東京都 伊豆諸島・小笠原諸島のアンテナショップ「東京愛らんど」(竹芝)
地方のアンテナショップを巡って東京で旅気分! 東京の竹芝客船ターミナル内にある伊豆諸島・小笠原諸島のアンテナショップ「東京愛らんど」は、各島の魅力や文化を発信する拠点。地元食材を使ったオリジナルメニューや、それぞれに個性ある特産品を通して、島々の風を感じてみよう
更新日:2018/07/24
アンテナショップのスタッフに聞く、「東京愛らんど」のここがスゴイ
くさやも島ごとに個性あり! 各島の特産品が大集合
伊豆諸島・小笠原諸島への玄関口、竹芝客船ターミナルの一角にある「東京愛らんど」。
「ひと口に『東京の島』と言っても、ここから最も近い大島と、小笠原諸島母島との間は1000km近く離れていて、島ごとにそれぞれ特色ある風土や食文化が根付いています。例えば名物のくさやも、新島産は最もにおいが強く、八丈島産は比較的マイルドで食べやすいなど、違いがあるんですよ。店内に並ぶ多彩な特産品や工芸品、観光サービスカウンターで提供する観光情報を通して、ぜひ各島の魅力や個性に触れてください。
島の食材を使ったジャムや調味料、健康野菜として知られる明日葉(あしたば)の商品は、ギフトにもおすすめです。食品以外の売れ筋アイテムの一つが、小笠原名物の「ギョサン」。地元漁師が愛用する樹脂製サンダルで、滑りにくく水辺のレジャーにもぴったり。ここでギョサンを手に入れて、島々への旅を楽しんでみませんか?」(店長の諸岡真也さん)
アンテナショップに行くべき3つの魅力
【1】島の食材をふんだんに使ったメニューが味わえる
ショップ内のカフェでは島の食材を活かしたフードやドリンクが味わえ、ターミナルの利用客だけでなく、昼どきは近隣オフィスで働く人たちも集う。ムロアジメンチバーガーは、八丈島で獲れたムロアジを使った厚みのあるメンチがサンドされ、食べ応え十分。甘めのオリジナルソースがアジによく合う。お好みで、小笠原のタバスコ風辛味調味料「オガスコ」をかけてどうぞ。
【2】全身のケアに使えるナチュラルオイル「椿油」
ツバキが多く自生する大島や利島では、実を圧搾して精製する椿油の生産が盛ん。椿油は酸化・変質しにくいのが特長で、髪だけでなく全身の肌ケアにも幅広く使える。地元では日焼け後のお手入れに愛用する人も多いそう。昔ながらの純粋椿油100%の商品のほか、ハンドクリーム、シャンプー、せっけん、食用油など、いろいろな椿油商品が充実している。
【3】各島の自然風土が感じられる調味料も見逃せない
特産品のくさやや島のりなどと並んで、島らしいアイテムとして人気を集めているのが多彩な調味料。例えば、青ヶ島の「ひんぎゃの塩」は、島言葉で「ひんぎゃ」と呼ばれる火山性噴気孔の地熱蒸気でじっくりと精製した自然塩。小笠原の「薬膳島辣油」は、特産の島唐辛子にウコンやアロエ、花山椒をブレンドしてあり、風味豊かな味わいと辛さが絶妙でリピート買いする人が多い。ほかにはない珍しい調味料はプチギフトにも最適。
人気ランキング
東京都のアンテナショップ「東京愛らんど」の物販コーナーの売れ筋商品ベスト3をピックアップしてご紹介!
磯の香りが広がる島のりは、味噌汁やうどんの具に手軽に使えるほか、そのまま食べても美味。3位の塩辛と合わせて醤油をたらせば、ごはんが進む1品に。「島のり」(20g 540円)
小笠原諸島で栽培されるレモンを使用したチューハイ。皮が青いうちに収穫される島レモンならではの、爽やかな酸味と風味を楽しめる。「小笠原 島レモンチューハイ」(300円)
「イカの王様」と称される高級イカ、赤イカが入った塩辛。唐辛子のピリリとした辛味がイカのうまみを引き立てる。ほかに甘口や辛口、激辛も。「赤イカ入塩辛(中辛)」(180g 900円)
東京に住む地元民のご指名NO.1、ご当地LOVEグルメ
【東京都・八丈島】藍ヶ江水産の「くさやチーズ」
八丈島の特産品である青ムロアジのくさやと明日葉を細かく刻み、プロセスチーズとカマンベールチーズに練り込んで、スモークして仕上げた一品。くさや&チーズという発酵食品同士のコラボは相性がよく、くさやの濃厚なうまみとチーズのまろやかな風味に、スモークの香ばしさが加わって食べやすい。白ワインとのペアリングがおすすめ。
SHOP DATA_東京愛らんど(竹芝)
TEL.03-5472-6559
住所/東京都港区海岸1-12-2竹芝客船ターミナル内
営業時間/9:00~22:30(カフェ22:00LO)
※大型船で23時出航の便がある日は、23時までの営業となります
定休日/無休
アクセス/ゆりかもめ線「竹芝駅」東口よりすぐ
東京都 伊豆諸島・小笠原諸島ってどんなところ?
伊豆諸島・小笠原諸島は、東京から南へ約100~2000kmの太平洋に点在する大小200あまりの島々からなり、東京からは高速船や飛行機でアクセスが可能。三原山とツバキで知られる大島や、美しい野鳥や熱帯魚に出合える三宅島、特産の焼酎や寿司の食文化が根付く八丈島、世界自然遺産に登録された小笠原諸島など、それぞれに特色ある豊かな自然や文化を満喫できる。
PHOTO/AYUMI OSAKI TEXT/AYA ITO