あなたの「思い出の一曲」を教えて

高校生の頃、深夜に聞いていた「西川貴教のオールナイトニッポン」。いつもは虚ろに聞きながら、そのまま寝落ちしてしまうのだが、この日は違った。
番組の途中、紹介された曲がラジオから流れてきた時、ぼーっと聞いていた私の頭がビビッと唸りました。
知らない曲、初めて聞く曲なのに、そのメロディーやリズム、なんと言っても歌声、すべてに引き込まれたのです。
あっという間に曲が終わり、ラジオにかじりつくようにして、西川さんが改めてアーティスト名と曲名を言ってくれるのを聞き取り、頭にインプットしました。
ゆずの「夏色」。

このキーワードだけを頼りに、次の日から町中のお店をまわって、このCDを探しまくりました。しかし、自分の足では限界があったので、
母に頼み込んで車で市内の店を回ってもらいました。でもでも、どこにも無かったのです。
まだ、周りの誰も「ゆず」のことを知らなかった頃なので、店頭で扱うところも少なかったのでしょう。
なかば諦めかけたものの、最後にダメ元で行ってみようと思って訪れたスーパーの一角にあるCDショップ。
そこで奇跡的に見つけた「夏色」のマキシシングル。

速攻で買って、家で何十回も聞きました。嬉しくて嬉しくて、共感して欲しくて、次の日に学校に持って行きました。
友達に言いまくって、見せまくって、それけで満足して。
学校にCDプレーヤーを持ってきていた男の子も、その場で聞いてくれました。
「カップリングの曲もいいな。」どうやら認めてくれたみたいです。

宝物を発見したような喜び。まだそれほど有名ではなかった「ゆず」の曲がテレビで流れるたびに興奮していた自分がいました。
それからの私の高校生活に、鮮やかに色を咲かせてくれました。

後から聞いた話。その時CDを聞いてくれた男の子はバンドを組んでいたのですが、ひそかに路上ライブもやっていたそう。
それはあの時、「ゆず」を聞いたのがきっかけだったとか。

結婚してからなかなか子どもに恵まれず、2年間の不妊治療の末にようやっと子どもが授かることができました。

お腹の子のためには、ストレスをためないことが大切とお医者さんに言われつつも、仕事も忙しく、なかなかストレスフルな
毎日を送っていました。そんな中で胎教のためには良い音楽、お母さん自身が聴いていて心地よい曲を聴かせたほうがよいという情報を見て、せめてもと思い、大好きだったMISIAの「アイノカタチ」を職場の行き帰りひとけがない道でよく口ずさんで、お腹の子に聞かせていました。

妊娠も28週を過ぎた頃、お腹の子が逆子と分かり、鍼灸や逆子体操などを試すも結局戻らず、予定帝王切開に。

帝王切開当日、手術室には医師と患者をリラックスさせるためか、オルゴールの音楽がBGMでかかっていました。部分麻酔だったので、意識がはっきりしていたため、緊張しないようにオルゴールの音楽を頭の中で歌っていましたが、しばらくすると、そのBGMが「アイノカタチ」に…
今までの妊娠生活を思い出して感極まっていると、「赤ちゃんとりだすよー！」というお医者の声とともに産声をあげて娘が誕生しました。

「あのね、大好きだよ」という歌詞。お腹にきてくれたときから今まで、そして、これからもずっと娘に伝えたいメッセージです。
そして、娘が結婚するときに、この歌で母への感謝の手紙をよんでもらえたら嬉しいなと勝手に夢みています。

私が通っていた中学校の掃除の時間に流れる曲と下校時間に流れる曲。
他の学校がどのような曲を流していたかは分かりませんが、明らかに変わった選曲だと言わざるを得ません。
なにせ掃除の時間は、ビートルズのYesterday、Let It Be。それからカーペンターズのYesterday Once More。
下校の時間はオフコースのさよなら、でした。

