米寿祝いはなにをする?もらって嬉しいプレゼント・食事会・特別な体験で米寿のお祝い

米寿祝いはなにをする?もらって嬉しいプレゼント・食事会・特別な体験で米寿のお祝い

両親や祖父母、恩師・・・大切な人の、大切な節目は、特別な思い出を残しませんか? 日頃の感謝や、これからも元気で長生きしてほしいという気持ちを込めて、米寿祝いをきっかけに、想いを伝えよう。今回は米寿祝いに喜ばれるギフトや、食事や旅行のように一緒に過ごす時間など、お祝いTipsを編集部がお届け。あわせてマナーや常識、タブーもチェックしよう。

更新日:2022/03/29

米寿祝いとは?

88歳をお祝いする「米寿」

88歳を祝う「米寿(べいじゅ)」は、「米」という漢字を分解すると「八十八」になることが由来。米寿祝いの色は、高貴な色として使われてきた「黄色」や「金茶色」。特に黄色には、秋に実る稲穂のイメージもあることから、選ばれることが多いそう。

日本で長寿祝いが取り入れられたのは奈良時代。聖武天皇が40歳をお祝いしたのが始まりといわれ、江戸時代以降に大衆の間に広まったのだとか。88歳になり、若い頃のようにアクティブに動き回ることは難しいかもしれないけれど、いまや人生100年時代。「今までありがとう。これからも健康でいてね」という思いを込めてお祝いしよう。

「黄色」や「金茶色」を取り入れたギフトを

お宮参りや七五三、成人式などと違って決まった儀式やルールがない米寿祝い。基本的には、家族や親せきなど、親しい間柄の人がお祝いすることが多いよう。

プレゼントやご祝儀を贈る際は、米寿のテーマカラーである「黄色」や「金茶色」を取り入れるほか、水引やラッピングのリボンなどに取り入れるのもおすすめ。ものを贈るだけでなく、食事や旅行などを通じて楽しい時間を過ごすなど、お祝いする方法はさまざま。日頃からコミュニケーションを取りながら、相手の喜ぶギフトを考えて。

また、家族でお祝いをする場合は、事前に兄弟姉妹やほかの家族と相談しながらプランを立てることも大切。まずは相手の立場に立ち「自分だったらどんな風に祝ってほしいか」を考えながらお祝いプランを立てるようにしよう。

知っておきたい米寿祝いのタブーや注意点

これまでの感謝を伝えると同時に、「元気で長生きしてね」という思いを込めて祝う米寿祝い。
古くから死(4)や苦(9)をイメージさせる金額や個数、シクラメンや櫛(くし)などのものはタブーとされてきた。また、「踏みつける」ものである履物や敷物、「老い」を感じさせる老眼鏡や補聴器のほか、万年筆などの文具類は「もっと勤勉に働きなさい」という意味があることから、今までは目上の人への贈り物としては控えた方がよいと言われてきた。

ただし、時代と共にその考え方なども変化してくる。慣習として言い伝えられていることは知識として取り入れ、どんなものを贈るにしても「心がこもっている」ことが大前提。あまりタブーにこだわりすぎず、相手が喜ぶ笑顔を思い浮かべながら選んでみて。

お話をお伺いしたのは、マナーコンサルタントの西出ひろ子さん

マナーの専門家として、個人や企業のマナー研修、マナーコンサルティングに携わるほか、マナー関連の本を数多く手がけるなど多方面で活躍。単なる礼儀作法としてのマナーではなく、常に相手の立場に立ち、目の前にいる相手と心を通わせるマナーのあり方を美道家としても提唱している。

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みんなは米寿祝いどうしてる?読者アンケート

米寿祝い、みんなはどうしてる? 贈り物やお祝い方法、気になる予算などを、オズモール読者1000人以上にアンケート調査。リアルなコメントとあわせて参考にしてみては。(2022年2月 オズモール調べ、n=1132)

長寿祝い、なにをして祝った?

食事会で祝う人が多数。「祖母の米寿のお祝いで、叔父含め家族で食事をした。ちゃんちゃんこを着てもらって写真をとった。久しぶりに皆で集まれてとても喜んでくれた(tayさん)」「母の米寿祝いで、兄妹2人の家族と一緒に、実家でお寿司をとり、食事のときにちゃんちゃんこを着てもらい、記念写真を撮った(みるきさん)」と、外食のみならず自宅でお祝いする人も多かった。

一方で「祖母の米寿祝いで親戚全員で温泉旅行した(まっちゃんさん)」「父と義父母、それぞれの米寿のお祝いの時は子供や孫みんなで温泉旅館へ旅行しました(ruruさん)」と、旅行でお祝いをしたという声も。体調や状況に合わせてプランを立ててみて。

2022年2月 オズモール調べ、n=1132

食事会、1人あたりの予算はいくら?

