福岡県のアンテナショップ「ザ・博多」(有楽町)
地方のアンテナショップを巡って東京で旅気分! 東京の有楽町にある福岡の物産店「ザ・博多」は、名物の豚骨ラーメンや明太子、九州限定のお菓子まで、スタッフが厳選した福岡のうまかもんが充実。ショップの人気ランキングから、地元民が愛する関東では珍しい商品までを紹介
更新日:2018/06/26
アンテナショップのスタッフに聞く、「ザ・博多」のここがスゴイ
マイめんたいこが見つかる!? グルメの宝庫
食品を中心に約500点の福岡県のアイテムが揃う「ザ・博多」。
「おすすめは、やっぱりめんたいこ! 福岡県民はお気に入りのメーカーが決まっているので、ここでも好みを選べるように、5~6社のめんたいこを置いています。あと、ぜひ食べてもらいたいのが“出汁”。博多はこってりした食文化だと思われがちですが、もつ鍋やうどんなど、実は出汁文化も根付いているんです。
そこで試してもらいたいのが、白米に「やまや」のめんたいチューブとよく冷やした「うまだし」をかけて食べる、冷製茶漬け。さらさらといただけて、これからの季節にぴったりですよ。スタッフもそれぞれこだわりを持っているので、おいしい食べ方など気軽に聞いてみてくださいね」(店長・藤嶋久美子さん)。
アンテナショップに行くべき3つの魅力
【1】隠れた名品に出会える! スタッフによる店頭コーナー
訪れたらまずチェックしたいのが、時期ごとにスタッフがセレクトした商品が並ぶ「店頭コーナー」。テーマは不定期で変わり、新商品を紹介することもあれば、“ごはんのお供にぴったり”、“帰宅後の晩酌で食べたいおつまみ”など、今日買って試してみたくなるようなシーンや商品を提案することも。商品を知り尽くしているからこそおすすめできる、マニアックな逸品に出会えるかも!
【2】有名店から屋台の味まで、豚骨ラーメンが勢ぞろい
「飲んだ後は、これを食べなきゃ締められない」という人も多く、地元民の日常に欠かせない豚骨ラーメン。とはいえ、「豚骨ラーメン」とひとことで語れないのが奥深いところ。例えば、博多の南側にある久留米は濃厚、屋台で有名な長浜はあっさりだけどコクがあるというように、地域によって味わいはさまざま。食べ比べも楽しいので、地域が異なる豚骨ラーメンを試してみよう。
【3】イソギンチャクを食べちゃうの? 不思議な柳川フード
有明海に面する町「柳川」には、ちょっと変わったグルメが多い。「イソギンチャクの味噌煮」のほか、有明海のエイリアンと呼ばれる珍味・ワラスボを丸ごと使ったスープ、ムツゴロウのラーメンなど、味の想像ができないユニークな食材を使った商品が並ぶ。パッケージにエイリアンのイラストが描かれたインパク抜群の商品もあり、「本当に食べられるの?」と疑いたくなるものばかり。でも実際に食べてみると出汁が効いていてけっこうおいしいのだそう。
人気ランキング
福岡県のアンテナショップ「ザ・博多」で売れ筋商品ベスト3をピックアップしてご紹介!
「努努鶏(手羽中)」(250g、1080円)は、冷やして食べる福岡ならではの唐揚げ。特製タレとスパイスの効いたヤミツキになる味付わいで、お酒に合う。都内で買えるのはここだけ!
福岡産のあまおうをたっぷり使用した「あまおうソフトクリーム」(400円)。さっぱりとした爽やかな甘さで、いちごの粒感が感じられる食感も美味。ミルクも福岡産!
お酒のおつまみとして高い人気を誇るのが、国産鳥の皮だけをカラリと揚げた「博多カリカリ鶏皮」(486円)。黒コショウがピリリと効いたしっかりとした味付けに、はまってしまう人続出。
東京に住む地元民のご指名NO.1、ご当地LOVEグルメ
【福岡県・北九州】くろがねの「堅パン」
福岡県民が目にしたら「懐かしい!」と歓声が上がる、ビスケットのようなローカルお菓子。“鉄のよう”と形容されるほど硬いので、ミルクやコーヒーなどに浸して、やわらかくしてから食べる人も多い。味は、プレーン、ほうれん草、ココア、麦芽の4種類。
編集部が見つけた福岡の逸品、お買い物図鑑
福岡県ってどんなとこ?
九州の最東端に位置する。博多を代表するお祭りに、ゴールデンウィーク期間に開催される「博多どんたく」と、7月上旬開催の「博多祇園山笠」があり、この期間中は1年でも特に賑わいを見せる。独自の文化でもある博多の「屋台」は、訪れたらぜひトライしてみたい。
PHOTO/AYUMI OOSAKI TEXT/CHIAKI ISHIBE