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週末、千葉で。 #チバケーション ~VOL.7 横芝光,山武&九十九里~

千葉、横芝光町、山武市、九十九里町、旅行、旅、トラベル、トリップ、チバケーション

東京から近いのに千葉にはトリップ感があると思いませんか? 海が、まちが、ひとが、別世界で、豊かな時間を刻んでいる感覚。そんな千葉を体験することで感じる心豊かな時間・暮らしを「#チバケーション」といいます。九十九里のほぼ中間にある横芝光町、山武市、九十九里町は、サーフィンや海水浴だけでなくカヤックなど新たなアウトドアツーリズムで注目のエリア。自然とふれあい、土地の恵みを満喫する夏旅へ。

更新日:2024/07/23

【STORY01】五感を癒やす夏の
九十九里リバーサイドトリップ

千葉、横芝光町、山武市、九十九里町、旅行、旅、トラベル、トリップ、チバケーション
太平洋に注ぐ栗山川は、上水道に使われているほど水量が豊か。流れも穏やかで、2020年に始まったカヤック体験は初心者にもやさしい

川も楽しい九十九里の夏休み
冒険いっぱいのワンダーランドへ

夏の九十九里。といえば、誰もが海を思い浮かべるだろう。でも、僕ら家族がもっぱら惹かれているのが“川”だ。

千葉県下2位の流域面積をもつ栗山川(くりやまがわ)でカヤックができることを知って以来、興味津々だった。河口に位置する横芝光町(よこしばひかりまち)を中心に、周辺地域がアウトドアブランド「モンベル」と連携し、「フレンドエリア九十九里」としてアウトドアツーリズムを盛り上げているのだ。

都心から車で約1時間30分。朝9時からスタートするカヤック体験に、妻と中学生の娘と3人で参加する。主宰の『よこぴか倶楽部』は、地域を愛するメンバーが集うガイド集団。自然いっぱいの環境で子育てがしたくて横芝光町に移住したという、熟練ガイドの鈴木直人(すずきなおと)さんが本日のレクチャー係だ。

いざ漕ぎ始めると、水の流れをほとんど感じないほどゆるやかで、波ひとつない水面をすべるように進んでいく。青い空を映す川面に白い雲、そして岸辺の緑。水音に鳥の声が重なる。

「ほら、あそこにカワウがいるでしょ? 今から潜って魚を獲りに行くんだよ」と直人さん。生き物が好きな娘は、目を輝かせながら見入っていた。

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スパイスたっぷり梨カレーは千葉県産落花生が隠し味のクリーミーなおいしさ。スープとサラダ、ドリンクがついて1210円。特製梨ジンジャー440円はすっきり爽快なのどごし

カヤック体験を終えて空腹の僕らが向かった『コミュニティCAFE & 農家のキッチンLABO FARM TO・・・』は、地元生産者が手がける農園カフェだ。

千葉県は全国1位の生産量を誇る梨の名産地。農園で採れた梨の果汁だけで仕上げる無加水のカレーは、コクがあってまろやか。香り高いスパイス使いが絶妙で後を引く。

ホットドックは、横芝光町出身で、近代日本にハム・ソーセージを広めた大木市蔵(おおきいちぞう)のレシピを活かしたソーセージを使用。これもぺろりと完食。

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鈴木茂さんのイチオシは、横芝光町の梅の名所・坂田城跡梅林の梅を使って吉野酒造(千葉県勝浦市)が醸した「純米大吟醸仕込 うめ酒」1750円(左端) 

宿に向かう前に横芝駅前の情報発信施設『ヨリドコロ』に寄り道。横芝光町観光まちづくり協会事務局長の鈴木茂(すずきしげる)さんが案内してくれた。

「特に若い人が元気な町です。最近は農業関連の起業が活発で、業績も伸びています」と茂さん。そうした若者たちの産品をここで買えるのもうれしい。

晩酌用に、横芝光町特産の梅を使った「純米大吟醸仕込 うめ酒」を購入した。

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海に近いイノセンスリゾートの敷地内には、ラグジュアリーな一軒家のスイートコテージや、ガーデンスイートドームなど9棟の施設が揃う

宿泊は、山武(さんむ)市のグランピング施設『イノセンスリゾート ~in千葉レゾール~』。バーベキューを楽しんだあとに梅酒を味わう。ふくよかなお米のうまみを引き立てる清々しい梅の香り。

家族一緒に焚き火を囲んで談笑にふける、忘れられない夜の格別な一杯だ。

【SPOT紹介01】訪れたのはこちら!