「家族みんなで集まって、ホテルレストランの個室でお祝いの食事会(みちーなさん)」「家族で豪華に食事(まちゃりんさん)」など、いつもより特別感が演出できるレストランやホテルのランチで、お祝いをしている人が多いよう。「デザートプレートにメッセージを書いてもらって、写真も撮ってもらった(芋っこ娘)」とサプライズの演出をしている人も。

コロナ禍で外食ができなかった人は「個室のお店を選んで、普段は行かないお店でお祝いすればよかった(momocoroさん)」という後悔の声もあった。

2022年2月 オズモール調べ、n=1132

プレゼント・贈り物で米寿をお祝いする

Q.贈り物をした人は、なにをプレゼントしましたか?(2022年2月 オズモール調べ、n=1132)

米寿祝いにぴったりなプレゼント

読者アンケートによると、どんなお祝いでもやっぱりお花は定番。生花を長期間楽しめるブリザードフラワーを贈っている人も多いみたい。

「本人が好きなもの。記念になるもの(yokoさん)」「当人の好きな物、普段は高級でなかなか口に入らないもの(peachさん)」など、本人の趣味趣向にあわせつつ、特別感があるものを贈り物としてセレクトする人も多数。

「米寿に色んな種類のお米を送りました(もとえさん)」と、年齢にちなんだアイテムを贈っているという声もあった。

長寿祝いにおすすめのプレゼント

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食事会で米寿をお祝いする

ホテルレストランで米寿祝い

一生に一度のお祝いを過ごすなら、細やかなサービスでゲストをおもてなししてくれるホテルレストランで。格式あるホテルなら特別な時間が演出できることに加えて、バリアフリー対応をしていたり駐車場が完備されていたりと、安心して利用できる点も魅力。料理のジャンルも多彩で、事前に米寿祝いであることを伝えておけば、ホテル側もさまざまな配慮をしてくれるはず。

和食レストランで米寿祝い
PHOTO:銀座治作

和食レストランで米寿祝い

和の空間が好きという人や、使い慣れたお箸で食事を楽しみたいという人も多いはず。そんな相手には、懐石料理などがいただける和食レストランを。あらかじめ個室を予約しておけば周囲の視線も気にならず、家族や近しい人だけで特別なお祝いができるはず。

おいしい料理をテイクアウトして自宅で米寿祝い

レストランでの食事はかえって緊張してしまうという相手には、気がねなくくつろげる自宅でお祝いを。普段はなかなか行かれない高級レストランやホテルなど、多彩なジャンルのレストランのなかから前菜やメインディッシュ、ホールケーキなどのデザートもテイクアウトが可能。相手の好きなものを選んでテイクアウトして、盛り付けやテーブルコーディネートをちょっと工夫すれば、いつもの食卓もお祝い仕様に。

編集部おすすめ!長寿祝い専用プラン

ちゃんちゃんこ貸出付きやケーキ・花束付き、お祝いの色に合わせたボトルワイン付きなど、古希祝いを華やかに盛り上げる長寿祝い専用レストランプランがおすすめ。家族そろってのお祝いにぴったりな個室もしくは半個室をリザーブするから、小さなお子様連れでも安心。

旅行をして米寿をお祝いをする

ホテルステイをして米寿祝い

ホテルでのんびり過ごす “おこもり”ステイも米寿祝いにぴったり。アフタヌーンティーや食事、スパなどが楽しめるなど、どこへも行かなくてもホテル内で楽しめるプランが充実。非日常のラグジュアリーな空間で、お祝いにふさわしい特別なひとときを。

温泉旅行で米寿祝い

ときには日常を離れた空間で過ごす、癒しのひとときをプレゼントするのはいかが? 自然に囲まれた温泉や、季節を感じながら味わうおいしい料理に心も体も満たされそう。ゆったりと流れる時間のなかで、穏やかに過ごすお祝いの時間を楽しんで。

“特別な体験”を一緒にして米寿をお祝いする

一緒にホテルスパを体験して米寿祝い

ホテルスパは実のお母さんなど、特に近い間柄の人におすすめしたいお祝いプラン。ボディやフェイシャルをプロの手でていねいにケアしてもらった後は、ホテルのカフェやラウンジで、ランチやアフタヌーンティーを楽しむのもおすすめ。

歌舞伎・ミュージカルなど、一緒にエンタメ体験をして米寿祝い

エンターテイメントが好きな相手には、ぜひ一緒に感動を味わう「体験」のプレゼントを。歌舞伎やミュージカルをはじめ、多彩なジャンルのなかからお気に入りのプランを一緒に選ぼう。

メッセージを贈って米寿をお祝いする

米寿祝いはメッセージカードで想いを伝える

遠方に住んでいるなどなかなか会いに行けない相手には、ぜひ直筆のメッセージでお祝いや感謝の気持ちを伝えて。手紙は書き慣れていないという人は、例文を参考にするほか、簡単な文面でも大丈夫。素敵なデザインの便箋やカードを選んで、素直な気持ちを綴ろう。

あわせてチェック。長寿祝い特集

大切な人の節目を華やかに。還暦・古希など長寿祝い

長寿祝い

両親や祖父母、恩師の還暦や古希などの長寿祝い。大切な人の大切な節目は、特別な思い出を残しませんか? 大好きなお酒やお花などの定番プレゼントに加えて、旅行や食事でかけがえのない時間を一緒に過ごす、最高の思い出になる体験を編集部がナビゲート。長寿祝いのマナーや常識、タブーも併せてチェック!

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WRITING/MINORI KASAI

※記事は2022年3月29日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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