木更津のガイドブック制作
半年かけてじっくり一緒に雑誌を作ってみませんか?
今年もライターを募集します
編集経験は不問です
東京駅や横浜駅の目の前からバスに乗ってぼんやりと海を見て、ちょっとウトウトしているスキに、木更津駅前にはあっという間に到着しています。昨年から僕は月に1回、多いときは2回、この町を訪れるようになりました。そして、いつしか僕はそこに立つと「帰ってきたなぁ」と感じるくらい、この町の佇まいに安心感を感じるようになりました。早く着いたときは駅前の喫茶店で卵サンドを食べ、仕事が終わった後はお気に入りの中華料理屋でお昼を食べます。そのまま町で仕事をして、ビールを飲んであさり蕎麦を食べてから帰ることもあります。簡単に言うと、僕はこの町のことがとても好きになりました。
木更津という町は、駅前に大きな商業施設もないですし、商店街がにぎわっているわけでもありません。でも無口だけどとても物知りな友達のように、町は通っているうちにだんだんと僕にその奥深さを見せてくれるようになりました。そして町の「おもしろさ」を教えてくれたのは、一緒にこの町のガイドブックを制作した市民ライターのみなさんでした。
きっかけは、メトロミニッツで公募したライターに雑誌作りを教えるという企画で、僕は先生としてこの町に通うようになりました。でも授業でこの町に来て、編集未経験の彼らに雑誌作りのノウハウを教えているうちに、逆に僕は彼らからモノづくりの本質を教えてもらっていました。彼らはみな自分の好きを深掘りし、それを伝えようと必死でした。そして全員がこの町を歩き回りながら好きを形に変えていく姿は、僕にいろいろなことを思い出させてくれました。その情熱から生まれたガイドブックは、あっという間にかなりの人の手に渡ったそうです。
そしてまた、同じく木更津で、2冊目のガイドブックを制作することになりました。今年も夏のおわりから月に1回、この町に雑誌作りの先生としてうかがいます。
結局のところ、僕は「雑誌」を作るという作業が好きなのですね。できあがったものも、それが作られていくプロセスも。そして、それで誰かの日常が少し楽しくなる手伝いができることとか、誰かの本棚に残って、またいつか読み返してもらえることとか、そういう自分の手を離れた先にあるなにかのことが、いとおしいのです。
みなさんと一緒に、そういう心持ちも分かち合えたら嬉しいなと、そんな風に考えています。
メトロミニッツ編集長が雑誌作りを教えます
木更津市のガイドブック編集者を募集!
メトロミニッツ編集長の古川が、半年間かけて雑誌作りのノウハウを伝授。舞台は千葉県木更津市。昨年に続き、この町のガイドブック制作を通じて、編集者としてのスキルが学べます。また、毎回特別講師としてクリエイターのゲストも参加。楽しく編集が体験できます。
■募集要項
・編集の仕事に興味があり、スキルを学んでみたい方
(木更津市出身、千葉県出身者の方、ぜひ)
・自身のSNSアカウントを持ち、積極的に投稿できる方
・月に1回、週末に、JR木更津駅まで来られる方
・料金/無料
・学歴/不問
・応募/下記リンクより
・応募締め切り/2024年7月31日(水)23:59
※応募者が多数の場合は抽選とさせていただきます
※メトロミニッツ2024年8月号より転載