おや・・・？「帰省で感じた違和感」を教えて！

祖父母の家に帰省するときに、電車など公共交通機関を使って帰省している私たち。

祖父母が普段体が弱いこともあり、電車などを使わないため、到着時間など時間の感覚がどうしても私たちとずれてしまうことがありました。

「あと、30分くらいでこれるかな？特急とか快速なら大丈夫かな？待ってるよー」

気持ちはとてもありがたいです！しかし、30分で着くのは無理だ！！！


特急など早い種別に乗ればいける...

なるほどぉー、完璧な作戦っすねー、不可能だということに目をつぶればよぉ〜〜（ジョジョより有名なセリフ）

すいません、帰省の時は結局毎回遅れてしまうんです。笑

「あなたの家に帰省するのは構わないけど、お風呂やお料理とか気を使うし、、全く休みじゃないのよね・・・」

主人にそれとなく、2人の子供達といってきてほしいという「心からの叫び」を少しの言葉と空気で伝えた。
お願い、悟って・・せっかくの休み、なんで疲れなくてはならないの・・

という私の気持ちも空しく。
そして子供達と離れる具体的な心配事のあれやこれ、「良い嫁」像を崩したくない身勝手さをお土産に、今年も経験した帰省。

普段、お風呂は子供を適当に自分のペースで入れて、
ほぼ半身浴中でのマッサージに喜んで、入浴後のパックや保湿に癒されて。
しかーし！義実家への帰省時は、その幸福は時間はかなわない。

もはやお風呂なんて、お義父さんいて、もはやシャワーで済ませたい。
これ本当、皆さんどうされてらっしゃる？（比較的、大問題だと思うのですが・・）

料理。
適当なものは作れないし、薄味でなくてはいけないし。。。

や！なんだこれ！修行か！もはや休む時なしの地獄じゃないかあ！
なんだ日本の慣習、もう令和だぞ！

と、もはや作り笑いが出来なくなっていたのは私だけで、
私が、気持ちを殺して料理や家事をしている間に、
2人の幼き娘と長男は、おばあちゃんとおじいちゃんとの、日々を謳歌している。

あれ。
今年の夏、塾や宿題、習い事で忙しくさせていた子供たちの笑顔が・・
は、弾けてる・・ぞ。

あ。
私もそうだったな・・
おばあちゃん家に行く事だけは、どこの遊園地より、心が優しくなって、毎回帰りの車で見送るおばちゃんをみて号泣していた。

私の中学生までの夏休みのおばあちゃんち帰省ルーティンでは、
「決まりごとがない」非日常の中で、ひたすら「普通の毎日の生活」の楽しさや、人とのふれあいでの優しさやあったかさを感じていて、
気が付いたら、高校生の頃から、おがあちゃんが亡くなるまで、
多忙を極めた社会人生活の中でも、東京から栃木に通っていた。
何か、心が疲れた時とか、失恋した時とか。
反抗期は、親と喧嘩した時とか、行っていたなあ・・

おばあちゃんが、しゃべらなくなっても、話しかけたし、
危篤の時は、仕事をどーでもいいとさえ思い放り投げて、新幹線に飛びのった。

マンションではできない線香花火や、
テラスが汚れる！面倒！と、普段避けていたスイカ割りやお庭での水遊び。

6歳と10歳の兄妹は、それはそれは満面の笑みを絶やすことなく、
決してきれいでもスタイリッシュでもない、田舎の空気の中、
普通の「遊んで食べて寝る」事をシンプルに楽しんでいた。

正直、違う休み方、アーバンにて涼しく美しい休みを選択したかったと幾度も思った・・
3日間気の休まらない、家事に奔走する日々は、疲労感しかなくて。

しかし、たった二泊三日の日々が、
子供たちにもたらした「素晴らしい気持ち」は、一昨日来なかったらわからなかった。

おばあちゃんとおじいちゃんに、24時間甘えながら、沢山話を聞いてもらって、折り紙をしたりトランプをしたり。

普段忙しい共働きの私達では叶える事の出来なかった経験や、何より気持ちに24時間寄り添ってもらった経験。
近年させてあげられていただろうか。
もしかしたら、大切な経験って、ここで育まれていく感情なのではないか・・な？

コロナもあり、6歳の娘は初めてのおばあちゃんちで、ずっと目を輝かせていた。
こんな「ママとパパと、おばあちゃんとおじいちゃんという沢山の家族のいる普通の日常」を、知らなかったよね。

「ちょっと待ってね」
「今、ママお仕事してるから」
「急いで！」
「早く、早くしなさい！」

おばあちゃんたち、一言も言わなかったね。良かったね。そして、すごいよね。

おばあちゃんとおじいちゃんと別れるときに泣いた子供の涙からも、
お小遣いを渡しながら寂しそうにするおばあちゃんを見て、
「来年も頑張ろう。」

「風呂がなんだ。料理がなんだ。」
子供たちにとって、大切な家がここにもう一つあるんだよ。
きっと、これから迎える子供の反抗期、高齢の家族が老いていくという経験。
そして、きっと私と主人のその時、よりも前に経験する、
「大切な家族が亡くなる」といった喪失の経験。

宝物になる、
間違いない。
どんどん応援する、修行だ修行！

やだけどさ、疲れるけどさ、毎年連れて行くよ。

どーんどん、おばあちゃんたちとの絆、深めていけ～！！