毎月案内人をお招きし、思い入れのある場所を教えてもらうこの企画。今月の案内人は数多くのナチュラルブランドを手がけ、オーガニック製品に精通するブランディングディレクター・佐藤香菜さんです。外苑前~表参道エリアで、佐藤さんイチ押しのオーガニック&ナチュラル製品の6ショップをご紹介。休日に巡って心身をリフレッシュしよう!
目まぐるしい毎日の中で“オーガニック&ナチュラル”に癒され満たされる街
東京は世界でもニューヨークと並ぶほどせわしなく、それと同時になんでも揃っている都市だと思います。オーガニックなど自然由来の素材を使ったコスメやフード、ファッションを扱うショップが増えてきて、目まぐるしい毎日の中の「癒しの場所」として、多くの人に必要とされていると感じます。
海外のほうがナチュラル製品を扱うショップは多いイメージがありますが、海外の関係者が東京に来ると、そういったお店がとても多くて品揃えもすごいと驚かれます。最近の東京は世界のどこよりもナチュラルなものが充実しているのかもしれません。
表参道と外苑前は特にこだわりのあるショップが多く、新しいお店もどんどんオープンしていて、最先端の“ナチュラル”に触れられるエリアです。今回ご紹介するお店のほかにも、スパやヴィーガンカフェなど、自分を労わるのに最適なお店が数えきれないほどあります。
そんな中でも今回まずおすすめしたいのが「doinel(ドワネル)」。世界各地から輸入しているアポセカリーはどれも洗練されていて、ラッピングもすばらしく、ギフトを買うのにも良いお店です。
その近くのパリ発オーガニックスーパー「ビオセボン」は都内に18店舗あり、最近増えています。散策の途中で小腹が空いた時に、おやつや飲み物を買うのにおすすめです。
「aloof home(アルーフホーム)」は11月にオープンしたばかり。和紙などでできた洋服を販売していて、着なくなったらお店で回収。京都の農場で肥料となり、育った野菜がお店でスムージーとして飲めるという、サステナブルなお店です。
「シンシア・ガーデン」はスパのほか、カフェのスイーツが絶品。私はショップもよく利用しています。
「LAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ)」は環境に配慮した自然素材を使ったフィンランドのテキスタイルが揃う店。肌にも優しい高品質な製品が並び、サウナアイテムも。
そして「アムリターラ」は、コスメから食品、サプリメントまでが揃う、オーガニックビューティの総本山。絶対に外せないお店です。
ぜひ今回の6軒をご紹介した順に巡ってみてください。見た目、香り、味、触感、雰囲気など、どの店も五感に訴えかけ心を癒してくれます。途中で小腹も満たしながら、表参道・外苑前のナチュラル&オーガニックショップでリフレッシュする休日をお過ごしくださいね。
今月の案内人/佐藤香菜さん
オーガニックコスメ&フードショップ「ビープル バイ コスメキッチン」の立ち上げとディレクションを経て独立。オーガニックのスペシャリストとして、企業やブランドのコンサルティングに携わっている
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PHOTO/MASAHIRO SHIMAZAKI TEXT/SHINO KAWASAKI
※メトロミニッツ2021年12月号「東京巡礼」より転載