今、旅好きの間で人気の観光列車。移動手段としてみていた鉄道を、乗ること自体が目的になる観光列車に変えるだけで、旅の思い出がよい深いものになるはず。そんな観光列車の中から、2024年春以降に運行開始する鉄道を厳選してご紹介。人気観光地・城崎温泉や別府へ優雅な電車旅を
【兵庫・福井／西日本旅客鉄道】観光列車「はなあかり」
「地域が華やぎ、地域にあかりをともす列車に」との思いから名付けられた観光列車がデビュー。10月から12月は、北陸新幹線が延伸開業する福井県敦賀駅から兵庫県城崎温泉駅まで運行。その後は季節ごとにエリアを変えながら、西日本各地を走る。3両編成で全54席あり、スーペリアグリーン車には2人用の個室も10室。ゆったり過ごせる観光列車の開業が待ち遠しい。
DATA
観光列車「はなあかり」（かんこうれっしゃ「はなあかり」）
TEL.0570-00-2486（JR西日本お客様センター、6:00～23:00）
運行開始／2024年10月予定
運行区間／敦賀駅～城崎温泉駅ほか
※運行日、予約方法などの詳細は順次告知
【島根・鳥取・岡山／西日本旅客鉄道】特急「やくも」
山陰の美しい景色が映えるブロンズカラーが特徴的な新型車両273系「やくも」が今春誕生。国内初の「車上型の制御付自然振り子方式」を採用した車体は、従来の特急より揺れが軽減され快適な乗り心地を実現。車内には、全席コンセントや大型荷物スペースなどが完備され、利便性も向上。半個室の雰囲気でくつろげる座席「セミコンパートメント」は、女子旅にぴったり。
DATA
特急「やくも」（とっきゅう「やくも」）
TEL.0570-00-2486（JR西日本お客様センター、6:00～23:00）
運行開始／2024年4月6日運行
運行区間／出雲市駅～岡山駅
運行日／毎日
予約方法／全国のJRのみどりの窓口、指定席券売機、主な旅行会社、インターネット
【福岡・大分／九州旅客鉄道】特急「かんぱち・いちろく」
博多駅から別府駅間を約5時間かけて運行するD＆S（デザイン＆ストーリー）列車が今春デビュー。「ゆふ高原線の風土をあじわう列車」をコンセプトにした車内には、個室やソファ席、BOX席が備わり、客室のテーブルには杉を使用。福岡・大分県の食材を使用した料理（お弁当）もお楽しみのひとつ。
DATA
特急「かんぱち・いちろく」（とっきゅう「かんぱち・いちろく」）
運行開始／2024年4月26日運行
運行区間／（かんぱち号）博多駅～由布院・大分経由～別府駅、（いちろく号）別府駅～大分・由布院・久留米経由～博多駅、各1日片道1便
運行日／（かんぱち号）月・水・土 （いちろく号）火・金・日
※問い合わせ、予約は専用サイトにて
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WRITING／NAOMI TERAKAWA
※OZmagazine TRIP（2024年3月22日発売）の情報を転用して掲載しています。掲載情報は、2024年3月8日現在のものです。その後、変更が生じる場合があります。また各店の営業時間や定休日などは時期によって変わる場合もありますのでご了承ください
