オズモール、旅行、石川県加賀市

独自のカルチャーが発展中!文豪が愛した温泉地・加賀温泉郷/石川県・加賀市

更新日:2023/04/20

編集部に届いた1通の手紙から、ローカルに暮らすあの人が教えてくれた、その町のいいもの・いいことを編集部が訪ねてみる話。今回は文豪に愛された温泉地・加賀温泉郷を有する石川県加賀市へ。編集部スズキが町を訪ね、お返事をしたためました。加賀カルチャーが交差する町のいい場所もご紹介。

画像/山中温泉「花紫」の茶房でいただく、和のアフタヌーンティー

オズモール、旅行、石川県加賀市

石川県加賀市「旅と日常が混ざりあう温泉の町」

山代、山中、片山津と3つの温泉に囲まれる加賀温泉郷。古くより、個性豊かな文化が旅人たちによってもたらされてきた地域です。加賀の魅力は、伝統的な文化継承に留まらず、地元の人たちが愛と好奇心をもって独自のカルチャーを育てているところ。掘れば掘るほどおもしろい加賀。春を迎えた今、ぜひお待ちしています!(加賀市移住7年目の山田さんより)

拝啓、山田さんへ

桜の季節があっという間に過ぎ、早くも初夏のような陽気を感じる日がちらほら。加賀はどんな様子でしょうか? 瞬く間に季節が過ぎて行き、金沢駅で鼓門をくぐったあの日が遠い昔のように感じられます。

さて、このたびは素敵なお手紙をありがとうございました。松尾芭蕉が長期滞在をし、文豪も足繁く通ったという加賀温泉郷。ちょうど私の中で純文学ブームが到来しておりましたので、なんとも嬉しいお誘いでした。いそいそと北陸新幹線に乗り込み、まずは一路金沢駅へ。金沢から1時間ほど車を走らせると、あっという間に加賀温泉郷に到着です。

1300年の歴史を持つ加賀温泉郷。長い歴史の中にありながらも、老舗温泉宿が多彩な日本食材で仕立てる和のアフタヌーンティーや、暮らしに溶け込む九谷焼、地元生産者と作るネオ加賀土産など、新たな楽しみが生まれ、今なお進化を続けているようでした。さすが掘れば掘るほどおもしろい・・・。2024年に加賀温泉郷駅まで北陸新幹線が延伸したら、加賀通いを始めてしまう予感がするので待ち遠しいです。  敬具

編集部が現地で訪ねた、石川県加賀市のいいところ

【RECOMMENDED SPOT_1】月月

カジュアル工藝とウェルネスのお店。100%天然の植物線香を加賀土産に。秘密の和室で瞑想体験も

【RECOMMENDED SPOT_2】おんせん図書館みかん

みんなで作る“未完”の小さな図書館。本棚それぞれにオーナーがおり、好きな小説や漫画を貸出

【RECOMMENDED SPOT_3】石川県九谷焼美術館/茶房古九谷

1階の美術館で九谷焼の貴重な名品を愛で、2階のギャラリー併設茶房で加賀茶とお菓子を楽しむ

【RECOMMENDED SPOT_4】Sea Side Cafe うみぼうず

居心地のよさとカオスが同居する、海辺の不思議な自家焙煎珈琲専門店。大判焼きとコーヒーの相性が抜群

【RECOMMENDED SPOT_5】山中温泉 花紫

鶴仙渓を望む老舗温泉宿。館内には、九谷焼や山中漆器など工芸品が揃うショップやギャラリーも

PHOTO/MANABU SANO
※メトロミニッツ2023年5月号「拝啓、あなたの町から」より転載

※記事は2023年4月20日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります