東京で買う、旅みやげ スリランカの旅で出会った手作りの木工品
丁寧に作られた各地のイイモノを揃えたショップが東京にもたくさん。作り手や産地のストーリーを知って手にすると、より旅気分を味わえる、とっておきのお土産をご紹介。
更新日:2017/08/25
異国情緒あふれる配色に胸が踊る。コロンとした小物入れ
ひと目で「外国から来たものだ」と分かってしまうほどエキゾチックな木工の小物入れは、スリランカの木工工房で作られたもの。日本にはない独特の色使いと草木や幾何学模様がかわいらしく、置いておくだけでもインテリアとして様になりそう。アクセサリー、紅茶のティーバック、ナッツ、ポプリetc・・・、と何を入れるか考えるだけでもワクワクする。
今回日本に持ち帰ってきたのは、中でも“スリランカらしい”色使いのもの。
「工房を訪れる時や街中を車で走っているときなど、印象に残ったのが建物の色彩です。イギリスやポルトガルが入植していた時代があったスリランカは、建物の所々にヨーロッパの風情があります。そんな建物で使われていたグリーンやレモンイエローといった、スリランカならではの色彩感覚を感じるものを選びました」と、TODAY’S SPECIALのスタッフ。
また、アンティーク調のデザインの小物入れは、木工工房のご主人の奥様が描いているもの。バティック(ろうけつ染め)でよく使われる“ペラヘラ祭”がモチーフで、程よくあせたような加工が素敵。
この小物入れとの出会いは、スリランカにゆかりのある友人によるもので「いいものを作っている工房がある」と紹介してもらったことがきっかけ。もともと伝統的なスリランカのお面を作っていて、そのかたわら土産物としてもポピュラーな小物入れを作っているのだそう。
日本のお椀を作る要領と同じ様に、木を成型したら何層も色を重ねて塗る。そして小型のナイフで模様を削ることで、上の層の色を落とし、下の色が出て柄を浮かび上がらせていくが、この模様を入れる作業はひとつ約10分とスピーディー。実際に工房を訪れ、そのスピードは速いけど丁寧、という職人技を目の当たりにし、信頼が生まれたのだとか。
たまたまの出会いで、理想の“象”を見つける
出会いがきっかけとなり手に入れたのは、小物入れだけではないそう。
「スリランカといえば“象”のイメージがあったので、象モチーフのものは欲しいと思っていました。でも、なかなかいいものに出会えていなかったんです。そんなとき、世界遺産・シーギリヤロックのビュースポットで観光客へお土産を売り歩くおじさんが持っていたものが、まさにこれだ!と思ったんです」
絵柄や色、大きさや形まで気に入り、おじさんの持っていた在庫をほぼ買い占めるほどに。計画通りに物事を進めるだけでなく、横道に逸れたり、偶然の出会いを楽しんだり・・・。旅ならではの出来事によって日本にやってきたと思うと、より愛着が湧いてくるかも。
これらのスリランカのアイテムに出会えるのは、TODAY’S SPECIALの店頭。旅する中で感じたスリランカの日常や、現地のワクワクするものたちを紹介。都内では自由が丘のショップで9月2日(土)12:00~18:00に、スリランカの名産品・セイロンティーの試飲会が行われる予定。紅茶を飲んでスリランカの手作りに触れれば、遠い異国の地が近くに感じられるはず。
TODAY'S SPECIAL Jiyugaoka
その名の通り、今日を特別にする“食とくらしのDIY”を提案するお店。今すぐ使いたくなる生活道具を紹介するショップやカフェレストラン、イベントやワークショップなど、生活を楽しくしてくれるきっかけがたくさん。
東京都目黒区自由が丘2-17-8
1・2F Market TEL.03-5729-7131 営業/11:00~21:00
3F Kitchen TEL.03-5729-7160 営業/11:00~23:00(22:00LO)
【TRIP TO SRI LANKA】
TODAY'S SPECIAL各店の店頭で、スリランカに足を運び見つけたアイテムを紹介。旅先で見つけたものから工房を訪ねて作ってもらったオリジナルなどが揃う。東京では8月25日(金)~9月21日(木)、関西では8月26日(土)~9月22日(金)に開催。
TEXT/MARIA KAWASHIMA