左/保護者同伴で、自身で乗船・下船ができれば小学校1年生から参加できる 右上/インストラクターの鈴木直人さん。カヤックの組み立てから始まる講習タイムも笑顔がいっぱいの和やかなムード。「カヤック後は近くのペンションで露天風呂を楽しんでください!」 右下/半日コースでは2時間ほど川に出る。濡れてもいい服装だと安心。日焼け対策もお忘れなく

【01】よこぴか倶楽部

9月から12月にかけて計6回行われる半日コースのカヤック体験は、町が千葉大学と協働し、栗山川の魅力を再発見するなかで誕生した人気のアクティビティ。水流の穏やかな栗山川は初心者向きで、ライフジャケットの着用方法から基本のパドル操作まで丁寧に教えてくれるので安心。ガイドの鈴木直人さんは8年前に県外から移住し、児童福祉の分野で働く。「初めて横芝光町を訪れた際に子どもがはつらつと挨拶してくれて、活気ある姿に惹かれました」

よこぴか倶楽部
TEL.0479-74-8585(横芝光町観光まちづくり協会内)
住所/千葉県山武郡横芝光町横芝1355-2
料金/1名8800円
※要予約。開催日や申込方法など詳細はモンベル公式WEBサイトから
よこぴか倶楽部 WEB
モンベル公式 WEB

左上/梨と甘酒のミルクスムージー550円 右上/大木式ホットドッグ825円(手前)は甘酒やブルーベリー風味など4種のマスタードがアクセント 左下/お店の相向かいには梨農園の加工場も 右下/梨ジャムロシアンティー(奥、550円)はミント、チャイ、バニラと3種のフレーバーの梨ジャムから1種を選べる。自家製の梨のシャーベット330円はさっぱりしつつ梨の風味が豊か

【02】コミュニティCAFE&農家のキッチンLABO FARM TO・・・

地域の農産物に手間ひまかけた繊細な味が楽しめるカフェ&レストラン。「2016年の台風で大きな被害を受けたことをきっかけに、外部の支援に頼らずに自立するとともに、周りの農家もサポートできる仕組みを作りたかったんです」と話すのは、オーナーで、『梨工房城山みのり園』園主の實川勝之(じつかわかつゆき)さん。翌年オープンしたこちらは加工施設の機能も有し、たとえば農家は出荷できない傷のついた梨を少量から加工品にできて、飲食店や食品メーカーは実験的に商品開発に取り組める。それで「コミュニティ」「LABO」と店名に。夏はフレッシュな梨のスイーツが評判。

コミュニティCAFE&農家のキッチンLABO FARM TO・・・
TEL.0479-71-1244 
住所/千葉県山武郡横芝光町坂田426-1
営業時間/11:00~15:00
定休日/水・日
FARM TO... Instagram
FARM TO... WEB

左上・左下/駅から流れる人を迎え入れるモダンな外観。ロゴは東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムを手がけた野老朝雄さんがデザイン 右上/案内してくれた鈴木茂さん。左上のぬいぐるみは横芝光町のマスコットキャラクター「よこぴー」 右下/地元のナミキアイス工房が作る「天空の梅」アイス270円も人気。梅酒やアイスには、坂田城跡梅林で横芝光町観光まちづくり協会が管理している梅の木で採れた果実を利用

【03】横芝駅前情報交流館「ヨリドコロ」

栗山川のカヤック体験をはじめとする観光情報の案内・予約受付のほか、移住の相談にも乗ってくれる。「整備されたばかりの川沿いのサイクリングロードもおすすめ」と事務局長の鈴木茂さん。レンタサイクル4時間300円~。クロスバイク1日2000円。特産品やおみやげが揃う1階併設のカフェと2階の多目的スペースには、電車やバスを待つ間に勉強する学生やくつろぐ住民の姿も。第3日曜日の朝8時30分からはマルシェも開催。地元の野菜や手作りのお菓子、魚の特売などに大勢の人が集まるそう。

横芝駅前情報交流館「ヨリドコロ」
TEL.0479-74-8585
住所/千葉県山武郡横芝光町横芝1355-2
オープン時間/総合案内9:00~18:00 待合所8:00~20:00
定休日/無休(年末年始除く)
ヨリドコロ Instagram
ヨリドコロ WEB

