複数のスパイスを加えたケチャップの2種類です。肉のうまみを引き立てているでしょう。
探偵団:確かに、肉汁があふれるほどジューシーなのに、ソースがさっぱりしていて全然くどくない! ハンバーガー=丸パンのイメージがあったので、食パンは初めてです。
西岡店長:これは「パティメルト」という、ハンバーガーの原型とされている料理を参考にしているんです。
探偵団:パンがトーストをしてあって、丸パンでは味わえない、カリッサクッとした食感が新しいですね。あと、ハンバーガーを注文してからものの5分ほどで提供されたことに驚いたのですが・・・。
西岡店長:あくまでもファストフードなので、大体5分程で注文から提供までが完了するようにしています。ちなみに、ハンバーガーもポテトも一切作り置きはしません。やっぱりできたてがおいしいですからね。
探偵団:ポテトも毎回揚げたてなんて! 最高! とは言え、こんなにこだわりが詰まっているのに、ハンバーガーなんて390円ですし、ここまでしてもらっていいの?という気持ちになってきます・・・。
西岡店長:もともとは、創業の地・代々木に恩返しをしたい気持ちで、本当にうまい肉を、ファストフード店と同じ価格で提供できないかというところから始まっていて。安いグルメバーガーではなく、日常使いができる世界最高のファストフードバーガーをめざして日々努力しています。
探偵団:レペゼン代々木、そして渋谷ワーカーたちの救世主ですね。ぜひ八重洲にも出店してほしいです!
西岡店長:がんばります(笑)
JB's TOKYO ミヤシタパーク店
渋谷の複合施設「MIYASHITA PARK」に入る、代々木発のクラフトバーガー専門店。「100%手づくり」「100%無化調」「100%つくり立て」を掲げ、“本当においしいファストフードバーガー”を提供する。
DATA
ジェービーズトーキョー
TEL.03-6434-1029
住所/東京都渋谷区神宮前6-20-10 MIYASHITA PARK SOUTH 2F
営業時間/11:00~21:00 ※店休日は施設の定休日に準ずる
【今月の探偵】編集部員:スズキ
メトロミニッツの「文化と伝統」担当。ハンバーガーが大大大好き。ポテトは細めのカリカリ派
【INFORMATION】JB's TOKYOが出店する「MIYASHITA PARK」へ
全長約330m、公園・商業施設・ホテルが一体となった複合施設。ファッションや雑貨、グルメ、シェアオフィスなどカルチャー性の高い、個性豊かな約90の店舗が軒を連ねる
- 電話番号
- 0367125630 0367125630 代表 ※受付時間(11:00~18:00)
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前6-20-10
- 営業時間
- ■ショップ/11:00~21:00 ※店舗により異なります
■レストラン/11:00~23:00 ※フードホールのみ11:00~22:30、土・日・祝10:30~22:30
- 交通アクセス
- 渋谷駅より徒歩3分、明治神宮前駅7番出口より徒歩8分
- ホームページ
- MIYASHITA PARK
PHOTO/KENSUKE HOSOYA
※メトロミニッツ2024年1月号「うまいもの探偵団」より転載