バレンタインデーが近づいて、心も弾むこの季節。オズモール会員1252人に対して実施した、バレンタインデーにまつわるアンケート&体験談から、今どきのバレンタイン事情をのぞいてみよう。本命へのチョコをはじめ、職場の義理チョコや友チョコ、ご褒美チョコなど、リアルな口コミ情報も満載。共感も驚きも、2020年のバレンタインデーに向けて、ぜひ参考にしてみて。
おすすめチョコや相手に合わせた選び方いろいろ。バレンタインチョコレート事情の直近トレンド
6割以上がチョコレートを「贈る」と回答
アンケートによれば、昨年のバレンタインデーにチョコレートを贈ったと答えたのは全体の6割以上。最近ではデパートなどのバレンタインフェアで、このシーズンにだけやってくる海外のブランドや、フェア限定品などのチョコレートをチェックしているという回答も目立った。フェアの会場では試食できるところが多いのも魅力のひとつで、自分が食べておいしいと思ったものをあげられるのがいいという意見も多数。
選び方のポイントとしては「相手の好みに合わせる」という答えが最も多かったけれど、今回は希少性の高いものやヘルシーなものにも関心が集まる結果に。チョコレートの多様な進化が、ますます選択の幅を広げてくれそう。
【口コミ】要チェック!みんなのおすすめチョコレートは?
●貴腐ワインのレーズンチョコ、レザン・ドレ・オ・ソーテルヌは毎年買っています。(tekeさん・40代)
●東京ミルクチーズ工房のクッキーが値段も手ごろで、味がいいので重宝しています。(*HANAさん・40代)
●よく読んでいるブログでおすすめされていたブノワ・ニアンがおいしかった(タナーさん・30代)
●お気に入りのブランドでいろいろな種類のチョコレートを買います。シャボネル・エ・ウォーカー、プレスタ、パトリック・ロジェがおすすめです!(ゆさん・20代)
●レオニダスのチョコは高すぎないのにおいしい(リンさん・30代)
●彼氏は手作り。職場や家族は失敗が少ない高級チョコを。ジャン=ポール・エヴァン 、ノイハウス(催事の時のみ出店)、ドゥバイヨル、ラ・メゾン・デュ・ショコラあたりは口当たりがよくおすすめ。(じゃっきーさん・30代)
●モンセラートやジャン=ミッシェル・モルトローのオーガニックチョコレート(みにゃさん・40代)
●ショコラーシカというマトリョーシカの入れ物に入ったチョコレートがおすすめです。毎年楽しみにしているのはデメルの「猫の舌」。とてもなめらかでおいしいです。(ともさん・40代)
●チョコレートに詳しくない方を喜ばせるためにゴディバを活用します。知らないことがあると、すぐに調べてくださる人だとわかっているときは、おいしくて高級な手に入りにくいものを選びます。(のんたんさん・30代)
チョコを贈りたい相手は、やはり本命が1位
「チョコを贈る相手は?」という問いに対しては、約4割が本命の「彼や夫、好きな人」で堂々の1位。2位は「家族(夫以外の父や兄弟、息子など)」で、こちらは約2割。僅差で「職場」が3位となっている。家族や職場でのチョコレートは、愛情を伝えるというより感謝の気持ちを表すためのツールになっているみたい。
4位は「女友達」で、学生時代から友チョコをやり取りしていた人にとっては、季節のイベントとして定着しているのかも。5位は「自分へのご褒美」で、このシーズンはいろいろなチョコレートの種類が充実するとあって、毎年楽しみにしている人も多い。
バレンタインのチョコレート。今年はいくつ贈る?