左上/広々としたガーデンスイートドームの室内 右上/焚き火のそばの晩酌タイムは格別 左下/ガーデンスイートドームのほかに、スイートコテージやペット同伴可能なドッグコテージ、ノルテントなど、ひとり旅から大人数での貸切パーティーまで希望の滞在スタイルに合わせて選べる 右下/肉も魚介も盛りだくさんのグランピングBBQ 6000円。飯盒で炊くごはんも最高のごちそう 

【04】イノセンスリゾート~in千葉レゾール~

芝生の上に白壁のコテージやドームテントが並び、海辺のリゾートの雰囲気たっぷり。道路を挟んで真向かいに蓮沼海浜公園が広がり、九十九里の海まで歩いて行ける立地。夕食には、ハマグリやソーセージ、野菜など地元の食材がセットになったバーベキューを楽しめる。水風呂を備えたテントサウナガーデンも用意されていて、開放的な外気浴が最高(1セット90分 定価12000円。宿泊者の場合はお得な特別料金有り)。

イノセンスリゾート~in千葉レゾール~
TEL.0475-71-3777
MAIL. resort-resol@innocence-design.com 
住所/千葉県山武市蓮沼ハ4159
チェックイン/15:00~
料金/ガーデンスイートドーム1棟5名利用・大人1名11300 円~
イノセンスリゾート~in千葉レゾール~ WEB

【STORY02】心も身体もリフレッシュ!
九十九里の絶景と自然の恵みを堪能

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片貝中央海岸で夏の間に開催されるサンライズビーチヨガ。朝日に包まれてリフレッシュ!

朝日を浴びるビーチヨガと
千葉づくしのイタリアンに感動

まだ暗い早朝、娘を宿に残したまま片貝中央海岸へ。『サンライズビーチヨガ』に参加するためだ。

波音がBGM。マット越しに砂浜の感触が伝わる。「太陽礼拝」というポーズの途中、直立して手を合わせた瞬間、インストラクターの市東恵美(しとうめぐみ)さんから「目を閉じて」と声がかかった。まぶたの裏側がだんだんとオレンジ色に染まり、体が温かくなる。太陽が昇った。「生まれ直した感じ・・・」と妻がつぶやく。

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5月下旬のある1日のコースから抜粋して紹介。左上/九十九里産のスミイカのスミを練り込んだクロスティーニ(トーストの一種)に千葉県産のモッツァレラチーズとスミイカの肝あえを添えたもの 右上/自家製の生ハムとモルタデッラ。山武市産のジャージー牛と地元で獲れたシカ肉を使用 左中/九十九里産ぜんな(ハマグリの稚貝)のうまみをたっぷりまとった勝浦産ウニのフェデリーニ 右中/カサゴのボリートとジャージー牛のセンマイ 左下/地元産天然ウナギの白焼きとオルゾット(大麦のリゾット)には、九十九里の海水を煮詰めた自家製の塩を添えて 右下/九十九里産天然イセエビの炭火焼きは足やヒゲ(触角)の肉も余すことなく一皿に

旅の締めくくりは、全国から美食家が訪れる『Restaurant Ushimaru』。

地産地消を超えた“千産千消”のイタリアンは肉、魚、野菜だけでなく、小麦粉も匝瑳(そうさ)市産、キノコも山武市産と千葉づくし。打矢健(うちやけん)シェフが野山に入って採取する食材も多いそう。オーナーの鈴木敦子(すずきあつこ)さん、夫でソムリエの鈴木治人(すずきはるひと)さん、そして打矢シェフが三人四脚で築き上げた“美食の王国”だと思った。

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左上・左中/匝瑳市産の地粉のパスタ。打矢シェフが自ら採ってきたアカヤマドリダケの濃厚なうまみが絶品。調理前の食材を席まで運んで紹介するプレゼンテーションも楽しい 右上・右中/庭で摘んだばかりのハーブを食後のお茶に。ドルチェは山武市産のフレッシュな牛乳を使ったヨーグルトとアイスクリーム。レストランのある山武市は酪農が盛んで、オーナーの鈴木敦子さんの実家も酪農を営んでいたことから店名も「Ushimaru」に 左下・右下/やわらかな光が注ぐ店内。建物の梁には特産の山武杉が使われているそう。うつわやインテリアの多くは、九十九里のガラスブランド『Sghr スガハラ』のもの

