東京にある47都道府県のアンテナショップを巡って出会った、お土産にもぴったりのローカルおやつを紹介する連載「スイーツなかの MEETS ローカルおやつ」。今回は北海道のアンテナショップ「北海道どさんこプラザ」(有楽町)で手に入る、柳月の「酪農みるくバターケーキ」、ロイズの「バトンクッキー[ココナッツ]」、三星の「よいとまけ」の3品を選んでお届け!
【01】柳月の「酪農みるくバターケーキ」
酪農王国が手がける絶品バターケーキ!
最近はバター系のお菓子が人気で、バター好きが増えている印象を受けます。そんな“バタースイーツ沼”な人におすすめしたいのが、柳月さんの「酪農みるくバターケーキ」。箱から取り出すと、真っ白な美しさにうっとり。発酵バターを使った特製のクリームで、隠し味に練乳を合わせ、濃厚だけどマイルドな甘さに仕上がっています。
くるみの食感もアクセントになり、しっとりとしたスポンジとなじむように、なめらかにとけていくバタークリームの味わいが素晴らスィーツ! 驚くのが、これだけクリームがあると甘く重たそうなのに、まったくそんなことなく、バターを上品に食べているようなおいしさ。北海道を代表する柳月さん、さすがのつくりに感動です。
柳月の「酪農みるくバターケーキ」(冷凍)
1個1400円
【02】ロイズの「バトンクッキー[ココナッツ]」
チョコとココナッツの相性抜群!
ロイズさんの「バトンクッキー」は、北海道出身の後輩から教えてもらって以来、見つけると必ず買っちゃう大好きなお菓子です。「バトンクッキー」の誕生背景には、ロイズ創業の土地である札幌市東苗穂から現在の工場がある当別町へ製造ラインを移転する際に、「うまくバトンタッチができるように」という願いを込めて名付けられたという秘話があります。たくさん味がありますが、黄色のパッケージのココナッツ味が一番のお気に入り。
サクッとしたココナッツクッキーにチョコをコーティングしたシンプルな構成ですが、食べ始めると止まらないくらいおいしい。香ばしいココナッツに合わさるチョコの甘さが絶妙で、さすが“チョコレートのロイズ”という堅実なつくりがナイスィーツ! 冷やしてから食べるのがおすすめです。
ロイズの「バトンクッキー[ココナッツ]」
25枚入り 778円
【03】三星の「よいとまけ」
ハスカップを使ったカステラロールケーキ!
苫小牧(とまこまい)市の老舗菓子店、三星さんの「よいとまけ」は、“日本一食べづらいお菓子”としても有名。60年以上にわたり愛されている、ハスカップを使った北海道ならではのお菓子です。ぐるぐると巻かれたカステラ生地は、中まで丁寧にハスカップジャムが塗られています。生地にしっとり染み込み、果肉感のある甘酸っぱい味わいがナイスィーツ! ふっくらした食感、やさしい甘さがとっても好きです。
表面にもジャムが塗られ、この上からオブラートを包んでいるのが大きな特徴。昔はカットされていなかったので、このオブラートが切る時に難しく、ここから食べづらいという声があがったのだそう。現在は簡単にシェアできます。パープルの見た目も華やかで、ティータイムを彩る素敵なお菓子です。
三星の「よいとまけ」
1本(7切)731円
今回のスイーツに出会える東京にあるアンテナショップはこちら
北海道どさんこプラザ(有楽町)
スイーツや乳製品、海産品、畜産品、揚げたてコロッケやソフトクリームなど道内各地の特産品、おいしいグルメが盛りだくさん。
SHOP DATA
TEL.03-5224-3800
住所/東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館1階
営業時間/10:00~20:00
定休日/無休(年末年始を除く)
アクセス/JR有楽町駅京橋口より徒歩すぐ、地下鉄東京メトロ有楽町駅D8出口よりすぐ
ご当地スイーツを紹介してくれたのは
スイーツ芸人・スイーツなかのさん
東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、吉本興業に所属。子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強し、唯一無二のスイーツ芸人として活動をはじめる。10年間吉本で活動後、特注のパンケーキハットをトレードマークに幅広く活躍中。老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識と情報で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」「スクール革命」など多数テレビ番組に出演。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広いシーンで活動している。
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PHOTO/KAZUHITO MIURA TEXT/SWEETS NAKANO