還暦祝いはなにをする?もらって嬉しいプレゼント・食事会・特別な体験で還暦のお祝い
両親や祖父母、恩師・・・大切な人の、大切な節目は、特別な思い出を残しませんか?
日頃の感謝や、これからも元気で長生きしてほしいという気持ちを込めて、還暦祝いをきっかけに想いを伝えよう。今回は還暦祝いに喜ばれるギフトや、食事や旅行のように一緒に過ごす時間など、お祝いTipsを編集部がお届け。あわせてマナーや常識、タブーもチェックしよう。
更新日:2023/01/08
還暦祝いとは?
満60歳をお祝いする還暦祝い
61歳(満60歳)を祝う「還暦祝い」は、60年をかけて生まれた年の干支に還ることに由来している。長寿祝の色は赤。おなじみの赤いちゃんちゃんこには、魔除けや、もう一度“赤ちゃん”として生まれ、新たなスタートを切るという意味があるそう。
もともと還暦祝いは中国から伝わった風習で、日本では奈良時代に聖武天皇が40歳をお祝いしたのが始まりだといわれている。大衆の間に広まるのは、江戸時代以降。ちなみに江戸時代の平均寿命は30~40代。今と違って60代になっても元気に過ごしている人は少なかったと考えられている。
いまや人生100年時代。「いくつになっても若々しく、元気でいてね」という気持ちを込めて明るくお祝いしたい。
「赤」を取り入れたギフトで還暦を祝おう
還暦祝いにはお宮参りや七五三のように決まった儀式はなく、家族や親せきなど、親しい間柄の人がお祝いすることがほとんど。
相手の喜ぶものを贈ったり、一緒に食事など楽しい時間を過ごしたり、お祝いする方法はさまざま。プレゼントには還暦祝いの色である「赤」を取り入れたギフトを贈ってみては? ご祝儀袋の水引にこだわるだけでも華やかな印象に。
家族でお祝いをする場合は、事前に兄弟やほかの家族と相談しながらプランを立てるのがおすすめ。また、お世話になった上司や恩師などにお祝いをする際も、同僚や同級生と連名で贈るのがベター。相手に必要以上の負担をかけないために、まずは相手の立場に立ったうえで「自分だったらどんな風に祝ってほしいか」を考えながらお祝いプランを計画しよう。
知っておきたい還暦祝いのタブーや注意点
還暦祝いは「これからも元気で長生きしてね」という思いを込めて祝うもの。
古くから、死(4)や苦(9)をイメージさせる金額や個数、シクラメンや櫛(くし)などのものはタブーとされてきた。また、「踏みつける」ものである履物や敷物、「老い」を感じさせる老眼鏡や補聴器のほか、万年筆などの文具類は「もっと勤勉に働きなさい」という意味があることから今までは目上の人への贈り物としては控えた方がよいといわれてきた。
ただし、時代とともにその考え方なども変化してくる。慣習として言い伝えられていることは知識として取り入れ、どんなものを贈るにしても「心がこもっている」ことが重要。
タブーにこだわりすぎず、相手が喜ぶ笑顔を思い浮かべながら、プレゼントを選ぼう。
みんなは還暦祝いどうしてる?読者アンケート
還暦祝い、みんなはどうしてる? 喜ばれた贈り物やお祝い方法、気になる予算などを、オズモール読者1000人以上にアンケート調査。リアルなコメントとあわせて参考にしてみては。(2022年2月 オズモール調べ、n=1132)
長寿祝い、なにをして祝った?
食事会で祝う人が多数。「父も母も還暦祝いで食事に行き、赤いちゃんちゃんこを着て写真を撮った(ちかりさん)」などと、食事に加えて記念撮影をして思い出を残している人も多いよう。
また「父の還暦祝いで、家族4人で高級温泉旅館に宿泊した。還暦祝いと伝えていたので、旅館側もちゃんちゃんこを用意いただいたり、至れり尽くせりで、家族にとってもとても思い出が残る旅行となった(ponnnyyyさん)」のように、まだまだ元気な還暦祝いには旅行をするという意見もあった。
食事会、1人あたりの予算はいくら?
