2024年のおでかけのトレンドはどうなる？ オズマガジン編集部が注目する3つのキーワード【ＯＺ的トレンド大予測2024】

大・中・小さまざま、実力派飲食店、フードホールなど2024年も商業施設がオープン

2023年3月には「東京ミッドタウン八重洲」がグランドオープンし、4月に「東急歌舞伎町タワー」、10月に「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」、代官山「フォレストゲート代官山」、11月に「麻布台ヒルズ」、12月には兜町旧銀行跡に「BANK」が開業。
これらの施設には東京はもちろん日本各地から実力派のテナントが出店しているほか、人気店を集めたフードホールを展開している施設も。

一方で、都心部の隙間や、ちょっと離れたエリアに中・小規模の魅力的な複合施設ができたことも注目です。
日本橋「BONUS BLD.」、池尻大橋の「大橋会館」など、これらの施設には小さなお店が軒を連ね、週末にイベントを開催したりなど、ビルひとつがちょっとした商店街のように楽しめるのも特徴になっています。

2024年も引き続き、渋谷エリアには「渋谷アクシュ」、原宿に「ハラカド」が控えていて、さらに街の様子も変わりそうです。

馬喰町から蔵前、隅田川を渡り押上・曳舟が注目

東東京の盛り上がりは馬喰町から、蔵前へと伝播し、さらには隅田川を渡り押上・曳舟エリアまで広がってきました。

曳舟には浅草のクラフトビールと自家製ソーセージのお店「 THE DAY east tokyo 」が「THE ALL DAY」という姉妹店をオープンしたり、新店が続々とオープン。
また蔵前にできた立ち飲みバー「NOMURA SHOTEN」やカフェ「COFFEECOUNTER NISHIYA」のように、代々木上原や渋谷など東京の西側で人気のバーテンダーや店主が、東東京で新たに開業するケースも増えてきました。
そういったお店をめがけて、渋谷や代々木付近に住んでいる人々が蔵前や曳舟の駅に初めて降り立つという光景をよく目にするようにもなりました。

まったく違うメニューでも人気！　話題の姉妹店は東京の東にも西にも出現中

話題のパヌレ発祥の店である「Mr.Bakeman Bake&Coffee｣は同じ墨田区内にある｢バナナファクトリー｣の姉妹店。
また行列のできる人気ベーカリー「BEAVER BREAD」は、同店のパンを活かした独創的なメニューを楽しめるカフェ「bouquet」を開店。
東東京だけでなく、不動前にオープンしたもちもちベーグルのお店「BAGEL CHECK」はご近所の人気ピッツェリア「PIZZA CHECK」の姉妹店であったり、横浜の予約困難店「goffo」がジェラート専門店「e piu」をオープンするなど、各地で姉妹店誕生の波が止まりません。

こんな風に自店の特徴を活かしつつ、トレンドをミックスして、新たな挑戦をする個人店が増えています。もともとのお店のファンも、新展開を受け入れてお店を行き来しているようです。

掲載情報：オズマガジン2024年1月号、2023年12月号、11月号、10月号、6月号、5月号、2022年5月号