坐来大分(有楽町)の「かぼすケーキ」「ざびえる」「臼杵煎餅 詰め合わせ」

【大分県】老舗の銘菓から特産のかぼすを使ったオリジナルケーキまで!

更新日:2021/12/03

東京にある47都道府県のアンテナショップを巡って出会った、お土産にもぴったりのローカルおやつを紹介する連載「スイーツなかの MEETS ローカルおやつ」。今回は大分県のアンテナショップ「坐来大分」(有楽町)で手に入る、オリジナルの「かぼすケーキ」、後藤製菓の「臼杵煎餅 詰め合わせ」、ざびえる本舗の「ざびえる」の3品を選んでお届け!

【01】坐来大分の「かぼすケーキ」

坐来大分(有楽町)の「かぼすケーキ」

かぼすのピールも入った爽やかパウンドケーキ!

大分を代表する特産品のかぼす。江戸時代に苗木を臼杵(うすき)市で栽植したのが起源とされていて、現在では全国の生産量で圧倒的なシェアを誇っているほど。リニューアルオープンしたアンテナショップ・坐来大分では、かぼすを使ったオリジナルのお菓子が販売されています。なかでも、僕がおすすめの「かぼすケーキ」は、かぼすの果汁や果皮をたっぷり使ったパウンドケーキです。

坐来大分(有楽町)の「かぼすケーキ」

フランス菓子のウイークエンドのように、アイシングがかかった上品なルックスもお気に入り。かぼすのピールが練り込まれているため、しっとりとした生地を口に入れると、爽やかな香りにふわっと包まれます。シャリシャリっとしたアイシングも心地よく、甘さの中に感じるほんのりとビターな味わいがナイスィーツ! かぼすのお菓子は珍しく、手土産にもぴったりです。

坐来大分の「かぼすケーキ」

1個1500円

【02】後藤製菓の「臼杵煎餅 詰め合わせ」

坐来大分(有楽町)の「臼杵煎餅 詰め合わせ」

生姜蜜の甘さがたまらない臼杵煎餅!

大分県臼杵市にある、後藤製菓さん。名物の「臼杵煎餅(うすきせんべい)」は、江戸時代に参勤交代の携行食として作られたのが始まりとされるお煎餅です。臼の形に沿って曲げた薄焼きの「曲型(くせがた)」、平たい厚焼きの「平型」とふたつの形があり、表面には生姜蜜が塗られています。煎餅の模様は、臼にちなみ、木目をイメージしているそう。言われてみると、そう見えてくる!(笑)

坐来大分(有楽町)の「臼杵煎餅 詰め合わせ」

こちらの詰め合わせには、ふたつの生姜味、薄焼きの黒糖味の3種類が入っています。僕はザクっと力強い厚焼きが好きですが、さっくりとした食感の薄焼きも魅力的で、食べ比べるとおもしろい! 生姜のほどよいスパイシー感のある甘みがしっかりと染み込み、蜜と生地の絶妙な一体感がナイスィーツ! 創業100年以上の老舗が紡いできた伝統の味です。

後藤製菓の「臼杵煎餅 詰め合わせ」

9枚入り680円

【03】ざびえる本舗の「ざびえる」

坐来大分(有楽町)の「ざびえる」

2種の餡が入った和洋折衷菓子!

50年以上にわたり愛される、大分銘菓「ざびえる」。大分土産で買ったことがある方も多いのではないでしょうか。名前の通り、宣教師のフランシスコ・ザビエルにちなんだお菓子です。ザビエルが訪れたことをきっかけに、大分では南蛮文化が広まり、その功績をたたえて「ざびえる」が誕生しました。ビスケット風の生地で白餡を包んだ和洋折衷のつくりで、異国情緒あふれる南蛮菓子を彷彿とさせます。

坐来大分(有楽町)の「ざびえる」

プレーンの白餡、ラムレーズンを合わせた餡とふたつの味があり、どちらもこってりと濃厚な味わい。サクッとした生地からはバターの香ばしい風味があり、餡の力強い甘さとのバランスがナイスィーツ! 小ぶりなサイズながらも、餡がぎっしりと入っていて、見た目以上に食べ応えがあるのもうれしいところです。

ざびえる本舗の「ざびえる」

6個入り650円

今回のスイーツに出会える東京にあるアンテナショップはこちら

坐来大分(有楽町)

特産の海と山の幸を存分に味わえるレストランをメインとするアンテナショップ。ギャラリーでは調味料やお菓子、工芸品など、厳選されたアイテムが並ぶ。

SHOP DATA

TEL. 03-6264-6650(レストラン・物販)
住所/東京都千代田区有楽町2-2-3 ヒューリックスクエア東京3F
営業時間/レストラン (ランチ)11:30~14:00(13:30LO) (ディナー)17:00~22:00(21:30LO)物販11:30~22:00
定休日/日・祝・第1土曜日・年末年始・お盆
アクセス/東京メトロ銀座線ほか「銀座駅」C1出口、日比谷線ほか「日比谷駅」A1出口より、徒歩1分

ご当地スイーツを紹介してくれたのは

スイーツ芸人・スイーツなかのさん

東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、吉本興業に所属。子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強し、唯一無二のスイーツ芸人として活動をはじめる。10年間吉本で活動後、特注のパンケーキハットをトレードマークに幅広く活躍中。老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識と情報で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」「スクール革命」など多数テレビ番組に出演。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広いシーンで活動している。

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PHOTO/KAZUHITO MIURA TEXT/SWEETS NAKANO

※記事は2021年12月3日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります