ワインが飲めるだけではなく、造り手たちと直接触れ合い、地元の食材が楽しめる。毎月のように全国で行われているワインのイベントは日本ワインを飲む絶好の機会です。
産地に出かけて、ワイン片手に
造り手と、仲間と、語らう
最近、全国で急増中の日本ワインのイベント。普段はワイナリーや畑で汗水流している造り手たちも、この日ばかりは会場に集結、飲み手たちとの交流を楽しみます。北海道から九州まで、大小さまざまなイベントが年間40回以上開催され、今とても盛り上がっています。
山形県上山市で7月1日に開催された山形ワインバルもそのひとつ。主催は、山形ワインバル実行委員会(上山市、一般社団法人上山市観光物産協会、かみのやま温泉旅館組合などがメンバー)。
2014年に始まり、今年10年目を迎えました。当初は、10生産者のみのスタートでしたが、今年は東北を中心とした47社もの造り手が出店。過去最大の3800人が参加しました。
参加者はワイングラスの入ったグラスホルダーを首から下げて生産者のブースを回り、次々とワインを楽しみます。ワインの数はなんと230アイテム以上。日本ワインを飲みながら、造り手と語らう人の輪が広がっていました。
また、驚いたのは参加者の約7割が県外からの参加ということ。このように地方のワインイベントを目的として旅をする人も増えています。この秋はぜひイベントをめざして出かけてみませんか?
〈山形県・上山市〉 山形ワインバル
タケダワイナリー、酒井ワイナリー、DROPなど、東北のワイナリーを中心に47生産者がブースを構えるイベント。5つの会場を回り、ワインを楽しむ
●会場/上山城周辺
●参加ワイナリー/47社
●来場者数/3800人
●2024年開催日/ 5月11日(土)
PHOTO/MASAHIRO SHIMAZAKI WRITING/MIYUKI KATORI
※メトロミニッツ2023年11月号より転載