「バレンタインのチョコレートはいくつ贈る?」という問いで、いちばん多かったのは「1個」。それだけ、バレンタインデーを本命の彼や夫とのスペシャルなイベントとして捉えているのかも。2位は「2~3個」で、3位の「4~5個」に比べると倍の多さに。11個以上になるとぐっと減るけれど、「30個以上」のプレゼンターも存在する。2020年も、チョコの数だけバレンタインデーの思い出が増えるはず。
【チョコは何個用意する?】
1個:32%
2~3個:30%
4~5個:16%
6~10個:12%
11~15個:5%
16~20個:3%
30個以上:2%
相手別のホンネ調査「この人に贈るならどんなチョコ?」
本命チョコは一緒に食べることを前提に選ぶ人も多数
彼・夫・好きな人に贈るチョコについては、約8割が「買う」と回答。その予算は、半数が2000円未満という結果に。基本的には相手の好みを優先するけれど、一緒に食べることを前提にして自分の好きなブランドや食べてみたいチョコを選ぶ人も多い。食べながら話が弾んで盛り上がれるような、話題性を重視するという人も。
本命チョコを「手作り」するのは約2割。お菓子作りが好きな人はもちろん、「相手が手作りを喜ぶから」という理由の人もいる。手作り派の場合は、本格的な味わいを求めてシングルオリジンの高カカオチョコレートを使うなど、材料にこだわる人もいる一方で、ワークショップに参加して手軽にプロの味にしてしまう要領のいいタイプも。買っても作っても、愛が伝われば、結果オーライと言えそう。
【口コミ】ここがこだわり!本命チョコの選び方
●夫と毎年バレンタインフェアやサロンデュショコラに足を運び、そこで気になったものを買ってあげています。ついでに自分のご褒美チョコも買います。(shiinyanさん・20代)
●Lady Bearがお互いに好きなアニメとのコラボ商品を出すので、それを並んででも買います。(こりさん・40代)
●甘ったるいものが苦手な彼氏には、ナッツやオレンジピールがのっていて甘さ控えめなものを選んだ。日本のメーカーのほうが繊細な甘さのイメージなので、今年はBEL AMERにした。(もえさん・20代)
●彼にあげたのはジャン=ポール・エヴァンの12~15個入りくらいのボンボンショコラ。家族みんなで食べてもらいたくて。(たのしさん・20代)
●一緒にバレンタインデートに行くならデリーモのチョコパフェをプレゼントするのもいいと思います。(ももんさん・30代)
●彼の鉄道趣味に合わせてJRのヘッドマークチョコと自分が食べておいしかったチョコケーキを渡しました。(キャンビーさん・30代)
職場で配るチョコは感謝を伝えるコミュニケーションツール
職場で配るチョコレートは9割以上が「買う」という結果に。予算は、500円から1000円がいちばん多かった。バレンタインデーに職場内でチョコレートを配ることについては、会社にそういった風土があるかないかによって対応が違ってくるという。
日頃の感謝を伝えられ、チョコレートをコミュニケーションに活用できるのがいいという意見も多く、会社全体がちょっとしたお祭り感覚で盛り上がれるところは、みんなで楽しんでいるみたい。
なかには女性社員の負担を減らすために配慮して禁止したり、昨年は働き方改革の一環として廃止にした会社もあったそう。
【口コミ】どうしてる?職場へのチョコの選び方
●部署に男性が多いので、申し訳ないけどお安め(でも見栄えはする)チョコレートを配りました。(ユウリーンさん・40代)
●職場へは大量に配るので、スーパーで大袋を買って、100円均一でカワイイラッピングを買って小袋にすると見た目がかわいくなる。(YU-KIさん・30代)
●モスバーガーのなめらかショコラがワンハンドで食べられておいしい。しかも200円をきり、安くて、絶対これをバレンタインに送る人はいないので、職場にいる人たちに贈るちょっとしたチョコに最適!(30代・ライスバーガーさん)
●職場のはどんなに安くても、キチンと包装してリボンが付いているものを選ぶ。その方が喜ばれる。(REIKOさん・40代)
●職場の義理チョコはあまりお金をかけない。お返しで男性が気を使わないように配慮している。(haruさん・30代)
●職場の女性へは味以外にパッケージ、日持ち、ほかとかぶらないことなどを考えて選ぶ。(ごめさん・20代)
家族には低糖質など健康を考えたヘルシーなチョコも人気
夫以外の家族に送るチョコも職場用と同じく、9割以上が「買う」派。少数の手作り派には、「彼に作った残りを家族に」なんていう人も。予算は1000円から2000円と答えた人が約4割で、多くが3000円未満と答えている。