「家族みんなで集まって、ホテルレストランの個室でお祝いの食事会(みちーなさん)」「家族で豪華に食事(まちゃりんさん)」など、いつもより特別感が演出できるレストランやホテルのランチで、お祝いをしている人が多いよう。「デザートプレートにメッセージを書いてもらって、写真も撮ってもらった(芋っこ娘)」とサプライズの演出をしている人も。
コロナ禍で外食ができなかった人は「個室のお店を選んで、普段は行かないお店でお祝いすればよかった(momocoroさん)」という後悔の声もあった。
プレゼント・贈り物で還暦をお祝いする
還暦祝いにぴったりなプレゼント
読者アンケートによると、どんなお祝いでもやっぱりお花は定番。生花を長期間楽しめるブリザードフラワーを贈っている人も多いみたい。
「父に、日本酒が好きなのでちょっと高級なその日本酒を贈りました(たむらぱんさん)」「コタツ布団です。本人が欲しいと言ったので(kikoさん)」など、本人が好きなものや希望のアイテムを贈る人も多数。
「還暦には赤いもの、ということで赤ワインをプレゼント(びばりさん)」「義母の還暦に60本のバラの花束(あやさん)」など、還暦の色である赤にまつわるアイテムをちゃんちゃんこ以外で贈っているという声も寄せられた。
ギフトコンシェルジュおすすめ!還暦祝いプレゼント
食事会で還暦をお祝いする
ホテルレストランで還暦祝い
行き届いたおもてなしで迎えてくれるホテルのレストランは、還暦祝いにもぴったり。予約する際に還暦祝いであることを伝えておけば、配慮してくれるはず。格式あるホテルなら特別感もより演出でき、美しい庭園や高層階からの夜景など、立地からも選べるほか、料理のジャンルもフレンチやイタリアン、和食に中華・・・とさまざまなジャンルから選ぶことができる。
和食レストランで還暦祝い
ナイフ&フォークでの食事は堅苦しくて・・・という人には、食べ慣れている和食レストランでのお祝いがおすすめ。落ち着いた雰囲気のなかでいただく、旬の食材をふんだんに取り入れたお料理に相手も笑顔に。個室が用意されているお店も多いから、くつろぎながら楽しい時間が過ごせるはず。
おいしい料理をテイクアウトして自宅で還暦祝い
遠出よりもおうちでのんびりしたいという相手には、自宅でのお祝いもおすすめしたい。いつもはいけないような高級レストランも、テイクアウトならお手軽。なかにはホールケーキやアフタヌーンティーセットがテイクアウトできるお店も。とっておきの器などテーブルコーディネートにもこだわれば、いつもの食卓も華やかに。
編集部おすすめ!長寿祝い専用プラン
ちゃんちゃんこ貸出付きやケーキ・花束付き、お祝いの色に合わせたボトルワイン付きなど、還暦祝いを華やかに盛り上げる長寿祝い専用レストランプランがおすすめ。家族そろってのお祝いにぴったりな個室もしくは半個室をリザーブするから、小さなお子様連れでも安心。
旅行をして還暦をお祝いをする
ホテルステイをして還暦祝い
久しぶりに、家族揃ってのんびり過ごしたい。そんな願いをかなえてくれるホテルステイ。ゆったりとしたベッドに並んでおしゃべりしたり、一緒に庭を散歩したり・・・何気ない日常の延長のようで、心に残る時間が過ごせそう。
温泉旅行で還暦祝い
旅行が好きな相手なら、温泉旅行で癒しの時間をプレゼントするのはいかが? その土地ならではの食材がいただける宿や、景色が美しい宿など選択肢がたくさんあるから、相手の好みに合わせて選んで。
季節の色々なフルーツ狩り+パフェづくり体験+お土産が付いた「新感覚」のフルーツ狩プラン♪ カップルにもファミリーにも嬉しい1泊2食付 ※マイカープランファミリー・ツイン(2名)
大人2名1泊1部屋
合計 37400円~(1名18700円~)
“特別な体験”を一緒にして還暦をお祝いする
一緒にホテルスパを体験して還暦祝い
実のお母さんなど、特に近しい間柄の人におすすめしたいのが「ホテルスパ」のプレゼント。ボディやフェイシャルなどくまなくケアしてもらって。スパをたっぷり満喫できるプールや温泉付きプランや、ランチ・アフタヌーンティー付きプランで贅沢なひとときを楽しんではいかが?
歌舞伎・ミュージカルなど、一緒にエンタメ体験をして還暦祝い
エンタメ好きな相手には、歌舞伎やミュージカルの特等席とグッズやパンフレットなどをセットでプレゼントするのもおすすめ。せっかくだからただ贈るだけでなく、一緒に観劇して感動を味わおう。
メッセージを贈って還暦をお祝いする
還暦祝いはメッセージカードで想いを伝える
遠方などなかなか会えない場所にいる相手には、直筆メッセージを贈るだけでも想いが伝わるもの。
手紙は書き慣れていないという人は、例文を参考にしたり、簡単な文面でも大丈夫。お気に入りの便箋やカードを選んで、素直な気持ちを綴ろう。
あわせてチェック。長寿祝い特集
大切な人の節目を華やかに。還暦・古希など長寿祝い
両親や祖父母、恩師の還暦や古希などの長寿祝い。大切な人の大切な節目は、特別な思い出を残しませんか? 大好きなお酒やお花などの定番プレゼントに加えて、旅行や食事でかけがえのない時間を一緒に過ごす、最高の思い出になる体験を編集部がナビゲート。長寿祝いのマナーや常識、タブーも併せてチェック!
WRITING/MINORI KASAI