お陰で名曲なのに、その曲を聴くと体育館掃除の時に友達とお喋りをしていた光景を思い出します。
そう、先生が見ていないことをいいことに、皆サボっていたんです。
体育館の小さな窓から外を見たり、遊んでいるクラスメイトを眺めたり。
たわいない会話をしていた、あの頃がとても懐かしくなってしまいます。
その友人とは今でも時折、手紙や年賀状のやり取りをしているからでしょう。

オフコースのさよならに至っては……日本語だったこともあり、今でも覚えているせいか、時折テレビで流れると、一緒に歌っています。

おそらく、校長先生が選曲したのでしょう。
私の学年が卒業するのと同時に定年退職をしたんですが、その翌年には曲が変わっていたそうです。

ともあれ、今はいい思い出になっています。

「さらなるご活躍、ご健勝をお祈り申し上げます」
開く前にゴミ箱へとお祈りメールを移し、そっとパソコンを閉じる。
「終わった。。。。」
行きたかった業界の会社に全落ちし、人生終了の鐘がなる大学4年生の冬。
「ダメだった」
かじかむ指でその5文字を母宛に打ち、雪が降る渡り廊下で一人スマホを握りしめ項垂れる。
私の人生これからどうなるんだろう、どこにも採用してもらえないなんて私はどこかおかしいのかな。
ぐるぐると負のスパイラルに巻き込まれていく。
いっそのことこのまま飛び降りていなくなってしまおうか。
一瞬よぎった思考を遮るかのように、通知が現実へと引き戻す。
「大丈夫。りんはどうしたい？」
私はその言葉にすぐに返事をすることはできなかった。
そのくらい、就職活動というものを通して、私という人間は全否定され、いなくなってしまっていたのだ。

いくら絶望に打ちひしがれていてもお腹は空くし、眠くなる。
ただ心だけは満たされないまま、何度目の夜を過ぎたのかわからなくなった頃、母から言葉もなく曲の共有が送られてきた。
ベットに横たわったまま曲を流した私は、何周かした所で自分が泣いていることに気づいた。
この悲しさも苦しさも、全部、明日を生きるためのスタート・ラインなのだ。
平原綾香さんの「スタート・ライン」
私が前を向いて再び歩き始めようと思うきっかけとなった曲だ。

絶望の大学4年生を経て私は大学院へと進学し、自分がやりたかった仕事に就くことができた。
もちろん楽しいこともあれば苦しいこともあるし悔しい思いもする。
そんな時はこの曲に立ち返る。
悲しさも苦しさも、全部、明日を生きるためのスタート・ラインなのだ。
そうして私は今日も前を向いて生きているのだ。

もうずっーと昔のことですが、中国のとある都市に留学していました。
まだ北京オリンピック開催も決まる前の中国。街を歩けばどこも埃っぽくて空は高いけど街はガラーンとしていました。
当時、留学先で知り合った韓国人といい感じになり、友達以上恋人未満の微妙な関係でした。お互いに言葉が分からないので意思疎通は中国語！
つかず離れず関係性で彼は冬に韓国にしばらく帰ってしまい、2ヶ月ほど会えなくなりました。電話番号と住所を教えてもらったので勇気を出して、韓国の家に電話。手紙の宛先はハングルだったので真剣に真似て書きました。そして、春が来て…彼が戻って来て、韓国でアルバイトしてお金でピアスをプレゼントしてもらいました。
昔は私も幼かったんでしょうね、将来を考えるとすごく曖昧な関係性でいることが怖かったです。一度は思いっきり振られてしまいました。
その年の秋、彼が軍隊に入隊することが決まったと人づてに聞き大号泣。最後の思い出に留学先で彼を訪ね、胸にしまっておいた話をしました。
お互いにそれなりに思いはあるけど、私は恋心に対して彼はお友達といった感じ。片思いということがハッキリしました。
その日、「最後に何かお願いある？」と聞かれたので思い切って、韓国に遊びに行きたいと伝えました。
そして、そこからわずか2週間後、帰国した彼を訪ねて初めて韓国へ…
一週間ほど彼の自宅にお世話になり、彼と衣食住を共にし言葉では言い表せないほどの思い出が出来ました。彼の家族や親戚、友達にもお世話になり、初めて韓国と韓国人に触れた旅。青春でした。
お別れの日、出国審査場へと向かう途中から涙が止まらなくて止まらなくて、これが恋なんだな〜と切なくなりました。
胸がキュッとする感覚というか、切ない温かさに包まれていました。
結局、彼とは軍隊生活が終わるまで待つという約束をして彼女というポジションをゲット！
入隊する日の朝、最後の電話は、
韓国語で「わたし 待つ」と話しました。
若かりし日の初恋。結果は別の出会いがあり、最後の最後までは待たずに終わってしまいましたが、それでも韓国語や文化を熱心に勉強し、とても良い思い出となりました。軍隊休暇中、一度会いに行けてよかった。
待つ待つ言っておきながら最後まで待たずにごめんかさいね
でも、待っていたとしても私は一生を共にする伴侶ではなかったのです。
明日、春が来たらを聴くとツーンとした青春と初恋が甦りますが、あなたに出会えて本当によかった。