家族に贈る場合は父親が多いせいか、砂糖の量の少ないものや低糖質の甘味料などに気を配る人も多い。さらに、低糖質に加えて、高カカオチョコレートを選ぶという人もいて、ヘルシーなチョコの人気が高まっている。
家族みんなで食べるなら、なじみのあるメーカーや有名店など、安心できるブランドといったチョイスも多い。家族にとってバレンタインチョコレートを囲む時間が、季節の風物詩となっているのかも。
【口コミ】喜ぶ顔を思い描いて。家族へのチョコの選び方
●メゾンショーダンのパヴェは値段が安いのにすごくおいしくて毎年家族用に購入しています。(ばにさん・40代)
●家族には幅広い年代で食べられるように、昔からあるお店(ヨックモック、アンテノール、モロゾフ等)のクッキーやチョコレート菓子を選ぶようにしています。(sakisakiさん・30代)
●実家の分は、チョコとお酒の好きな父が好みそうなものとは別に、母や祖母が食べやすいチョコレートのお菓子も一緒に送ります。(小夜さん・30代)
●父は、高級なチョコも安価なチョコも同じようにバクバク食べてしまうので、質より量と見た目の華やかさ重視で、母は高級チョコは大事に味わって食べてくれるので、少量でも洗練されたオシャレなチョコを毎年買って送っています。(いっちゃんさん・30代)
●父はお酒が好きなので、お酒との相性がよさそうなチョコを選びます。(きゃなさん・30代)
限定品や希少品も安心して贈れるのは分かってくれる女友達
女友達に贈る友チョコは、9割以上が「買う」派で予算は3000円未満と答えている。話題にしていることやチェックしている情報も近いから、このシーズンだけの限定品や海外の希少なブランド品でも「分かってくれる」という安心感があって冒険できるのも、女友達ならでは。
そのほかに、彩りのきれいなチョコや、華やかなパッケージ、食べた後も使えそうなかわいいデザインの入れ物など、相手の好きそうなビジュアルにこだわる人も多い。おいしいのは当たり前で、プラスアルファの魅力を持ったチョコを贈り合う楽しみがある。
【口コミ】共感したい!女友達へのチョコの選び方
●女友達には、自分では買わなさそうなプチ高級チョコを選ぶことが多い。(たけぼーさん・40代)
●女友達にはヘルシーなものを選ぶ。(あおさん・20代)
●美容師で目が肥えている友達には、話題性や希少性があるもの、ブランド名で選ぶ。(にゃこ。さん・40代)
●女性にはチョコの価値や味をよくわかっている人が多く、パッケージや見た目も理解して喜んでもらえるので、凝ったものを選びます。デルレイやサダハルアオキの凝ったボンボンという感じです。(kahalaさん・30代)
●友チョコはデザインが可愛いものにしている。(あいぼんさん・30代)
年に一度のシーズンだから!自分へのご褒美チョコのホンネ
この時期のお楽しみ!自分へのプレゼント
最近ではすっかり定番となった自分への「ご褒美チョコ」。買った理由について聞くと、シンプルに「チョコレートが好きだから」という声も多いものの、チョコレートのラインナップが充実するこのシーズンを楽しみにしている人も多い。
予算は約7割が3000円未満と答えているけれど、1万円以上と答えた人も複数いた。ふだんは買えない海外や地方のもの、シーズン限定のものなどを、年に一度のご褒美として奮発するそう。
チョコを選んでいたら自分も欲しくなって「ついつい」という人もいれば、実際に食べて今後のギフト用に使えるか検討するために買ったという慎重派も。いずれにしても、ご褒美チョコで頑張れるのなら、少しは自分に甘くなってもいいのでは?
【口コミ】なぜ「ご褒美チョコ」を買うの?
●世界中の有名なチョコレートが一度に集まるイベントが多く、贈りものとしてだけでなく、せっかくなら自分でも食べたいと思い、購入しました。(ゆさん・20代)
●フェアでしか買えないチョコが欲しかったから(なっっつさん・30代)
●彼氏や男友達の分を選んでいたら自分も欲しくなったから。(もえさん・20代)
●バレンタイン限定のチョコを毎年大人買いするのが楽しみだから。また、知らないブランドのチョコをおいしいかどうか試し買いするのが楽しみ。(寧々さん・30代)
●チョコレートが一番豊富な時期なので、チョコ好きには「この時期に買わずしていつ買うの!?」という感じです。(ゆっちさん・40代)
●普段は高級で手が出ないけど、バレンタインを言い訳に買いやすいから。(TKさん・20代)
アンケート/オズモール調べ「2019年バレンタインデー体験談について」 期間:2019/3/26~4/11、n=1252(女性限定)
WRITING/NAOKO YOSHIDA (はちどり)