「このスタイルにたどり着いて15年超。地元の食材の豊かさに私たち自身が日々驚いています」と敦子さん。

感動したのが、九十九里の海水でカサゴを煮た「ボリート」。淡いうまみをもつ白身が海のミネラルの風味をまとう。土地の滋味が体に染み込むおいしさだった。

食後のハーブティーを飲みながら、打矢シェフの話を思い出したのか、「次は魚釣りもいいなぁ。キノコ狩りも楽しそう」と娘。ここでの暮らしを想像してみる。毎日が冒険のような気がした。

【SPOT紹介02】訪れたのはこちら!

左上・右上/サンライズビーチヨガは、「戦士」や「船」といったポーズを中心に老若男女だれもが挑戦しやすい内容で展開。日の出前から始まり、刻々と変化する空の色を感じながらポーズを取っていく 左下/市東さんはビーチヨガの第一人者。後進のインストラクター育成にも熱心 右下/レッスンの終了時にはすっかり朝に。真新しい気持ちで1日を迎えることができそう!

【05】サンライズビーチヨガ

「見渡す限りの海と砂浜が広がる、ここでやったらどう? と近所の漁師さんに言われたことが発端」とほほ笑むのは、主宰で、日本ビーチヨガ協会 理事の市東恵美(しとうめぐみ)さん。今年で15年、参加者には未就学児を連れたファミリーや80代の夫妻も。九十九里の雄大な自然を体感する約60分のレッスン後には、思わず涙があふれる人もいるそう。2024年は7月下旬~9月上旬の日曜日に開催(計6回)。予約不要、日の出の30分前に集合し、終了後にビーチクリーンも実施。

サンライズビーチヨガ
TEL.090-7416-6710
住所/千葉県山武郡九十九里町片貝地先
料金/大人1 名1500円
※開催日など詳細は公式WEBまたは日本ビーチヨガ協会Instagramをご確認ください
megumiYOGA WEB
日本ビーチヨガ協会 Instagram

左上/右から打矢健さん、鈴木治人さんと鈴木敦子さん 左下/庭園の中の一軒家レストラン。庭から摘みたてのハーブティーも絶品 右/この日のメインは山武市産ジャージー牛のシンタマと山武市産九十九里オーシャンスタービーフのイチボを炭火焼きに。フォカッチャは匝瑳市産の小麦粉と、九十九里の海洋深層水から作った自家製の塩が決め手

【06】Restaurant Ushimaru

「キノコをはじめとする豊富な食材に魅了されて、休日も食材探しに出かけるほど(笑)。余計なことはせず最短距離でおいしさを届ける料理を心がけています」と打矢健シェフ。日々野山を巡回する打矢シェフの食材探しブログも必見! その日に手に入る最高の食材を活かした料理を提供するため、メニューもライブ感あふれる構成に。コースはデザートや食後のお茶菓子まで含めて13 皿前後になる。自然派ワインや日本酒、お茶などを合わせるペアリングも秀逸(12800円、ノンアルコール7800円)。

Restaurant Ushimaru(レストラン ウシマル)
TEL.0479-86-1222
住所/千葉県山武市松尾町木刀1307-2
営業時間/12:00~、18:00 ~ ※一斉スタート
定休日/水・木、月2回ほど火不定休 
料金/15000円のコースのみ(税サ込)
※要予約。予約は専用予約サイトから
※打矢健シェフの食材日誌ブログは公式WEBからご覧いただけます
専用予約サイト
Restaurant Ushimaru WEB

INFORMATION
#チバケーション
千葉を体験することで感じる心豊かな時間・暮らし

都心から近いのに、風景も食もひとも、すべてが新鮮で心に響く。そんな千葉を体験することで感じる心豊かな時間・暮らしを伝えて、みんなでシェアするためのキーワードが、「#チバケーション」です。
#チバケーションは、千葉を旅して遊ぶことはもちろん、買い物をしたり、その味覚を楽しんだり。買って帰ったものを家で愛で、味わう・・・、あとに続く余韻の時間も含みます。ワーケーションや二地域居住、移住や定住もそのひとつ。さまざまな#チバケーションのかたちを紹介しています。

Photo:FUMINARI YOSHITSUGU Text: ATSUSHI SATO

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※記事は2024年7月23日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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