The BanglesのEternal Flame.苦境から立ち上がり、穏やかさを取り戻した時に入ってきた曲です。この曲を聞くと、自分が本当は何をしたかったのか？、本当は何をしたいのか？、自分が本当に求めているキモチや気持ちに気が付かされる気がして、本当の自分を大切にする想いにいたり、私を現実の幸せに強く立ち還らせてくれた曲で印象が深いです。

アジカンのムスタングです。MVに出てくる駒沢公園で初めて好きになった大学の先輩とイヤホンを半分こして聴きました。好きな人が近くにいてドキドキしたあの気持ちと懐かしい気持ちになります。今でも大切な思い出です。

「ママのカサカサの荒れた手がずっと家族を守ってきた」という冒頭の歌詞。
母は、どんな時も毎日のご飯、洗濯、掃除、家事を欠かさない人でした。
そして私が、つらい時は、そのカサカサに荒れた手で私の頭を撫でてくれました。
私が歩けない時は、誰よりも力強い手で引っ張ってくれました。
優しい手。でも、誰の手よりも安心する手でした。
私達に何かあったときには、「よく頑張ったね」と頭を撫でてくれました。
「喧嘩もしたけれど、いつも味方だとわかってた」という部分では、母にきつく当たり、母を一人で、布団の中で泣かせてしまっていた姿を思い出します。
それでも、どんな時も母は私の味方で、存在が力強く、これまで数々助けられてきたなと改めて思います。
この曲を聞くと、これまでの思いや感謝を改めて伝えたくなるそんな曲です。
先日、改めて聞いてそう思い、ハンドクリームをプレゼントして２人でこの曲を聞きました。

小学生のときに、何度も聴いて曲とさくらいさんの声が好きでした。大人になって久しぶりに聴いたら、自分と重ね合わせることができて、涙がとまりませんでした。詞の重みが大人になって実感したのです。
そして、子供の頃の聴いていたころの記憶がぶわーっと頭によみがえります。
Mr.Childrenさんの曲は、どの曲も素敵ですが、思い出の曲と聞かれたら、この曲がすぐに浮かんできます。

「1人じゃないから...の曲が好き。」と、大好きな母が言っていたのを、何の曲なのだろうか？と考えて、勘違いして母に別の曲を教えてしまった私。違う曲だって思ったみたいだったけど、否定することなく、そうかぁと聞き入れてくれてた優しい母でした。
3年前、母が亡くなる前に、ふと頭の中にAIさんのSTORYが流れ、「あぁ、母が好きなのはこの曲だ」とインスピレーション感じました。はっきりと。何であの時分かってあげられなかったんだろうと、どうして違う曲を教えてしまったんだろうと、後悔しました。涙が止まりませんでした。すぐにでも聴かせたいと、スマホにダウンロードして、病室の意識の戻らない母の枕元に置いてSTORYを何度も何度も流しました。元気な時にいっぱい聴かせてあげたかった。曲を聴くたびに涙が出て仕方ありませんでした。
そこから私にとってSTORYの歌詞は、天国にいる母からのメッセージの様に聞こえます。

