毎月案内人をお招きし、思い入れのある場所を教えてもらうこの企画。今月は、“唯一無二のスイーツ芸人”としてスイーツ催事や商品の企画、コンクール審査員など幅広く活躍中のスイーツなかのさんです。
多彩なスイーツ店が勢揃い。
自分だけのお気に入りが見つかる、新発見の街
代々木八幡・代々木公園のいわゆる“奥渋”から代々木上原にかけては、以前に西武渋谷店でスイーツの催事を企画した際にもメインにした、私にとって馴染みの深いエリアです。
このエリアの魅力は、偏りなくあらゆるジャンルのお店があること。今回ご紹介する6店も、一言でスイーツと言ってもそれぞれに個性があり、楽しく巡ってもらえるはずです。
「テオブロマ」は、言わずと知れたカカオスイーツの名店。大学時代から通い始め、吉本興業に所属していたときは近くにある「ヨシモト∞ ホール」があったので、ライブ前後によく仲間と訪れていました。テオブロマに来たら、ぜひ味わってほしいのがチョコレートケーキ「サンホアキン」。これまで「ドス(2)」「トレス(3)」と進化して、今は3代目。カカオのフルーティで豊かな風味に魅了されます。
「プリンカフェ448」は、実力派のプリン専門店。プリンシューはサクサクのシュー生地と、かための「昭和プリン」の相性が抜群です。駅前なのに2階のイートインは意外と穴場。散策の合間のティータイムにおすすめです。
「パティスリー ビヤンネートル」は、シェフ自ら生産者の元へ足を運び、厳選した季節のフルーツを主役に、丁寧に作られたお菓子が揃う店。なにかのお祝いでとっておきのケーキを買いたいときには、ぜひ訪れてほしいお店です。
「ホルン」のおすすめはクレープ。目の前で焼いてくれるのを見ているとワクワクしてしまいます。テイクアウトもできるので、代々木公園での散歩のお供にもいいですね。
「和のかし 巡めぐり」は、「体内の血の巡りをよくして、おいしいものを穏やかな気持ちで楽しんでほしい」という思いのこもった店。できる限り有機栽培や自然栽培の素材を使用し、アレルギー食品や添加物は不使用。毎日食べたくなるような、ほっとするおいしさが魅力です。
「ミレイネ」のヴィーガンスイーツは、パッケージもおしゃれで手土産にぴったり。クッキーは甘いもののほか、醤油味やカレー味もあって、贈ると必ず喜ばれるスイーツです。
奥渋〜代々木上原には、このほかにも楽しいお店がたくさん。ぱっと見は雑貨屋なのに入ってみるとアイスが食べられたり、地方のお菓子が買えたりと、意外なスイーツ発見もあるはずです。この町であなただけのお気に入りを見つけてください。
今月の案内人/スイーツなかのさん
早稲田大学卒業後、芸人の道へ進み、子供の頃から好きだったお菓子を独学で勉強。特注のパンケーキハットをトレードマークにスイーツ芸人として活動を開始。所属していた吉本興業から独立し、雑誌やテレビなど多数メディアで活躍中
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Photo/YUKO CHIBA Text/SHINO KAWASAKI
※メトロミニッツ2022年5月号「東京巡礼」より転載
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