「新宿みやざき館KONNE」(新宿)の「極上ふくれ」「黄娘」「鯨ようかん」

【宮崎県】ふっくら蒸しパンも!シンプル素材の懐かしい味わいに癒される3選

更新日:2021/09/24

東京にある47都道府県のアンテナショップを巡って出会った、お土産にもぴったりのローカルおやつを紹介する連載「スイーツなかの MEETS ローカルおやつ」。今回は宮崎県のアンテナショップ「新宿みやざき館KONNE」(新宿)で手に入る、まるはちふくれ菓子店の「極上ふくれ」、味のくらやの「黄娘」、安田屋の「鯨ようかん」の3品を選んでお届け!

【01】まるはちふくれ菓子店の「極上ふくれ」

「新宿みやざき館KONNE」(新宿)の「極上ふくれ」

日本唯一のふくれ菓子専門店!

南九州で愛される「ふくれ菓子」は、黒糖を使った蒸しパンのような郷土菓子。家庭で作られることが多いそうですが、まるはちふくれ菓子店さんは、なんと日本唯一のふくれ菓子専門店。宮崎県都城市に本店があり、定番の味だけでなくココア味や抹茶味など、いろんなフレーバーを手がけています。人気の高い「極上ふくれ」は、袋を開けると、ボリューミーなフォルムに驚き、よく膨らんだ幸せな重みが手に伝わります。

「新宿みやざき館KONNE」(新宿)「極上ふくれ」

ふっくらとしたきめ細かい生地は、まるでシフォンケーキのよう。黒糖のやさしい甘みは、地元でなくても、どこか懐かしさを感じるおいしさがナイスィーツ! ちぎって食べてもいいし、そのまま頬張ってもいい。どこか童心に帰れるような、あたたかいお菓子です。

まるはちふくれ菓子店の「極上ふくれ」

1個360円

【02】味のくらやの「日向夏ようかん 黄娘」

「新宿みやざき館KONNE」(新宿)の日向夏ようかん 「黄娘」

宮崎のソウルフルーツを丸ごと堪能!

宮崎生まれの柑橘・日向夏。約200年前に宮崎市の民家で発見された果実で、見た目はレモンのように鮮やかな黄色をしています。この日向夏の魅力をたっぷりと詰め込んだお菓子が、味のくらやさんが手がける「黄娘」。日向夏の中身をくり抜き、果汁を使った羊羹を流し込んでいます。カットした時の色合いもとっても美しい。皮はもちろん本物で、じっくりと蜜漬けにしてあり、シャキッとした食感と皮の持つ風味を残した丁寧なつくり。

「新宿みやざき館KONNE」(新宿)の日向夏ようかん 「黄娘」

羊羹の甘さが控えめに感じられるくらい、皮にしっかりとした甘みがあり、合わせて食べたときのバランスが素晴らしいです。ほのかな苦味もいいアクセントになり、日向夏の持つ爽やかな味わいが楽しめるのもナイスィーツ! そのまま食べてもいいですが、冷やして食べるとよりおいしいです。

味のくらやの日向夏ようかん 「黄娘」

1個918円

【03】安田屋の「鯨ようかん」

「新宿みやざき館KONNE」(新宿)の「鯨ようかん」

あんこでサンド!佐土原銘菓の鯨ようかん!

宮崎市佐土原町の銘菓「鯨ようかん」。なんでクジラ? 宮崎でクジラが見えるの?と思ってしまうようなユニークな名前ですが、江戸時代に「鯨のように、大きく、元気に、たくましく育ってほしい」という願いが込められ生まれたお菓子なのだそう。つくりもおもしろく、羊羹というものの練り羊羹ではなく、お餅をあんこでサンドした構成。見れば見るほど、このぽてっとしたシルエットに愛着が湧きます。

「新宿みやざき館KONNE」(新宿)の「鯨ようかん」

安田屋さんの鯨ようかんは、米粉を蒸した餅生地に、こし餡を合わせています。お餅はよもぎを使ったものもあり、柔らかくもちっとした食感。あんこからはほんのりと塩気も感じられて、全体的にすっきりと上品な甘さになっています。食べ応えもあるので、ちょっと小腹が空いたときにもナイスィーツ!

安田屋の「鯨ようかん」

3個入300円

今回のスイーツに出会える東京にあるアンテナショップはこちら

宮崎県のアンテナショップ「新宿みやざき館KONNE」(新宿)

1階は物販の店舗、2階はレストランの2フロア。厳選された“いいもの”が豊富に揃うほか、現地の観光情報も入手できる。宮崎の魅力を発見できる注目スポット。

SHOP DATA

TEL. 03-5333-7764(1F) 03-5308-5200(2Fレストラン)
住所/東京都渋谷区代々木2-2-1 新宿サザンテラス内
営業時間/1F10:00~20:00 2Fレストラン11:00~15:00(14:00LO)、17:00~23:00(22:00LO)
定休日/無休(年末年始を除く)
アクセス/JR線ほか「新宿駅」南口より徒歩3分

ご当地スイーツを紹介してくれたのは

スイーツ芸人・スイーツなかのさん

東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、吉本興業に所属。子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強し、唯一無二のスイーツ芸人として活動をはじめる。10年間吉本で活動後、特注のパンケーキハットをトレードマークに幅広く活躍中。老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識と情報で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」「スクール革命」など多数テレビ番組に出演。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広いシーンで活動している。

スイーツなかのさんのご当地スイーツ関連記事

PHOTO/KAZUHITO MIURA TEXT/SWEETS NAKANO

※記事は2021年9月24日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります