選ぶことで意思表示!エシカルファッション&フェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」商品6選【サステナブルチャレンジ】
更新日:2021/01/18
オズモールとはじめる、SDGsアクション。小さな“サステナブルチャレンジ”から挑戦してみませんか? ご紹介するのは選ぶことで意思表示できる心潤うアイテムたち。今回は、オーガニックコットンのウェアを中心としたエシカルファッションやフェアトレード商品を専門に扱う「ピープルツリー自由が丘店」店長・大島一恵さんに、おすすめのサステナブルアイテムを6点ご紹介してもらいました。
今回のサステナブルチャレンジは“長く大切に着たい洋服&日常着を選ぶこと”
人にやさしく、環境にも配慮した持続可能なものづくりを30年にわたり実践
2021年で30周年を迎え、今となっては、耳にする機会も増えたエシカル、サステナブルといった概念に対し、「フェアトレード」を切り口に長年取り組んできたピープルツリー。
フェアトレードは、貧困問題と環境問題をビジネスの仕組みの中で解決しようとする取り組みのこと。アジアやアフリカ、中南米などの女性や小規模農家、都市のスラムの住人など、社会的・経済的に立場の弱い人びとに仕事の機会をつくりだし、公正な対価を支払うことで、彼らが自らの力で暮らしを向上させることが大きな目的。
「もともとジェームズとサフィアというイギリス人がこの会社を始めました。アフリカやアジアの民芸品のようなすばらしい技術を、毎日使いたいと思えるデザインにしていく。さらに環境負荷が少なくてフェアトレードのものを作りたいという思いがあったそうです」。
アジア、アフリカ、中南米などの18ヵ国約145団体とともに、オーガニックコットンをはじめとする衣料品やアクセサリー、食品、雑貨など、できるだけその地方で採れる自然素材を用いた手仕事による商品を企画開発・販売しているピープルツリー。
「コツコツと30年、地道にていねいに取り組んできましたが、最近日本でもそういった考えが広まってきてうれしいです。こういったフェアトレード商品を買うだけでも、社会貢献につながるということをより多くの方に知っていただければ」。
フェアトレード商品を選ぶこと自体がサステナブルな選択
ピープルツリーが最も多く扱っているのが衣料品。衣料品が多いのは、アパレルは作業工程が多いからなんだとか。
「糸を作る人、それを生地にする人、裁断する人、刺繍する人、ブロックプリント(機械ではなく手彫りのハンコでの手押し)する人など、たくさんの工程がある分、より多くの人の雇用を生み出せるんです」。
扱う商品のデザインはこの30年で大きく変わったが、根底にある思いは変わらないピープルツリー。フェアトレードの取り組みや環境ポリシーを大切にしながら、丁寧なものづくりを続けている。
「すべての商品のタグに、どんな生産者が作っているのか、団体名が記載されています。この商品がどこでどうやってつくられてきたのかが、わかるようにしているんです。また、さまざまなマークを取得していて、この商品はオーガニックコットン製だとか、有機栽培の原料で作られたものだとかがわかるようにしているので、ぜひどんな背景がある商品なのか確認してみてくださいね」。
選ぶことで地球や社会に配慮できる、大島さんおすすめのサステナブルなアイテム6選
オーガニックコットン100%の「SLOW ORGANICオーガニックコットン男女兼用パジャマ」
「通常のコットンは、生態系に影響をきたす農薬が使用されているんです。オーガニックコットンを選ぶことで、農薬の使用を防ぎ、原料や農薬散布に要する石油の量を削減できることでCO2排出量も抑えられます。結果的に、地球環境への負荷を減らすサステナブルな選択になるんです」
デニムブランドLeeとのコラボデニム「Lee オーガニックコットンデニム」
「フェアトレードのデニムを作りたいという思いを持っていたピーブルツリーが、Leeの方々と出会う機会に恵まれ、数年前から始まりました。デニムを待ち望んでいたお客様も多く、とても喜ばれています」
アフリカの大地でほぼ自然のままに育てられた果物だけを使用した「フェアトレードドライフルーツ ライチ」
「カットして乾燥しただけというシンプルな作り方で、添加物やお砂糖などは一切使われていません。農薬を使わないことは、食べる人はもちろん、作る人や近隣に住む人の健康も守ります。また、ひとたび農薬で土壌を汚染してしまうと、きれいにするのに何十年もかかると言われていますから、そういう意味でも地球に優しいんです」
有機JAS認証の茶葉を使った香り高い有機紅茶「有機フレーバーティー ローズ」
「化学肥料を一切使わず、太陽と水、空気、土、植物、そして動物たちが互いに調和した環境で育てるバイオダイナミック農法で作られた有機茶葉を使用した、ピープルツリー定番のフレーバーティーです」
サリーをリサイクルしたバッグ「リサイクルサリー・筒型ショルダーバッグ」
「昔からバングラディシュやインドでは、古くなった生地を刺し子や刺繍で強度を高めてブランケットにするなど、捨てずにリサイクルするという文化が根づいているんです。その技術を生かし、作ってもらっている商品になります」
現地バングラデシュの湿地帯で豊富に手に入るホグラ草を使った「ホグララウンドスクエアバスケット」
「植物の栽培が難しいバングラディシュの湿地帯でも、農薬、肥料、農業用具を必要とせず豊富に育てることができるホグラを活用し、一つひとつ手編みされています。ホグラは一旦栽培してしまえば翌年には根を芽生えさせるので、種子をもう一度播種する必要がなく、環境負荷が少ない素材です」
ピープルツリー 自由が丘店
- スポット名
- ピープルツリー 自由が丘店
- 電話番号
- 0357013361 0357013361
- 住所
- 東京都目黒区自由が丘3-7-2
- 営業時間
- 11:00~20:00(当面の間、19時まで)
- 定休日
- 年末年始を除き、年中無休
- 交通アクセス
- 東横線・東急大井町線「自由が丘駅」正面改札口から徒歩6分
- ホームページ
- 「ピープルツリー」公式HP
【特集】OZとはじめる、#サステナブルチャレンジ
SDGsと言われても「それって何なの?何から始めればよいの?」と、難しく考えてしまう人も多いはず。でも実は、毎日の暮らしのなかにヒントがたくさんあるんです。食材をムダなく活用するのも、エコバックを持ち歩くのも、サステナブルなSDGsアクションのひとつ。そこでオズモールでは、楽しみながら始められる「#サステナブルチャレンジ」をガイドしていきます。早速実践して、一緒にサステナブルな暮らしをはじめてみませんか?
PHOTO/KYOKA MUNEMURA WRITING/KIMIKO OHKATSU