30歳でオーストラリアにワーキングホリデーに行きました。年齢もギリギリ、1ヶ月のホームステイ先と語学学校だけ申し込んで、あとは何も決めないまま、文字通り、風の吹くまま、真っ白な旅立ちです。
その頃、色々調べたり、手続きしたり、準備中も、この曲がいつも頭に流れていました。
不安もあったけど、それがワクワクに変わる、魔法のような曲です。
現地では、毎日が楽しくて楽しくて、本当に来てよかった！と思いました。
今は日本で1児の母ですが、あの経験は私を強くしてくれました。
人生、いつでもどこでも、なんとかなる❣
今でも旅が大好きな私の大切な曲です。

数十年前の田端駅(表口)北口は，道路からホームが見えたので道路に立ってホームにいる父を見つけ、父を見送る幼い私は母と「グッドバイ　グッドバイ　グッドバイバイ，父さんお出かけ　手を挙げて，電車に乗ったらグッドバイバイ」の童謡をよく歌いました。今思うと絵本の世界ですね。

母と一緒の買い物の帰り道、歩道橋の脇に腰掛けて夕日が沈むのを見るのが大好きでした。「ゆ〜やけこやけで、ひがくれて〜🎵」と歌いながら町内を歩くと、ご近所さんから漂うカレーの匂いにお腹がぐうっと鳴って、母に夕飯の支度を急かしたものです。この歌を聞くと、真っ赤に燃える空とカレーの匂いと母の手を思い出します。

この曲はKinKi Kidsが歌うので激重に聞こえますが、とても素敵な恋の歌なんです！街の中で香りをかいで、好きな人を思い出すところ。叶わなかった大好きだった人を聴くたびに回想して切なくなります。その香水を購入したけれど、自分につけても同じ香りにはならなかった。私が香水に興味を持ったはじまりの曲でもあります。

疲れた時に必ず聞いてます！林檎ねえさんの軽やかな歌声と少ししみるような歌詞でまた前を向いて人生頑張ろ！とスイッチを入れてくれる曲です。初めての接客業で不慣れな会話をしてしまった時、クレームが入って落ち込んだ時、夢を持って始めたはずの職業がどうしても嫌で大嫌いで辞めたくなりました。
そんな時に必ずこの曲をかけて眠って、起きてまた聞いて人生前向きに生きたもん勝ちだよな！という風に吹っ切らせてくれる私にとってはお守りのような曲でもあります。

詐欺にあって精神が壊れた時に、大丈夫、という言葉や夢を追う君がいるでもたまに自信を無くしてみえる。誰かになんと言われようとも君はそのままがいい。という言葉に涙がでました。今では夢も心もこわれてません。夢に向かって前進できたいい曲です。人生どん底の時に救われた1曲です。

二十年前の高校一年生の夏。初めて付き合った彼氏にフラれ、悲しいやらそ恥ずかしいやらで、いっそこの世から消えたいとまで思ったあの日。母には照れ臭くて付き合ったことも別れたことも話していませんでした。食事も取らずに過ごしていた私に母が急にカラオケでも行こうと声を掛けてくれました。もちろん乗り気でなかった私ですが、そのときに母が歌ってくれた曲が『元気を出して』でした。何も知らないはずの母が何も言わずに入れてくれたこの曲を聞いて私は思わず泣いてしまいました。母は何もかもわかってくれていたんだと。そして母の前で泣きたいだけ泣いたらなんだかすっきりしていたのを今でもよく覚えています。それから失恋をするたびに『彼だけが男じゃないことに気付いて！』という歌詞が私を救ってくれました。私の大切な曲のひとつです。

『性別も、年齢も、家柄も、国籍も、関係ないのが恋だろ〜
乗り越えられるのが恋だろ〜🎵
誰にことわるでも無く勝手に〜ただ君が好き』
海外留学生に、親しい気持ちを持っていた当時を思い出す一曲です。
淡い切ない気持ちを想い、胸が熱くなります。

中学の時に好きだった人と、大人になって再会し、また、好きという気持ちになったが、なぜかいつもタイミングが悪くすれ違って気持ちが伝わらないまま、過ぎ去ってしまい、中学生の時はあとから周りの友人からお互いに好きだった事を知らされ、大人になった時は付き合おうとしてたことを知らされ最終的に結ばれずに終わった彼が車でよく聞いてた曲です。

