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週末、千葉で。 #チバケーション ~VOL.4 九十九里~
東京から近いのに千葉にはトリップ感があると思いませんか? 海が、まちが、ひとが、別世界で、豊かな時間を刻んでいる感覚。そんな千葉を体験することで感じる心豊かな時間・暮らしを「#チバケーション」といいます。今回の舞台は、千葉県・九十九里エリア。豊かな自然に惹かれてお洒落な移住者が増加中。素敵なカフェやクラフト工房、夕暮れの海辺を乗馬できる絶景スポットも! まだ見ぬ九十九里へ出かけよう。
更新日:2024/11/21
【STORY01】豊かな自然と美しい手仕事、心躍る体験と出会う旅へ
海風が似合うコーヒーと砂浜の乗馬!
モノづくりの心にふれる九十九里へ
最近、九十九里の印象が僕のなかで変わった。移住者が増えて、カルチャー感度が高い人が集まり、おしゃれな店も増加。モノづくりも盛んだという。それで、彼女を誘って週末旅に出かけた。
東京から車で約1時間、高速の出口を降りてまず訪れたのは、九十九里に魅せられた俳優の坂口憲二さんが焙煎士を務める『THE RISING SUN COFFEE大網店』だ。白を基調とした店内の片隅にはサーフボード。迎えてくれたスタッフの笑顔がみな爽やかだ。
「焙煎所があるのは海から3分の場所です。坂口さんと『今日の波、よさそうじゃない?』となったら、まずはサーフィン。波待ちで浮かんでいるときに打ち合わせもします」とヘッドバリスタの成澤敬介(なるさわけいすけ)さん。開店時間がゆっくりなのは「スタッフに朝に海へ行ってほしい」という思いから。自然と調和したワークスタイルなのだ。
九十九里のモノづくりといえば都内にショップもあり、気になっていた『菅原工芸硝子』。工房にはカフェとファクトリーショップもあり、緑も豊かだ。
「東京の下町で創業した祖父が花見で近隣を訪れ、美しい桜に魅せられて、60年ほど前に移転しました。敷地にたくさん桜を植えています」と、代表の菅原裕輔(すがはらゆうすけ)さん。手作りのガラス製品を高い精度で生産するメーカーであり、ガラス職人が中心となりデザインを担う。商品点数は4000にも上る。
工房を特別に見学させてもらうと、広いフロアの真ん中には溶解炉があり、20人近い職人がきびきびと動き回っていた。優れた技術を持つ職人のみが認定を受ける「江戸硝子」の伝統工芸士が6人も在籍し、駆使される技法も多種多様。基本となるのは竿と呼ばれる鉄パイプの先に高温のガラスを巻き取り、息を吹き込み、ガラスが垂れないよう手で回しながら成形する工程だ。模様を付けたあと、型に息を吹き込んで膨らませる繊細な手仕事に見入る。
秋には工房の敷地でクラフトマーケット「くらしずく」が開催されるという。6回目の今年は、全国から70組のクラフト作家が集結し、飲食店も県内30店が出店する予定と聞いて、再訪しようと彼女と約束した。ショップでは名作グラス「煌(きらめき)」を購入。使うたびに今日のことを思い出し、愛着が増す気がした。
【SPOT紹介01】訪れたのはこちら!
【大網白里市】THE RISING SUN COFFEE 大網店
成澤敬介さんが講師をしていたコーヒーのセミナーで、坂口憲二さんと出会ったことがきっかけ。シグネチャーの「アフターサーフブレンド」は、海から上がったあとに飲むコーヒーをイメージ。深煎りでコクがあり、ナッツのような風味も。「ほかにガツンと来る『ワイプアウトブレンド』など、コンセプトを先に思い描き、味を設計するのが僕らの定番です」と成澤さん
ザ ライジング サン コーヒー おおあみてん
TEL/なし
住所/千葉県大網白里市駒込179-10
営業時間/11:00~18:00、土・日・祝10:00~18:00
定休日/不定休
THE RISING SUN COFFEE 大綱店Instagram
【九十九里町】サンシャインステーブルス
30年以上の歴史がある乗馬クラブ。オーナーの川島哲郎(かわしまてつろう)さんがアメリカで選び抜いた、しっかりとトレーニングを受けているアメリカンクォーターホースでの乗馬体験は、安定感のある乗り心地で、不安を感じることなく楽しめた。騎乗する際に大事なのは馬に伝えたい指示を、手綱と脚を使って示すこと。できるようになるまで指導員が繰り返し熱心に教えてくれたのもうれしい
サンシャインステーブルス
TEL/[代表]0475-76-1671 [レストラン ザ・マベリック]0475-76-9377
住所/千葉県山武郡九十九里町作田5610
営業時間/9:00 ~日没 [レストラン ザ・マベリック]10:00 ~ 18:00(17:30LO)
定休日/無休(臨時休業あり) [レストラン ザ・マベリック]月
サンシャインステーブルスHP
【九十九里町】菅原工芸硝子
工房内の室温は真夏には40℃近くまで上昇し、サウナのような熱気。竿の先の高温のガラス玉を丹念にチェックする職人の仕事は、ガラスと会話しているようにも見えた。「暮らしのなかで使えるガラスが唯一のテーマで、あとは自由。海や木など九十九里の豊かな自然からモチーフを選ぶ職人もいます」と菅原裕輔さん。社員有志からデザインを募るのもユニーク。ガラス制作体験は7月に再開予定
すがはらこうげいがらす
TEL/[ファクトリーショップ]0475-67-1021 [Sghr カフェ]0475-67-1020
住所/千葉県山武郡九十九里町藤下797
営業時間/[ファクトリーショップ]9:30~17:30 [Sghr カフェ]10:00~18:00(17:30LO)
定休日/[ファクトリーショップ][Sghr カフェ]ともに年末年始休・臨時休業あり
菅原工芸硝子HP
【STORY02】世界に一足のオーダーシューズと星降る夜に大興奮!
