キャンプの魅力って?YouTubeで人気を集めるグッピーこずえさんがキャンプの楽しみ方をレクチャー

ここ数年、海や山など大自然を満喫できるキャンプが空前のブーム。一方で、興味はあるけれど、なかなかはじめの一歩が踏み出せないという声も。そこで今回は、30代からキャンプにハマり、YouTubeでキャンプやアウトドアの楽しさを発信しているグッピーこずえさんに、キャンプの魅力や楽しみ方について教えていただきました!

更新日:2023/01/08

キャンプの楽しみ方を教えて!

今回、グッピーさんに教えてもらったのは季節や場所、一緒に行く相手など、シーンごとの楽しみ方。ぜひ参考にしてみて。

屋外でごはんを食べるだけで、ストレスが吹き飛ぶ!

キャンプの楽しさを知ったきっかけを尋ねると「仕事でストレスを抱えていたときに思いついて、ひとりでデイキャンプをしてみたんです」とちょっと意外な解答が。その頃はアウトドアグッズも持っていなかったので、とりあえずシングルバーナーを購入し、自宅からミニサイズのフライパンを持って行ったのだとか。

「お肉屋さんでいろんな部位のお肉をちょっとずつ買って、100円ショップで買った容器にケチャップや柚子胡椒などいろんな調味料を入れて持って行きました。そうしたらこれが楽しくて、おいしくて! 友達とバーベキューをした経験はあったので、外で食べるごはんがおいしいことはわかっていたんですが、ひとりでもこんなに楽しめるなんて思いませんでした」とにっこり。

そのときの様子を動画に撮り、YouTubeチャンネルで配信したところ、視聴回数が伸びたことから、キャンプの魅力を発信しようと決めたそう。

「女性はとくに、ホルモンバランスが崩れて落ち込んだり、感情の起伏が激しくなることがあると思うんです。そんなときに、ちょっとした“非日常”を味わったり、自然のなかでゆっくり過ごすと気分が変わるよ、楽しいよ、ということを共有できたらいいなと思っています」

グッピーさんにとって、キャンプの醍醐味はやっぱり「外でごはんを食べたり、お酒を飲んだりすること」。最近はお子さんと一緒に、野外で生地からピザやうどんをつくることにも挑戦したという。

「外だったら多少汚れても気にならないし、子供も楽しんでいます。キャンプ場まで行くのがちょっとめんどうなときは、近くの河川敷でチェアリングを楽しんでいますよ」

そんなグッピーさんが初めに購入するキャンプギアとしておすすめしているのが椅子とコップ。とくに椅子は重要で、「ネットでも買えるけれど、実際に店頭で座り心地やフィット感を確かめてから購入しましょう!」とのこと。

「お気に入りのコップと椅子があれば、ちょっと気分転換にチェアリングも楽しめます。キャンプギアを一度に揃えようとすると高額になってしまいますが、ひとつずつお気に入りを揃えていくのも楽しいですよ」

季節ごとの楽しみ方

四季の移ろいを体感できるのはキャンプの魅力のひとつ。ここでは春夏秋冬、それぞれの楽しみ方をご紹介。

春キャンプのお楽しみといえば、なんといってもお花見。気候がいい春は比較的荷物が少なく済むので、キャンプ初心者にもおすすめのシーズン。桜が自慢のキャンプ場も多く、“映える”写真が撮れるのはもちろん、なかには夜はライトアップをして夜桜見物が楽しめる場所も。朝晩冷え込むことが多いので、防寒対策はお忘れなく。

夏は海や湖などの付近にあるキャンプ場で水遊びを楽しんだり、夜は花火をしたり。とっておきのビールと、ビールに合うおつまみを持って行けば「言うことなし!」とグッピーさん。
紫外線対策としてはタープが必須。砂浜でもしっかり固定できるペグのほか、屋外用の蚊除けアイテムなどがあると便利。

空気が澄んでいて屋外でも過ごしやすい秋は、キャンプのベストシーズン。山が近い場所なら、紅葉を眺めながらキャンプが楽しめる。
サンマやサツマイモなど、旬の味覚を焼いて味わうのもおすすめ。室内と違って煙のにおいが気にならない点も魅力。

ほかの季節と比べて人が少なく、虫がいないのが冬キャンプの魅力。クリスマスや年越しキャンプを好む人もいるのだとか。寒さをしのぐための準備は必要だけれど、こたつを持ち込んだり、極寒のときはコテージに泊まる方法も。また、雪遊びや鍋物も冬ならではのお楽しみ。前日に仕込んだおでんを持っていけば、現場では温めるだけとお手軽。

ロケーションごとの楽しみ方

山や海など、ロケーションによって楽しみ方もいろいろ。その場所でしか体験できないアクティビティを堪能しよう!