槇原敬之の「もう恋なんてしない」
切ないメロディーと生々しい歌詞、
「一緒にいる時は窮屈に思えるけど、やっと自由を手に入れた僕はもっと淋しくなった」
「こんなにいっぱいの君の抜け殻集めて、無駄なものに囲まれて暮らすのも幸せと知った」
自分の性格にピッタリすぎる。

寂しがり屋のくせに、独りが好き。
人といると、すぐに面倒になる繊細さん。
褒められると逃げたくなる。
「もっと〇〇だと思ってた」と、勝手に期待される。

ラストの「もう恋なんて しないなんて 言わないよ 絶対」は、回りくどい言い方が絶妙。
何でも悪い方に考える悲観的な性格、幸せなことがあると不安になる。
だったらいっそ不幸なままがいいと思いつつ、秘かに何かいいことがあることを願っている。
絶望の中で一筋の灯りを探す、複雑怪奇さを表現してくれた一曲。

太鼓と笛の音は、お祭りの記憶を呼び覚ましますが、自分にはもうひとつ、「女のみち」が秋祭りの思い出に重なるのです。
　わが村祭りでは、宵祭りのメインイベントのひとつに、屋外の特設のスクリーンでの映画上映がありました。物ごころついてからというもの、毎年決まって上映されていたのは、なぜか健さん主演の「網走番外地」。ところがその年に限って、網走番外地ではなく、前の年、日本中でヒットした、演歌「女のみち」を元に作品化された映画「女のみち」を上映するとの告知が。
　当日、映画を楽しみに来ている大勢の老若男女・善男善女を前に、いよいよ「女のみち」の上映が始まりました。当時自分は小学6年生だったような。おなじみの「タン　タッタ　タタタタ　タ～ンタタ」とイントロが流れ、「わ～た～し～が～」と宮史郎のダミ声で曲が流れると、画面は冒頭からエッチなシーンのオンパレード。観客席は、一瞬ざわついた後、シーンと水を打ったように静けさに。周りの大人は誰しもが、「しまった」というような顔をしているけど、いまさら途中で映画は止められない。小6の自分も、観てはいけない、背徳感のようなものと好奇心で、興奮しながら画面に見入っていたのです。一方で、子どもにこんな映画見せていいのかな？この映画選んだ人、怒られるんじゃないかなというような、およそ子どもらしくない感想も持ちながら。
　恐らく誰も見て見ぬ振りをして、まるで夢をみていたかのように映画は終わったのですが、「女のみち」のイントロが流れると、今も秋祭りの到来と、大人の世界を垣間見たあの日を思い出すのです。

毎回、この曲のイントロを聞くと泣いてしまいます。青春真っ盛りの頃、好きだった彼とこの曲を聴きながら「いつかこの曲のように、岬めぐりをしたいね」と言い合っていました。車の中で聞き、カラオケで歌い、毎日耳にしていました。でも、この歌は実は悲しい思い出の歌だったんだと気が付いたのは彼と別れてからでした。なぜ別れたのかと
思うのが苦しかったです。しかも、あまりに若くてお馬鹿さんだった私はこの曲は二人の楽しいバス旅行の歌なんだ！とカン違いしていたのです。分かれてからしばらくは余りに辛くてこの曲を最後まで聞けませんでした。今でもカラオケ屋で誰かがこの歌を歌うとつい、じっと見てしまいます。あんなに好きだった彼と何故別れてしまったんだろう…お互いに年を重ね、違う人と結婚して暮らしていますがこの曲は私の人生の甘酸っぱい青春の記念碑です。

20歳の時、初めて付き合った彼氏との初デートがドライブでした。その時のドキドキとワクワク、緊張している時に車の中で流れていたのが、村下孝蔵の「初恋」でした。初恋の彼ではなかったけど、初めてのデートの思い出にこの曲がなんとも言えず、とにかくキュンキュンしました。その後、結局一方的に別れを告げられて・・・納得いかないまま別れてしまいました。今でもこの曲を聴くとその時の彼とのデートの思い出などが思い出されます。