やわらかな雰囲気に包まれた靴工房へ
グランピングで満天の星空に感動!
木々に囲まれた『小高善和靴工房』へ。小高善和(おだかよしかず)さんはオーダーメイドの革靴を作るかたわら、「くつつくりカフェ」と名付けた教室を主宰する。参加者には、自分の靴だけでなく家族や友人の靴やバッグを作る人も多いそうだ。
「靴を通じて、地域の人とつながりながら暮らす生活に憧れて、12年前に始めました。『故郷で地に根を張りなさい』という師匠の言葉が胸にあります」と微笑む。
『BUB RESORT -Chosei Village-』を宿泊先に選んだのは、夕日と星空の美しさに心打たれ、ここに住み続けることを決めたという小高さんの言葉に惹かれたからだけど、大正解だった。
【SPOT紹介02】訪れたのはこちら!
【白子町】小高善和靴工房
小高善和さんは手作り靴教室の先駆者である、モゲ・ワークショップ主宰の勝見茂(かつみしげる)さん(故人)に靴作りを学び、10代を過ごした白子町に工房を開いた。自分でもできるかも、と思ってもらえるように「くつつくりカフェ」というやわらかな名前に。「猪革を利用した『チバレザー』を使った靴の製作が、僕の次の目標」と小高さん。
おだかよしかずくつこうぼう
TEL/080-4448-0156
住所/千葉県長生郡白子町驚156
営業時間/10:00~18:00 ※要事前予約
定休日/月・火・日
問い合わせ/wonderfulsurf@gmail.com
小高善和靴工房Instagram
【長生村】BUB RESORT -Chosei Village-
廃校を利用した、ファミリーに人気のグランピング施設。スターウォッチングやクラフトなどのアクティビティは、おとなも夢中になれる。「周りに高い建物がなく星空がよく見えます。僕は山登りが趣味ですが山頂よりすごいかも」と支配人の水野ペインチャールズ日向太(ひなた)さん。地元食材をふんだんに使うBBQや地酒が豊富なフリードリンクも名物だ。
バブリゾート チョウセイ ヴィレッジ
TEL/0475-36-7770
住所/千葉県長生郡長生村金田2811
営業時間/チェックイン13:30 チェックアウト10:30
定休日/無休
BUB RESORT -Chosei Village- HP
【STORY03】ここの暮らしを心から愛する移住者の声に耳を傾けて
古民家カフェ店主の自然体の暮らし
体をいたわる薬膳カレーも満喫!
翌日は野菜薬膳料理のカフェ『fato.』へ。店主の相原(あいはら)さん一家が都内から移住した動機のひとつが、九十九里の海。
「私はボディボード、夫はサーフィンに熱中していて、仕込み前にパッと海に向かうこともあります。ここでの暮らしは仕事に遊びに、体ごと没頭している感覚です」と調理担当の智子(ともこ)さん。
酵母かすで畑の土を耕し野菜を育て、「FATO BUS FES.」というイベントも年1回ペースで手がける。「飲食や雑貨店などが集まり、ライブも楽しめるフェスです。出店者と一緒に翌日、県内観光するのも楽しみで」と夫の隆司(たかし)さん。
この旅で会った人はみなオンもオフも全力で満喫していて、まさに「満ち足りてる」という感じ。それって理想的だよね? 彼女と話しつつ帰路についた。
【SPOT紹介03】訪れたのはこちら!
【長生村】fato.
名物の5季の養生カレーには畑の野菜もたっぷり。四季に梅雨を加えた5つの季節の体を思い、「梅雨のイエローカレーはカボチャやひよこ豆などを使って弱りがちな胃をいたわります」と相原智子さん。漢方養生士/薬膳マイスターの資格を取ったのは、野菜本来のおいしさを活かしたかったからだそう。「FATO BUS FES.」には幡ヶ谷のスイーツショップ『サンデーベイクショップ』など全国から人気店が集う。
ファト
TEL/なし
住所/千葉県長生郡長生村一松丁174
営業時間/11:00 ~ 15:00(14:15LO)
定休日/木・金
fato. Instagram
INFORMATION
#チバケーション
千葉を体験することで感じる心豊かな時間・暮らし
都心から近いのに、風景も食もひとも、すべてが新鮮で心に響く。そんな千葉を体験することで感じる心豊かな時間・暮らしを伝えて、みんなでシェアするためのキーワードが、「#チバケーション」です。
#チバケーションは、千葉を旅して遊ぶことはもちろん、買い物をしたり、その味覚を楽しんだり。買って帰ったものを家で愛で、味わう・・・、あとに続く余韻の時間も含みます。ワーケーションや二地域居住、移住や定住もそのひとつ。さまざまな#チバケーションのかたちを紹介しています。
Photo:TAKANORI SASAKI Text: ATSUSHI SATO