咲き誇る花々や新緑、紅葉など、四季の移ろいを目で楽しむのが山キャンプの醍醐味。登山しながらキャンプをしたり、バックパックひとつで登って絶景写真を撮って楽しむ人も。
広いスペースが確保されていればフリスビーなどで遊んだり、ハンモックを吊るすことも可能。ただし、キャンプ場ごとにルールが異なるので、事前に確認するのを忘れないで。

泳ぐのはもちろん、シュノーケリングやアクアスコープで魚たちを眺めるのもおすすめ。
砂浜では童心に帰ってスイカ割りをしたり、貝殻を拾ったり、砂山でトンネル作りや棒倒しなど楽しみ方はいろいろ。ほかにも釣りや、海の近くは新鮮な魚が手に入りやすいから、近場で獲れたての海の幸を購入してバーベキューをするのも。

川・湖

同じ水場でも、海では出会えない生き物と出会えるのが川や湖の魅力のひとつ。夏場は“天然の冷蔵庫”としてトマトやきゅうり、ビールなどを冷やしても楽しい。アクティビティとしては、渓流釣りや川に飛び込んだり、湖でSUPが体験できるキャンプ場も。

温泉・サウナ

たくさん汗をかいたあとはさっぱりしたいもの。温泉付きのキャンプ場はもちろん、温泉街に近いキャンプ場を選べば日帰り温泉施設を使えるから便利。近年、サウナがブームになっていることもあって、サウナ併設のキャンプ場も登場している。

誰と行くかで変わる楽しみ方

ひとりでマイペースに、パートナーと2人でなど、一緒に行く相手が変われば楽しみ方にも変化が。あなただったら、誰と行く?

ソロキャンプ

好きなときに寝て、自分が食べたいものを作って食べて、お気に入りのキャンプギアに囲まれて過ごして・・・と、とことん自分のペースで楽しめるソロキャンプ。グッピーさんのように“ひとりバーベキュー”を楽しむ人をはじめ、タブレットで映画鑑賞や読書、ワーケーションをしている人も多いそう。

パートナーと2人で

焚き火を眺めながらワインで乾杯したり、ふたりでのんびり星空を眺めたり・・・いつもとは違う、ロマンティックな時間が流れるパートナーとのキャンプ。一緒に料理をするのも楽しいひととき。テレビなど外からの刺激がない分、いつも話さないような深いトークで盛り上がることも。

子供連れファミリー

子供を連れてのキャンプは目が離せなかったり、大変なことも多いけれど、自然のなかでのびのびと走り回る子供の笑顔を見るだけでこちらも思わずハッピーに。
子供の頃に家族で出かけた思い出は大人になっても忘れないもの。家族で過ごす、かけがえのない時間をキャンプでも満喫しよう。

仲間とみんなでワイワイ

気心の知れた仲間とキャンプへ行くときは、料理や飲み物、後片付けなど、それぞれの得意分野に合わせて役割を決めておくとスムーズ。
食べ物は一品ずつ持ち寄ってもOK。また、ダッチオーブンなどで塊肉を焼く、バームクーヘン作りに挑戦するなど、大勢で行くからこそできる楽しみ方も。

今したいのはこんなキャンプ

ソロキャンプからファミリーキャンプまで、キャンプを楽しみ尽くしてきたグッピーこずえさん。去年の冬はコタツキャンプを楽しんだり、常に新しいキャンプの楽しみ方を追求しているグッピーこずえさんが次に気になっているキャンプスタイルとは・・・?

次にやってみたいのは「車中泊」!

グッピーさんがいまもっとも挑戦したいのが、車中泊。しかも、DIYでキャンピングカーを作りたいのだとか。
「キャンピングカーがあれば色んなところに行きやすくなりますし、車中泊って特別感があってちょっとワクワクしますよね。
電車移動では難しい、大型犬を連れてのキャンプもできますし、最近では災害の備えとしてもキャンピングカーの需要が高まっているんですよ」

お話を聞いたのは・・・

©吉本興業

グッピーこずえさん

吉本興業所属。キャンプデビューは30代に入ってから。ストレス解消目的で出かけた“ひとりBBQ”をきっかけにアウトドアの魅力にハマる。2019年に長女を出産してからは、ファミリーキャンプも楽しみのひとつ。YouTubeチャンネル「こずちゃんネル。」では、キャンプ場での過ごし方や、おすすめギアなどの動画を配信中。

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※記事は2023年1月8日(日)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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