メトロミニッツ、東京、港区、さんぽ

カルチャーをたどる港区坂道さんぽ

更新日:2025/02/20

港区は坂道が多い街。江戸時代よりその坂道の近くで人々が暮らし、坂道には名前が付けられ、周辺で独特の文化がはぐくまれてきました。そんな坂道に注目しながら、街めぐりを楽しんでみましょう

【六本木】新進気鋭のアートに触れる坂道さんぽ

メトロミニッツ、六本木、さんぽ
(左)1F「ペロタンストア」は、美術書のほか、ポスターやポストカード、雑貨などが揃う(右)3F「OTA FINE ARTS」の展示風景

ピラミデビル

六本木駅から徒歩3 分の場所にある、12のギャラリーやショップが集結する複合ビル。世界的なギャラリーの日本拠点「ペロタン東京」や、著名作家が所属する「OTAFINE ARTS」、写真集や画集などを扱うアート書店「ペロタンストア」など、さまざまなアートに出会えます。

TEL.ギャラリーごとに異なる 
住所/東京都港区六本木6-6-9 
※営業時間・休業日ともにギャラリーごとに異なる

店長の惠川麗子さん。繊細な木村硝子店のグラスや、ワインのアテも扱う

awai

閑静な路地の奥にあるナチュラルワイン専門店。伝統的な工法で作られた土壁のセラーには、約1000 本のナチュラルワインがずらり。近年注目を集めている東欧のワインの品揃えも充実。店内でおすすめの1杯を味わうこともできるので、0次会としてふらっと訪れるのにもぴったりです。

アワイ
TEL.なし 
住所/東京都港区六本木6-6-2 エスポワール六本木1F 
営業時間/15:00~21:30 土・日14:00~21:00 
定休日/月・火

【麻布十番】ローカルフード指名買い坂道さんぽ

メトロミニッツ、麻布十番、さんぽ
たい焼きは1匹ずつじっくりと焼きあげる「一丁焼き」と呼ばれる製造方法。薄皮のたい焼き200円の中には、8時間かけて炊きあげたあんがぎっしり

浪花家総本店

創業は明治42(1909)年。昭和の大ヒット曲『およげ!たいやきくん』のモデルにもなったたい焼き店。小豆と砂糖、小麦粉のみで作られたたい焼きは、軽く焦げた皮と甘さ控えめのあんが絶妙な組み合わせで飽きのこない味。2階のカフェではたい焼きのほか、焼きそばなどもいただけます。

なにわやそうほんてん 
TEL.03-3583-4975 
住所東京都港区麻布十番1-8-14 
営業時間/11:00~19:00 カフェ10:30~18:00(LO) 
定休日/火・水

三つ葉と海老を丸く揚げたかき揚げ1210円は、さらしな1000円と鉄板コンビ

総本家 更科堀井 麻布十番本店

寛政元(1789)年に創業し、9代続くそばの名店。そばの実の芯の部分のみを用い、白さとほんのりとした甘み、のど越しのよさが特徴のさらしなそばが看板メニュー。旬の食材を使った変わりそばや、自家製粉で作る手打ちそばなども、そばに合わせたつゆで味わえます。

そうほんけ さらしなほりい あざぶじゅうばんてん 
TEL.03-3403-3401 
住所/東京都港区元麻布3-11-4 
営魚時間/11:30~15:30(15:00LO)、17:00~20:30(20:00LO) 土・日・祝11:00~20:30(20:00LO)
定休日/なし

【青山】買い物とデトックスでストレス発散坂道さんぽ

「何屋ですかと聞かれるほど絞らないセレクトがうちらしさです」とスタッフの今村有希さん

NICK WHITE

数十万の名作家具、その向かいにはチープさが愛おしい数百円のチャームやレトロなおもちゃがずらり。この振り幅に店内を回遊してしまうこと必至のインテリアショップです。家具は特に1950 年代のミッドセンチュリー期のものが多いので、気になる人はぜひ訪れて。

ニック ホワイト 
TEL.03-3407-3110 
住所/東京都港区南青山6-3-14-203 
営業時間/12:00~ 19:00 
定休日/不定

(左)男性用浴室には深さ163cm と都内最深級の名物水風呂が。浮遊感が心地よい(右)メインのサウナ室は両サイドにストーブを設置。双方向からの熱でしっかり温まる

サウナ・スパ テルマー湯 西麻布

サウナ、レストラン、ジム、宿泊もOK。まさに都会のオアシスなスパ施設。象徴的な浴室内の壁画からわかるようにテーマはエジプトで、館内や外観の装飾もあいまって、都内とは思えない異国の雰囲気が漂います。そんな非日常な空間にどっぷり浸って整って、
レッツデトックス!

サウナ・スパ テルマーゆ にしあざぶ 
TEL.03-6434-5937 
住所/東京都港区西麻布1-7-2 
営業時間/11:00~翌10:00※浴室利用は11:00~翌9:00 
定休日/なし

PHOTO/YUSUKE SHIRAI,HIROSHI KIYONAGA WRITING/MOYO URASHIMA,HIROTO OKAZAKI
※メトロミニッツ2025年3月号より転載 

※記事は2025年2月20日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります