出版社KADOKAWAが手がける複合施設「ところざわサクラタウン」に、2020年誕生した角川武蔵野ミュージアムは図書館・博物館・美術館が融合した施設。圧巻の本・建築・アニメーションといった充実のコンテンツは1日こもってもまだまだ足りないくらい。さらに隣にはデジタルアートが楽しめる武蔵野樹林パークも。注目の2つのスポットの魅力をお届けします。
角川武蔵野ミュージアム
浴びるように楽しみたい新しい思考や言葉との出会い
出版社KADOKAWAが手がける複合施設「ところざわサクラタウン」に昨年誕生した施設。5階建ての巨大石造建築は、図書館兼美術館である4・5階を中核に、展示室、ショップ、カフェなどが同居。編集者・著述家である松岡正剛が館長を務め、「アニメーション」の語源である“アニマ(魂・心)”が“モーション(動き出す)”する空間を作りあげた。
訪れる人々の扉を開く5.5万冊のワンダーな本の街
「5.5万冊の本が待つ4F エディットタウンは、図書館のようで、博物館でもあり美術館でもある不思議な場所。全体がひとつのアートのように編集された本の世界になっていて、さまざまな角度からの刺激が散らばっています。9つにエリア分けされた本棚は商店街のようで、本好きでなくても興味を惹かれる出会いがあるはず。初めは興味が薄そうだった方が、いつしか夢中になって隣の本、隣の棚へと手を伸ばしている光景も。本棚と地続きに世界中の珍品や標本が並ぶ『荒俣ワンダー秘宝館』があったりと、"なんだこれ? "から始まる奇想天外な時間を楽しんでください」(広報・齋藤さん)
武蔵野樹林パーク
風のように森を抜ける、音色と光に包まれて
「角川武蔵野ミュージアム」に隣接する「東所沢公園」の展示エリア。デジタルアートを駆使したチームラボによる「どんぐりの森の呼応する生命」は、森の中に並ぶ卵形体のどんぐりのひとつが、人に押されたり風に吹かれたりして揺れることで、周辺の個体へ呼応し、音色と光があたりに響き広がる作品。
【OZmallからのお願い】
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※オズマガジン2021年8月号「アートなおでかけ」の記事を一部転載
※掲載店舗などの情報は、取材時と変更になっている場合もございますので、ご了承ください
DATA
- イベント名
- 角川武蔵野ミュージアム(カドカワムサシノミュージアム)
- 住所
- 埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン
- 営業時間
- 10:00 ~ 18:00(17:30最終入館)
金・土曜~ 21:00(20:30最終入館)※最新情報は公式サイトを確認
SACULA DINER/11:00 ~ 21:00(18:00最終入店、金・土曜のみ20:00最終入店)
※カフェエリアは10:00 ~
- 定休日
- 第1・3・5火曜(祝日の場合翌休)
- 交通アクセス
- 東所沢駅より徒歩10分
- 料金
- 1200円~ ※web価格
DATA
- スポット名
- 武蔵野樹林パーク(ムサシノジュリンパーク)
- 住所
- 埼玉県所沢市東所沢和田3-9 東所沢公園内
- 営業時間
- 公園/常時オープン
展示/16:00~21:00
カフェ/11:00~20:00
- 定休日
- 展示/第1・3・5 火曜(祝日の場合翌休)、カフェ/毎週火曜
- 交通アクセス
- 東所沢駅より徒歩9分
- 料金
- チームラボ どんぐりの森の呼応する生命/1000円
金・土・日・祝日/1200円
オズマガジン2021年8月号は「アートなおでかけ」特集
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PHOTO/KAZUHITO MIURA、WRITING/OZ MAGAZINE