レガッタ部の強い高校に入部し、三年の夏の試合まで続きました。
強い学の強さも秘密は、基礎体力と訓練でした。
試合に勝つと、流れる母校の校歌に毎回、涙が溢れました。
時が流れ、今も自分の思い出の中で流れる。

宇多田ヒカルさんの「First Love」を聴くと、
中学のときの失恋を思い出します。気になる彼がヒッキーのファンで
「First Love」 のCDを借してくれて…。サブスクの音楽配信なんか無い時代、CDの貸し借りでドキドキしてました。カセットに録音して、ラベルに彼の名前を書いたりして。でも、彼は結局元彼女と寄りを戻してしまい、私はただの当て馬女でした涙。この曲を聴くとその時の切ない気持ちを思い出します。

大学生の頃、隣駅に住む同期と、またその隣駅に住む後輩（同じ田園都市線沿線だったので「田都仲間」などといって集まっていました笑）と、サークル終わりに決まっていく居酒屋がありました。

その居酒屋では、いわゆる「流し」の人たちが来るお店。
その中に一人、アコギを弾きながら歌う方がおり、僕らは決まって毎回「木綿のハンカチーフ」を歌ってもらいました。
僕らは全員、地方からの上京組だったので何か感じる部分があったのか。誰も地元に残してきた恋人なんていないのに（笑）

今でも「木綿のハンカチーフ」を聞くと、あのにぎやかな居酒屋と、気の合う友人たちと、社会人になるまでの猶予期間、モラトリアムだった大学時代を思い出します。

まるでパブロフの犬（条件反射）のように、お寿司屋さんにダッシュ！したくなります！

トロは中トロ　コハダアジ(ヘイ・ラッシャイ)
アナゴ甘エビしめサバスズキ(ヘイ・ラッシャイ)
ホタテアワビに赤貝ミル貝(ヘイ・ラッシャイ)
カツオ カンパチ ウニ イクラ(ヘイ・ラッシャイ)　

一気にいろんなネタをがっついて食べたくなりまーす！！
この間もスシ食いねェ！を聴いて某回転寿司屋さんに直行！((꜆꜄ ˙-˙ )꜆꜄꜆🍣🍣でしたねー！

米津玄師はBOOTLEGからのファンで、年が明けてファンになって初めてのシングル発売が「Lemon」でした。中３の冬に脳溢血で突然父が亡くなった時、何が何だかわからなく、涙もでなかったのですが、何十年も経ったこのシングルを聴いて、１週間涙無しで聴けませんでした。カラオケも随分経ってから歌えるようになりました。大切な曲です。

私は田舎から大学進学で上京し、そのまま都会の会社に入社したのですが・・・
入社当時は、毎日定時上がり
家に帰ってやることもなく暇でテレビをみていると必ずといっていいほど
「パッパッパっパップパップ！パパッパパプパップGO!GO!GO!GO!」
という曲が流れてきたんです
なにかのCMなのか、アニメなのか未だに分からないのであとで調べてみようと思いますが、もしも、もしもあの頃に戻れるなら！「呑気にテレビみてないで！結婚相手をマッチングアプリでもなんでもいいからなんとかして素敵な相手を見つけなさーい!」と言いたい
そしてそのまま産休とって子ども産んでしまいなさい、と。

お金も家庭も昇格も欠点なく手に入れている先輩を見て羨ましく思うのでした
色々切り替わりの時期の世代なので、結婚やら昇給昇格やら恵まれず、辛いです（笑）

あの曲を聞くと、打算が全く無い頃を思い出すんですが・・・・・でも戻ったとしても多分あのまんまだな（笑）

私の人生で、常にゆずの曲は、落ち込んでたら励ましてくれて、悩んでたら吹っ切るきっかけをくれます。
最近では、『タッタ』
長く同じ仕事をしてきて、なぁなぁな感じになってた自分に喝を入れられた気がしました。
一念発起して、資格を取りました。
介護福祉士、資格を取れたのもこの曲のおかげです。