高品質と名高い「旭川家具」の約3割を生産する北海道東川町。町内には、ショールーム併設の家具メーカーや工房が点在するほか、地元の家具を取り入れた飲食店や宿泊施設なども充実していて、椅子を巡る町歩きも楽しい。この記事では、メイドイン東川の椅子に座れる東川町の特等席とも言えるスポットをご紹介します
せんとぴゅあⅠ･Ⅱ
旧東川小学校を活用した複合交流施設。約7万5000冊を所蔵できる図書スペースには東川で作られた椅子や北欧の名作椅子が備えられ、好きな椅子で読書できます。織田コレクションを展示する家具デザインアーカイブスも。
higashikawa style cafe Zen
1階にカフェ、2階にコワーキングスペースを備えたこちら。店内には東川町の木工事業所6 社による椅子やテーブルがレイアウトされています。ランチやお茶をしたり、旅の合間にワークしたり、使い勝手のよさも魅力的。
DATA
ヒガシカワ スタイル カフェ ゼン
TEL.0166-74-8820
住所／北海道上川郡東川町南町3-3-2
営業時間／10:30～16:30
定休日／火
SONOまんま
横浜市から移住してきた芝 園さんが営む店。店内には、旬の食材を使った多彩な惣菜がずらり。この春からはパンも販売される予定です。設計、内装は北の住まい設計社が担当。テーブル＆椅子もすべて同社によるもの。
旭岳ビジターセンター
旭岳ロープウェイ山麓駅の近くにあるこの施設では旭岳にまつわるさまざまな情報を発信。天井が高く、開放感たっぷりの館内には4つの工房による椅子とテーブルをセット。ひと息つきつつ、旭岳の情報をチェックしよう。
andon
焼肉れすとらん雪洞に隣接、2022年11月オープンの宿泊施設。3棟あるメゾネットタイプの客室は内装を東川町の3つの家具工房（木と暮らしの工房、アートクラフト バウ工房、WOODWORK）がフルオーダーメイド。キッチンをはじめ、暮らすための設備も整い、長期滞在にも。
旬彩 ちば食堂
店主は東京で料理の経験を積んだ、旭川市出身の千葉克俊さん。地元の食材を中心に取り入れた季節色豊かな品々が揃います。店舗設計は「北の住まい設計社」。同社の椅子やテーブルもあり、居心地のいい空間が広がります。
DATA
しゅんさい ちばしょくどう
TEL.0166-56-7713
住所／北海道上川郡東川町南町1-6-2
営業時間／11:30～14:00、17:30～22:00（21:30LO）
定休日／月 ※不定休あり
pagewood
山の豊かな自然に抱かれたブックカフェ。絵本、児童書が中心ですが、大人が読んでもグッとくる作品も多数。窓辺の席で風景を楽しみながら読書していると、ほっと和める時間が過ごせます。本は購入することも可能。
東川暮らし体験館
2号館は3DK、3号館は2LDKを4室ずつ備えた滞在施設。東川町のふるさと納税返礼品として宿泊できます。室内は大雪木工（画像）など東川町の木工所の家具でコーディネート。旭川家具を暮らす気分で体験して。
DATA
ひがしかわくらしたいけんかん
TEL.0166-73-4666（東川スタイル課）
住所／北海道上川郡東川町西町3-8-13（2号館）、北海道上川郡東川町西町3-9-18（3号館）
PHOTO／MANABU SANO WRITING／MIE NAKAMURA(JAM SESSION)
※メトロミニッツ2023年5月号特集「座り心地のいい町」より転載
